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【海外進学】高校の成績証明書の取得とアポスティーユを付ける方法

海外の大学に正規入学をする方は、ほとんどと言っていいほど、どこの国の大学に入るのにも高校の卒業証明書と成績証明書の提出が必須条件となってきます

それに加え、国の制度にもよりますが、行く国によっては、高校の卒業証明書と成績証明書にアポスティーユの取得も求められることがあります

日本の大学に進学する際は、基本的に出願して入試を受けるというのが一般的な大学への進学の仕方となりますが(推薦入試を除き)、海外の大学では、国、大学によって大学の入学過程は様々です。

入試テストを受けるところもあれば、高校の成績表だけで合否を評価されるところもありますし、または推薦状が必要になってきたり、Motivational Letter(なぜその大学に入りたいかを記述するエッセイのようなもの)、IELTS又はTOEFLのスコアなど、大学から指定される入学条件の基準は色々です。

海外の各大学の入学条件、手続き等については、このブログサイト内でこれから少しずつ記事にまとめてアップしていきます。

今回の記事では、海外の大学の多くで必要とされる、高校の卒業証明書と成績証明書の取得方法、そして学校から取得した書類にアポスティーユを付ける方法について詳しく紹介していきます!

 

【海外の大学出願に必要とされる書類】

まず日本でも同じですが、海外の大学に出願する際、自分は高校を卒業したという証明をしなくてはなりません。

そのために必要となってくるのが、高校の卒業証明書(英語:Diploma / Graduation Certificate)です。

日本の大学の出願の際には、学校からの調査書を提出することとなりますが、海外大学では調査書ではなく、高校の卒業証明書に加えて、高校の成績証明書(英語:Transcript of grades / Academic Transcript)と、高校の単位修得証明書(英語:Transcript of credits)の提出が必要となります。

一応記述しておきますが、成績証明書と単位修得証明書は違うので注意しましょう。

文字通り、単位修得証明書は高校で修得した単位を証明するものなので、それに成績は表記されません。

 

【成績証明書は高校卒業後5年で消滅される】

ここ大事です!

なんと日本のシステムでは、高校を卒業後5年間までしか成績証明書を保管してくれません

もっと分かりやすく言うと、自分の卒業した高校での成績証明書は、高校を卒業してから5年後、18で高校を卒業していれば、23歳になった時点でこの世から抹消されます。

調査書も同じく、高校を卒業してから5年後に抹消されます。

この記事を読んでいる読者の方がまだ23歳になっていなければ、これに関しては特に問題は無いでしょう。

ただ、僕みたいに20代後半で大学に入る人にとって、これは致命的な問題になってきます。

なぜなら、海外の多くの大学、言ってしまえばほとんどの大学で高校の成績証明書は必ず必須の提出書類なのです。

これが無いと大学に入れません。

僕は20代後半で大学に入った人間ですので、これのせいでとても痛い目にあいました。

上記でも書いた通り、僕の行きたいと思っている大学のほとんどが高校の成績証明書の提出が必要条件となっていたからです。

この日本の「成績証明書は卒業後5年で抹消する制度」のせいで、僕にはほとんどといっていいほど、行ける大学の選択肢がなくなりました。

もしこの記事を読んでいる読者の方がまだ高校を卒業してから5年が経っておらず、またこれから海外の大学に進学を少しでも考えているのであれば、今のうちに高校から成績証明書を貰っておくことを強くおすすめします!!

「いつかは大学に行ってみたいな〜。」と何となく思っている方も、人生何が起きるかわからないので、今のうちに高校から成績証明書を取り寄せておき、大事に保管しておくことをおすすめします

 

高校の成績証明書が手に入らなくなってしまったが、海外の大学に入りたい!」という方は下記記事をチェック!

【大人の海外留学】高校の成績証明書が無くても入学できるヨーロッパの大学

 

【証明書の取得方法】

高校の卒業証明書、成績証明書、単位修得証明書、どれも自分の母校から発行してもらいます。

多くの学校では英文での発行も依頼できますので、海外の大学に進学する方は忘れずに英文での発行をお願いしましょう

 

【取得期間】

これは学校にもよりますが、僕の母校である千葉県の高校では、日本語での証明書発行は3日ほど、英文での発行は1週間ほどかかるとのことです。

実際に、僕が英文で高校の卒業証明書と単位修得証明書を依頼した際は、ちょうど1週間で発行されました。

学校によっては、多忙な時期など証明書の発行に時間がかかるケースもあるかと思いますので、できるだけ時間に余裕をもって手続きを始めることをおすすめします

 

