ニュージーランドは、先住民族マオリ族の人々や文化を尊重し、大自然に恵まれたとても美しい国です。
秘境の地のフィヨルドの絶景『ミルフォードサウンド』を筆頭に大迫力の自然美は、見る人々を魅了します。
ニュージーランドの広大な自然は、『ロードオブザリング』や『ホビット』のロケ地にもなったことでも有名です。
ニュージーランドの人々は、ニュージーランド固有の飛べない鳥キーウィバードからとった愛称で『kiwi』と呼ばれていますが、島国なだけに人々の気性はとても穏やかで、やんわりとした優しい雰囲気に癒されます。
そんな魅力たっぷりなニュージーランドは、一人旅や留学にぴったりです!
今回は、私が実際にニュージーランドで児童英語教師養成コースを受けた時の体験談をご紹介します。
学校選び
私は日本で保育士をしていたため、児童英語教師にとても興味を持っていました。
そして、「魅力いっぱいのニュージーランドで生きた英語に触れながら児童英語を学びたい!」と強く思い、ニュージーランド留学を決めました。
留学を決めたらまず、学校探しや現地での生活の相談ができるエージェントを探しました。
幸運にも、オークランドにオフィスのある無料留学エージェントを見つけることができたので、そこで児童英語教師養成コースのある学校を探してもらいました。
首都ウェリントンを差し置いて、ニュージーランド最大都市であるオークランドに児童英語教師養成コースのある学校がいくつかあるとのことで、各学校の特徴や良いところを細かく聞いたところ、私は、TECSOLと同時に日本の小学校で英語を教えるのに有利な資格J-SHINEが取得できる学校を選びました。
この学校を選ぶ決め手となったのは、私が申し込みをした当時、学費割引のキャンペーンをしていたことと、無料で1週間のバリスタ体験コースを受けることができるというオプションがあったことです。
児童英語と共にバリスタに興味があった私は、迷わずこちらの学校に決めました!
みなさんも、学校を決める際はお得なキャンペーンなども考慮して探すといいと思います!
また、現地にオフィスのあるエージェントは、学校に直接出向いてチェックをしているため、最新の情報から働いてる先生の特徴まで細かく知っているので、そういったリアルな情報を教えてくれたり、現地で何か困ったことがあったら助けてくれるのはメリットです。
ちなみに私は、バスカードの学生割引の買い方が分からず現地のエージェントの方に教えてもらいました。
コースの特徴
私が行った学校の児童英語教師養成コースは、英語を母国語としない子供への英語教授法を学ぶTECSOLと、日本人を対象にするJ-SHINE がセットとなった5週間+現地幼稚園インターンシップ1週間というスケジュールでした。
現地の学校で実際に教員として携わっていた経験豊富な先生が、子供達に人気な童謡や絵本、体を動かす遊び、発音、英語の教授法などをしっかりと教えてくれます。
授業内では、自分たちでフラッシュカードや紙芝居などの教材を作ったり、模擬授業案を作って実際に発表するという時間がありましたが、全て英語+新しい事を覚えないといけないため、家に帰ってからもずっと課題に取り組んでいて、時間がいくらあっても足りないと思うほど忙しかったです。
週に一度は現地の保育園や幼稚園を訪れ見学したり、子供達と一緒に遊んだり、自分たちが授業中に作ったフラッシュカードや紙芝居を現地の子供達に披露したりと、とても勉強になりました。
J-SHINE 取得用に、日本人の学生のみ、週に一度、数時間日本人の先生から基本的な資格に関する内容の授業を受けます。
また、このコースの最大の難関と言ってもいい、最後の週の卒業試験のような模擬授業のテストが、全体を通した模擬授業でやることが多くとても大変でした。
毎週やっていたようにクラスメイトが生徒役になり、実際に授業を行う様子を他のクラスの先生が審査員として評価するためとても緊張しましたが、その分、達成感はとても大きいです。
このコースを受講中は、本当に忙しく、寝る間も惜しんで課題に取り組み、とても大変でしたが、学んだこと、得たものが多く、大変充実した期間となりました。
クラスメイトについて
児童英語教師養成コースのクラスの人数は毎回変わるそうですが、私が受けた時は、私を含めて5人でした。
日本人が私を含めて2人、韓国人が3人という国籍でした。
私のみ中級レベルの英語で、他の4人は上級レベルだったので、コース全体を通してクラスメイトには本当にたくさん助けられました。
このコースは、他のクラスメイトが生徒役になって模擬授業を繰り返し何回も行うため、クラスメイト同士のコミュニケーションがとても大切です。
全員が助け合いながら必死に取り組むため、とても深い絆ができます!
