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〜日本の裏側の世界に行ってみよう!〜 南米のアートで溢れる港町『チリ・バルパライソ』

チリ最大の港町『バルパライソ』は、首都サンティアゴから西に120kmほど離れたところにあります。

サンティアゴからバス乗って約2時間で到着することができるので、外国からの観光客だけでなく、チリ人も長い休みには泊りがけで出かける人も多くいます。

サンティアゴの景色は何といっても美しいアンデス山脈が魅力的ですが、この港町にはサンティアゴでは見ることのできない景色や見どころがたくさんあります!

今回はチリ最大の港町『バルパライソ』のその魅力を紹介したいと思います。

歴史的にすごく重要な町

『バルパライソ』は約30万人の人々が暮らす港町ですが、チリがまだスペインの植民地であったころはただの小さな村であったとされています。

しかし、1818年にチリがスペインから独立を果たすと、チリ海軍の主要な港として、そして貿易港として『バルパライソ』が開港しました。

そして、次第に貿易港としての『バルパライソ』は大きくなっていき、その後ヨーロッパの国々や北米からの移民を受け入れる港としても『バルパライソ』が主要に使われるようになりました。

『バルパライソ』は、そこに住み着く移民が増えたことに伴い発展していった港町なので、今でもヨーロッパ調の建物が多く残されています。

1990年代には国会がサンティアゴから『バルパライソ』に移され、2003年には『バルパライソ』の歴史的な町並みが世界遺産に登録されました

歴史上だけでなく現在においても、バルパライソがいかに重要な都市であるかがわかります。

 

町中にあるエレベーター?丘を上って海岸線を眺めてみよう

『バルパライソ』は、丘の上に町が栄えているイメージで、その急斜面に家や建物が広がっています。

そのため港から丘の方向を眺めるとカラフルな家が美しく並ぶ斜面が、反対に丘の上から港の方向を眺めると美しい海岸線を眺めることができます。

『バルパライソ』の町中を歩いていると長い階段が本当にたくさんあって、いかに急な斜面の上にこの町が作られたのかがわかります。

そして階段だけではなく、町中にあるケーブルカーも市民の足として欠かせないものとなっています。

その名は「Ascensor(アセンソール)」といい、スペイン語で「エレベーター」を意味します。

ケーブルカーというと、ゆるやかに傾斜を上り下りできる乗り物をイメージするかもしれませんが、このアセンソールはその名のごとく、ほぼ真上真下に移動できる乗り物です。

その歴史は古く、最初のアセンソールは100年以上前に作られたと言われていて、長い間市民の足として人々の日常に寄り添ってきました。

私は現在残されているアセンソールの中でも最古のもの、1855年に作られたアセンソールに乗りましたが、見た目や金具が擦れる音がその古さを表していて、乗っていてとても怖かったのを覚えています。

階段やアセンソールを使って丘を上っていき、いざ海岸のほうを見てみると、いつの間にか自分がすごく高い位置まで来ていたことがわかります。

ぜひその景色を楽しみに階段やアセンソールを使って上のほうまで上ってみて下さい。

しかし、上に行くにつれ家や建物も少なくなっていき、それに伴って治安も悪くなっていくので十分気を付けて観光して下さいね。

 

壁や建物自体がまるで芸術品!町中に溢れるアートたち

『バルパライソ』を観光する上で私の一番のおすすめは、町中に溢れるアートです。

『バルパライソ』にある階段や塀、家や建物の壁、至る所にまるで芸術品のようにクオリティの高い絵が描かれているのです。

落書きに見えるような絵もたくさんありますが、迷路のような細道を進んでいくと曲がり角を曲がった先に大きな絵が現れたり、曲がり角自体に絵が描かれていたり、何気なく階段を下りていても、途中で振り返ってみるとその階段全体に絵が描かれていたり・・・歩いているだけでもわくわくします!

