チリ

〜日本の裏側の世界に行ってみよう!〜 南米『チリ』で食べるべきおすすめ料理6選

チリ料理というと、皆さん何が思い浮かびますか?

私は実際にチリを訪れるまで、チリの主食や国民食を聞かれても全く答えられませんでしたし、想像もできませんでした。

しかし実際に現地を訪れてみると、素晴らしい食の魅力がチリにはたくさんありました!

滞在中日本食を恋しくなることもありませんでしたし、今でも日本に居てチリで食べたあの味を思い出し「あぁ、チリに行きたいなぁ。」と思うほどです。

これからチリに行く方、そして今チリに興味のない方でも、この記事を読んでチリに行きたい!と思っていただけるように有名な食べ物からユニークな食べ物まで私のおすすめを紹介します!

Empanada(エンパナダ)

Empanada(エンパナダ)は、小麦粉で作られた生地の中に具を入れてオーブンで焼くか、または揚げて作られるもので、チリだけに限らずスペインやラテンアメリカの国々で食べられている世界的にも有名な食べ物です。

しかし、国によってその特徴は少しずつ違います。

チリのエンパナダは、主に牛ひき肉と玉ねぎに塩、オレガノ、クミンを加えて炒めたものが中身のベースとなり、そこにオリーブ、ゆで卵、レーズンを加えます。

それを強力粉とラードを煉った生地に包みオーブンで焼き上げます。

味は他にもさまざまで、チーズが入ったものや魚介類を使ったものなど、その種類はたくさんあります。

カフェやレストランではもちろん、公園や駅前、道端でもよく売られています。

私が夫(チリ人)の実家で大勢の親族とバーベキューをした際、お肉が焼きあがるまでのお楽しみとして山盛りのエンパナダが用意されていました。

生地にはイーストやベーキングパウダーは使われていないので、日本のパンのようなふわふわした食感ではなく、しっかりとした固めの生地で、また具沢山なのでエンパナダひとつの重さもずっしりあります。

しかし1つ2つとぺろっと食べられてしまうのがエンパナダの魅力です。

お店や作る人によっても全然違うテイストなので、ぜひ色々なお店で違う味を試してお気に入りを見つけてみてください!

 

Casuela(カスエラ)

Casuela(カスエラ)は、牛肉の塊、玉ねぎ、人参、とうもろこし、かぼちゃなどの具をオレガノ、クミン、塩と一緒に鍋で長時間煮込んだスープです。

家庭やお店によっては、じゃがいもや豆などを入れる場合もあります。

コンソメなどは入れずに長時間煮込むことによってスープにあふれ出る素材の味と、それを引き立たせる塩とハーブのみを味付けに使っています。

具はごろごろと入っているため食べ応えがあります。

さらにスープの中にお米が入っていたり、またはパンを添えて食べたりする場合が多く、ボリュームたっぷりで空腹を満たすことができます。

 

Pastel de choclo(パステル・デ・チョクロ)

チリでは、とうもろこしChoclo(チョクロ)と呼ばれ、たくさんの料理に使われています。

Pastel de Choclo(パステル・デ・チョクロ)は直訳すると「コーンパイ」

Wikipediaより引用

パイと言っても、よくあるアップルパイのように生地に覆われたものではありません。

作り方は、まず牛ひき肉とたまねぎを塩、オレガノ、クミンで炒めてレーズンとオリーブを加えたものをオーブン皿に敷き詰めます。

その上に、とうもろこしをハンドミキサーやブレンダーで細かくし、ミルクを加えてペースト状にしたものを乗せます。

それを焼き目が付くまでオーブンで焼けばできあがりです。

焼く前に砂糖を表面にまぶせばオーブンでこんがり焼き目がつく上に、食べるときも砂糖の食感を感じられてとっても美味しいです。

私と夫がチリに帰省した日、義母がこのパステル・デ・チョクロを作って持って来てくれた思い出があります。

それから私もパステル・デ・チョクロの虜になり、日本に帰ってからもよく作っています。

チリの代表的な家庭料理なのでぜひ一度は食べてみて下さい!