英語力はどのくらい必要?
児童英語を学ぼうと決意した時、一番不安だったのが自分の英語力でした。
大学で一般教養としての英語の授業が少しだけありましたが、それが私が英語に触れた最後だったので、「急にニュージーランドに行って全てが英語の世界でやっていけるのだろうか?」ととても不安でした。
私が受講した児童英語教師養成コースを受けるために必要な英語のレベルは、中級以上です。
このコースを受講する前に、生徒の英語力が必要とされるレベルにあるかどうかを判定する英語のテストを受けますが、私は受ける前から自分が全く英語を話せないことを知っていたので、こちらの学校の一般英語コースに12 週間とりあえず申し込み、英語上達に励んだ後、中級レベルのテストに受かったため児童英語教師養成コースを受講することができました。
私は、とりあえず中級レベルに達しているかどうかのテストに合格したのでこのコースを受けることはできましたが、実際に授業が始まってから、先生が言ったことの理解が追い付かず、メモをしておいて後で調べるということが多く、正直、もっと英語を勉強してから受けられていたら先生の話をもっと良く理解してコースの内容に力を入れられたかなと思いました。
滞在先
滞在先は、学校が手配してくれたホームステイ先に2週間、その後は自分で見つけたシェアハウスに滞在しました。
ホームステイは、朝、夜のご飯込みで少しお高めだったということと、市街地にある学校から遠かったため、オークランドに到着してから直ぐ、ホームステイ中にシェアハウスを自分で探し、2週間後シェアハウスに引っ越しました。
ホームステイ先は学校が選び、オークランドの市街地からバスで30分ほどの田舎街で、部屋からはビーチが見え、とてもゆったりとしていて心を落ち着かせることのできる良い場所でした。
ホストファミリーの方達もとてもフレンドリーで、ホームステイでしか味わえない体験をたくさんすることができたのも良かったです。
ただ、児童英語教師養成コースはとてもハードで、沢山の勉強時間や模擬授業の準備の時間が必要なコースであったため、少し遠目のホームステイ先ですと移動に時間を取られてしまい、更に、ホームステイ先の子どもと遊んでいると時間があっという間にすぎる、と嘆いている友人もいたので、最初にホームステイ先の場所などを確認することをおすすめします。
最後に
児童英語教師養成コースを通して、ニュージーランドの幼稚園を実際に訪れ現地の子供と触れ合ったり、英語教授法をみっちり学ぶことができたり、本当にとても濃い時間を過ごすことができたことに大変満足しています。
幸運なことに、このコースの期間中、ニュージーランドの先住民族マオリの施設で行事が行われるということで、急遽私たちの児童英語教師養成クラスが参加することができ、マオリの文化に触れるというとても貴重な体験をすることができました。
みなさんもせっかくニュージーランドに留学に行くのなら、自分の目的はもちろん、他にもたくさんのことを学び、経験し、新しい人々と出会い、濃い思い出になることを願っています。
ニュージーランドでは、ワーキングホリデービザで最大6ヶ月まで学校に通うことができます。
私はこのビザで児童英語教師養成コースを受講したので、コース終了後、自分へのご褒美にロトルア、クイーンズタウン、テカポ、クライストチャーチ、ワナカ、ダニーデンなどなど、、、を旅行し、ニュージーランドを大満喫した後に帰国しました。
みなさんも是非、この美しいニュージーランドを堪能してみてください!

ギリシャ在住のひめりんごです。
旅行と野良猫とコミュニケーションをとるのが趣味です。
ニュージーランドに短期留学、オーストラリアにワーキングホリデーに行っていたことがきっかけで一人旅にハマりました。
旅行の話をするのが大好きです!