絵をひとつひとつ眺めながら、そして写真を撮りながら歩いていると、時間を忘れるほど夢中になってしまいます。

歴史ある町並みなので、その絵も古いのかと思いきや、なんとその絵は次々と上書きされてしまうそうです。

私の夫(チリ人)は、「下手な絵があると、すぐに他の上手な人が上から全く別の絵を描いてしまうんだ。」と言っていました。

ということは、今見ている絵は上手な絵ばかり。

そして、次に『バルパライソ』を訪れたときにはもうないかもしれないと思うと、眺めている絵がとても貴重なものに見えてきました。

そして2度目、3度目にバルパライソを訪れたときには、まったく違う絵が見られると思うとそれもまた面白いですよね!

歴史ある町並みと真新しいアートたちが融合している景色は本当に美しくて、『バルパライソ』に訪れた際には是非とも町のアート巡りをして欲しいです。

 

隣接するリゾート地『ビニャ・デル・マル』もおすすめ

『ビニャ・デル・マル』の基本情報

チリの代表的なリゾート地『ビニャ・デル・マル』は、『バルパライソ』の北に位置しています。

『バルパライソ』からバスに乗って数十分で行くことができるので、『バルパライソ』を訪れた際にはぜひこの『ビニャ・デル・マル』にも足を運んでみて下さい。

『ビニャ・デル・マル』も『バルパライソ』と同様、急斜面に家や建物が並んでいます。

そのため丘の上から海岸線を眺めることができますが、『バルパライソ』のようにカラフルな屋根はそれほど並んでいないので、また違った景色を見ることができます。

『ビニャ・デル・マル』は、南米一として有名な音楽フェスティバルが毎年行われる場所として有名です。

コンテストが行われたり、テレビ中継されたりと、とても盛り上がる音楽祭です。

そんな『ビニャ・デル・マル』のインスタ映えするスポットをご紹介します。

 

『ビニャ・デル・マル』の見どころ

『ビニャ・デル・マル』にある広いビーチの名は、Playa Caleta Abarca(プラジャ・カレタ・アバルカ)といいます。

夏はとても賑わっていて、レジャーシートを広げる隙間もないくらい沢山の人々で埋め尽くされています。

シャワーも完備されていて海で泳いでいる人も見かけますが、チリは海流によって南極の冷たい水が北上してきているために海の水がとても冷たく、泳ぐ目的ではなく砂浜の上でのんびり寝転がるのを目的でビーチに来ている人が多いです。

日本でいう海の家のようなお店もたくさん並んでいるので、歩いて見て回るだけでも十分楽しめます。

ビーチを楽しんだあとにぜひ立ち寄っていただきたいのが、『ビニャ・デル・マル』のランドマークとして有名なThe Reloj de Flores(直訳すると花の時計)です。

これは1962年にチリで開催されたFIFAワールドカップを記念して作られたもので、大きな芝生の斜面いっぱいにたくさんの花が植えられていて、それが時計の形になっています。

この花の時計の見どころは見た目だけではなく、花で作られた時計の上に大きな時計の針が置かれていて、それがきちんと時計として機能している点です。

何度かいたずらをされながらも、そのたびに修復作業を繰り返し、現在でもその針は動き続けています。

ビーチのそば、かなり目立つところにあるので見つけるのはそう難しくないかと思います。

いつ訪れてもたくさんの人が写真を撮っていたり、待ち合わせ場所としても使われているのか時計のそばで待っている人がいたり、多くの人で賑わっている人気の観光スポットなのでぜひ一度訪れてみて下さい。

 

最後に

以上、チリの第2の都市『バルパライソ』の魅力を紹介しました。

『バルパライソ』はサンティアゴから2時間ほどで行ける町なのに全く違う雰囲気を楽しむことができます。

ビーチのそばだからか時間の流れがゆっくり感じるので、旅行で疲れた体を癒すにも最適な場所だと思います。

ぜひサンティアゴに訪れた際には、『バルパライソ』と『ビニャ・デル・マル』にも訪れてみて下さい。

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