 

Completo(コンプレト)

チリのパーティ料理と言えばCompleto(コンプレト)です。

簡単に言ってしまえばホットドッグですが、そのトッピングがとてもユニークでチリならでは。

角切りに切られたトマトとペースト状に潰したアボカド、サワークラウト、マヨネーズをパンで挟んだソーセージの上にたっぷりのせます。

そして忘れてはいけないのがPebre(ぺブレ)というソースです。

これはトマト、たまねぎ、にんにく、コリアンダーを細かく刻んで混ぜ、オリーブオイルや塩、ビネガーで味付けされたもので、チリでレストランに行くと必ずテーブルの上に置かれるのがこのぺブレです。

チリ人は何にでもこのぺブレをつけて食べますが、パンと一緒に食べられることも多く、先ほどご紹介したエンパナダともよく一緒に食べられます。

そして、コンプレトにもよくトッピングされます。

コンプレト自体、家によくある食材で簡単に作れるので、チリでは友人の集まりでよく作られます。

実際私もチリで夫の友人の集まりに参加したときにテーブルの上にたくさんのパンとソーセージが用意され、皆それぞれ好きなようにトッピングを加えていく様子を目にし、まるで日本の手巻き寿司みたいだと感動した思い出があります。

 

Chorrillana(チョリジャナ)

首都サンティアゴの西側に位置する大きな港町バルパライソでは、観光客はこのチョリジャナを食べずに帰るな!と言われるほど有名な名物料理です。

山盛りのフライドポテトの上に、牛肉やたまねぎを炒めたものがさらに山盛りにのせられている料理で、お店によってはチーズや玉子などもトッピングされています。

大皿で提供され、大人数でシェアすることが一般的です。

揚げ物の上にさらに大量のお肉がのっているので、ボリュームたっぷり。

私はバルパライソを訪れたときにランチとしてレストランで食べましたが、夫と夫の友人と私の3人でもやっと食べきれたくらいの量でした。

バルパライソを訪れた際にはパーティ気分でお友達と頼んでみるのがおすすめです!

 

Mote con huesillo(モテ・コン・ウエシジョ)

Mote con huesillo(モテ・コン・ウエシジョ)とは、チリで夏によく飲まれる飲み物で、街中のあらゆるところにスタンドカートで売られています。

乾燥ピーチとMote(モテ)と呼ばれる麦が入っていて、砂糖とシナモンで味付けされた冷たく甘い飲み物です。

私はその不思議な組み合わせに、最初の一口は恐る恐る挑戦しましたが、真夏のサンティアゴ、灼熱の太陽の下を歩いて汗だくそしてクタクタの身体に染みわたり、やみつきになってしまいました。

ピーチとモテがごろごろと入っているので、飲むというよりは食べるという感覚に近いかもしれません。

チリ人にとっても夏バテで食欲がないときに飲むのに最適なドリンクだそうで、実際街中でも公園で腰かけて飲んでいる人をたくさん見かけました。

街を歩いていると沢山スタンドカート見かけるのに、そのひとつひとつがそれなりに行列を作っているので驚きました。

それほど現地の人に人気ということですね。

真夏にサンティアゴを訪れた際には、ぜひエネルギー補給もかねてモテ・コン・ウエシジョを飲んでみて下さい!

 

最後に

以上、今回は私のおすすめするチリの食べ物を紹介しました。

日本ではあまり口にしないものを使われている食べ物もありますが、基本的にはどれも日本人の口に合う味付けで、私はどれを食べても美味しくて感激した思い出があります。

異国の地で口に合う食べ物に出会えると、なんだかホッとしますよね。

まだチリに行ったことない方でも、少しでも安心してチリを訪れていただけるようにこの記事がお役に立てば嬉しいです。

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