【アポスティーユとは?】

「外国公文書の認証を不要とする条約(略称:認証不要条約)」(1961年10月5日のハーグ条約)に基づく付箋(=アポスティーユ)による外務省の証明のことです。

外務省HPから引用

アポスティーユの定義だけを見るとどうも堅苦しく聞こえますが、アポスティーユとは単に言うと、「日本の公文書を海外の機関に提出の際、その公文書は日本の公的機関で発行されたものだという証明」です。

一つ注意点として、アポスティーユの提出先の国はハーグ条約に加入している国だけとなりますので、留学に行く国によってアポスティーユが必要となるのか、それとも公印確認が必要になってくるのか変わってきます。

例えば、アメリカ、チェコ、オーストリア、ドイツなどの国は、ハーグ条約に加入しているのでアポスティーユの取得となりますが、カナダはハーグ条約に加入していないのでアポスティーユは提出できません。

海外の大学に入る先に、必ずしも高校の卒業証明書にアポスティーユや公印確認が必要となるわけではないので、必ず事前に、大学に必要書類とアポスティーユの有無に関して問い合わせをしましょう

 

【アポスティーユの申請に必要なもの(窓口での申請)】

注意:

現在コロナの状況に伴い、外務本省(東京)では窓口の申請を一時停止しているので、郵送のみの申請となります。

大阪分室の方は、現在も窓口での申請が可能です。

(2021年4月3日)

 

下記が外務省窓口で申請の際に必要なものです。

  • 証明が必要な公文書(発行日より3か月以内の原本)
  • 申請書(公印確認またはアポスティーユ)
  • 身分証明書(運転免許証、住基カード、パスポート、在留カードのいずれか一つ。)
  • 委任状(代理人の方による申請のみ。)
  • レターパックなど返送用封筒(返送先要記入)

 

外務省の必要な書類一覧と注意事項は下記の外務省ページより確認できます。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000608.html

 

【アポスティーユの申請に必要なもの(郵送での申請)】

  • 証明が必要な公文書(発行日より3か月以内の原本)
  • 申請書(公印確認またはアポスティーユ)
  • 委任状(代理人の方による申請のみ)
  • 返送先を記入した封筒(切手貼付)、レターパックなど

郵送の際に必要なものは、窓口での申請の場合とほとんど変わりありません。

一つだけ違う点は、本人確認のための身分証の提示が必要とされなく、身分証のコピーを同封する必要もありません。

 

【郵送での申請方法】

上記の必要なものが揃ったら、後は東京か、大阪の外務省に送るだけです。

 

外務本省(東京)の住所

〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 外務省南庁舎1階
外務省 領事局領事サービスセンター 証明班

大阪分室

〒540-0008 大阪府大阪市中央区大手前4-1-76 大阪合同庁舎第4号館4階
外務省 大阪分室証明班

 

外務省の申請方法のページは以下です。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000608.html

 

【私立の高校を卒後の方へ】

私立の高校を卒後の方は、アポスティーユの申請方法が変わってきます。

というのも、アポスティーユとは「公文書」のみに付けることができるので、私立高校が発行した書類については適用外となってしまいます。

私立高校を卒業した方は、高校の卒業証明書、成績証明書、単位修得証明書を英文で発行してもらうところまでは同じ手順となりますが、その後アポスティーユの申請の前に、公証役場で公証手続きをし、法務局で押印してもらってからアポスティーユの申請となります。

これだけを聞くとかなり手続きが面倒くさく感じますが、東京都内であれば「ワンストップサービス」というサービスを使って、公証手続きからアポスティーユまで同じ公証役場でできます。

詳しくは下記の外務省のページで確認してください。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000607.html

 

【申請料金】

アポスティーユの申請料金は無料ですが、郵送の場合は封筒代、郵送代が自分負担となります。

(ただし、私立の学校を卒業した方は、外国語私文書の公証手数料がかかり、 15,000円ほどするようです。)

 

【取得期間】

申請書類に不備がない場合は、3日以内で返送されます。

僕の場合は、書類を郵送してから2日後に届きました。

 

【アポスティーユの実物】

アポスティーユって実際にどんなものなのか不思議に思う人って多いと思うので、僕が実際に取得したアポスティーユの実物を下に載せておきます。

僕は、初めてアポスティーユと聞いた時は高貴なもののようなイメージがあったのですが、実際はただのスタンプと紙です。笑

↓卒業証明書+アポスティーユ

↓単位修得証明書+アポスティーユ

 

【最後に】

海外の大学に正規入学する際に必要な高校の卒業証明書と成績証明書、場合によってはアポスティーユの取得、どれも日本国内にいれば難しい作業ではありません。

とは言っても、海外に留学するには書類集めなどのやることがたくさんあり、タイミングがとても大事になってきます。

早い段階からプランを立てて、余裕を持って全ての必要書類を集めていくことが海外進学成功のポイントです

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