ニュージーランドでメンズ保育士として働いていた、World Map Japan代表のKAIです。
海外で保育士をしてみたいという日本人は近年増えてきているように感じるのですが、残念なことに、未だニュージーランドの保育士に関して日本語で閲覧できる情報はとても少ない状況です。
僕もニュージーランドで保育士の仕事に就くのには、日本語の情報がほとんどなくて苦労しました。
これからニュージランドで保育士を目指す日本人の力に少しでもなれればという思いで、僕の知っている限りの情報、体験談、アドバイスをこの【ニュージーランド保育士ガイド】としてまとめました。
【ニュージーランド保育士ガイド】第1章は、資格の取り方・免許書換えについてです。
【ニュージーランド保育士ガイド】は完全保存版のコンプリートガイドで、第1章から第8章まであります。
Contents
【保育士資格】
カナダ、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアでは、保育士、幼稚園の教員も合わせてEarly Childhood Educator(直訳すると、幼児教育者)と呼びます。
ニュージーランドの保育士の免許 Certificate in Early Childhood Education & Careを保持するとQualified Teacherとなることができます。
Early Childhood Educatorと毎回言うと長いので、基本皆短くしてECEと言います。
【現地で保育士免許の取得方法】
ニュージーランドでQualified Teacherとなるには、ニュージーランドでECEの大学、専門学校で3年間勉強して学士を取得する必要があります。
必要な単位を全てとり、実習も終え学校を卒業すると、保育士の免許が取得できます。
【日本の免許の書き換え】
日本の幼児教育科の大学を卒業している方は、日本の免許をニュージーランドの免許に書き換えるという手段があります。
免許切り替えの条件としては、必要な単位数が取れていなくてはならず、日本の専門学校、短大卒の人は取得単位が足りないので、4年制大学を出た方のみ可能です。
- まずは日本の学歴をNZQAという機関でニュージーランドのレベル7に相当しているか審査をしてもらいます。もしここで足りない単位がある場合はニュージーランドの学校に通い補うこととなります。
- 無事に日本の学歴がレベル7以上(学士以上)として認定されると、IELTSスコア7以上の結果と一緒にteacher councilに送り、審査が通過されると晴れてニュージーランドの免許が貰えます。
【免許書き換えに必要な英語のレベル】
TOEFLだと98点、IELTSスコア7、簡単なレベルではありません。
大体海外で生活して3,4年ぐらいの英語歴が必要かと思います。
免許書き換えに必要な英語のレベルについて下記のteacher council の表を参考にしてください。
【サイトURL】
- NZQA(学歴を審査する機関)
学歴の審査に関する詳細はここに全て記載されています。
https://www.nzqa.govt.nz/ncea/understanding-ncea/how-ncea-works/ncea-levels-and-certificates/
- Teaching council
免許書き換えに関する詳細はここに全て記載されています。
https://teachingcouncil.nz/getting-certificated/for-overseas-trained-teachers/
【ニュージーランド保育士ガイド】記事一覧
【ニュージーランド保育士ガイド】③ボランティアの探し方、コンタクトの取り方
【ニュージーランド保育士ガイド】⑧現場でうまくやって行くために知っておいてほしい事

KAI(World Map Japan 代表、マーケティング担当、ライター)
在住国:現在エストニア在住、過去カナダに5年間在住
海外歴:7年
今までに訪れた国:32カ国
話す言語:英語、スペイン語、エストニア語(勉強中)
資格:英検1級、TOEIC940
ひとこと:世界各国の全ての情報がこのサイトで閲覧できるよう日々活動していますので、どうぞ宜しくお願いします!