皆さんの中には「留学」といえばアメリカやイギリス、オーストラリアといったイメージが強いと思います。
私も同じで、さらに「留学=高額」というイメージがあり、半分諦めていました。
そこで、一つ上の先輩におすすめされたのがフィジー留学でした。
当時大学を1年休学して、10ヶ月間フィジー留学をした経験をもとに、皆さんにフィジー留学の魅力をお伝えできればと思います。
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『英語のみだから伸びやすい』
EOP(English Only Policyの略)で、語学学校敷地内は英語の使用以外の言語は一切禁止という厳しいルールがあり、3回英語以外の言葉を使用してしまうと強制帰国となってしまいます。
私はこのポリシーを学校の外でも貫いて、常に英語脳を意識していました。
『留学費用が安い』
当時、イギリスやアメリカ、オーストラリア留学などありましたが、かなり高額で学生の身分の私が中々手が出せるものではありませんでした。
フィジー留学はその3分の1の費用で、物価もこれらの先進国と比較して割安というキャッチフレーズがそのまま当てはまりました。
外のローカルレストラン(フィジー料理やインド料理、中華、ファストフード)などは300〜500円くらいで、中級レベルだとくらいだと600円以上を想定した方が良いです。
ミネラルウォーターが2Lで70円。
バスが初乗り40円くらいで、バス内はノリノリのクラブミュージックなどがかかっていたりします。
対するタクシーは初乗りが90円くらいで、夜間は120円くらいでした。
週末は映画館などに行くと約400円くらいで鑑賞できます。
『ワーキングホリデー前の英語能力UPに最適』
フィジーとオーストラリア(シドニー)が約4時間のフライト、ニュージーランド(オークランド)まで3時間と隣国です。
その為、語学学校を卒業後は、これまで学んだ英語を活かしてもっと国際的な場で仕事をしたいなど理由は様々ですが、帰国前の次のステップアップにワーキングホリデーに行くケースが多くありました。
先に卒業した学生が待っていたり、担任の先生の家族や友達、ホストファミリーの親戚や知り合いなどがオーストラリアやニュージーランドで生活していたり、交流関係があったりとコネクションがあるケースが多いので、このネットワークを利用して自分のパフォーマンスを十分に発揮できる環境を整える事が事前にできるのは強みです。
『思い出に残る学校内イベント』
セメスター終了前に、クラスごとに出し物をします。
日本で言う学祭みたいな行事で、ダンスや劇、バンド、合唱などの出し物をし、それは学生だけではなく先生たちも出し物を用意しているので、放課後や早朝にグループメンバーと一緒に練習したりと、本当に学祭感覚で学校内に一体感が生まれるシーズンです。
私たちのクラスの出し物は、よさこいソーランを披露しました!
先生たちもこれには結構ノリノリでした。
また、男性学生の中では希望者を募って、そこで、男性学生がスルを着てハカ(ニュージーランドの先住民マオリの伝統的な踊り)を披露していました。
『治安が良くて安心』
同じ格安留学だと、東南アジアのフィリピンが有名ですが、治安の面で言うと、フィリピンは銃社会であったり、貧富の差からの暴動やスリ、ひったくりなどが多発しています。
その反面、フィジーは銃社会ではありませんし、スリやひったくりなどは諸外国と比較し少ないのが特徴ですので、安心して留学生活を遅れる国と言えます。
『多国籍の学生との学び』
私がフィジーに留学していた当時、学生は日本人以外にも韓国人、中国人、台湾人、モンゴル人、ロシア人がいましたが、ほとんどは日本人でした。
語学学校の公式ホームページを見ると、今では27国籍ほどの学生たちがいるそうです。
日本人の個性も豊かで、学生や社会人、定年退職をした方など多様なバックグランドを持つ方が多くいました。
当時はまだフィジー留学がまだ認知度がなかった時代でしたので、新天地を開拓するようなバイタリティ溢れた環境であったと実感しました。
『ユニークで優しい先生たちによる明るく楽しい授業』
午前中は、イギリスのケンブリッジ大学で開発させた教科書を使用し、午後は会話やロールプレイングをしていました。
常に皆が楽しい雰囲気になるような環境づくりで、授業の合間に英語で歌を歌ったり、英語で簡単なジョークを言ったりと常に周囲の人たちが明るくなるようなホスピタリティに溢れていました。
また、基本先生たちは聞く姿勢で、話し手が話しやすいように質問をしてくれるので生徒を上手くスピーキングに誘導してくれます。
特に日本人の苦手とする「L」と「R」の発音違いなど、色々な練習法でサポートしてくれます。
恐らく、先生の約半数は、前職は教師以外の仕事をしていて、例えば旅行会社、サラリーマン、IT、大学の講師など色々なバックグランドを持った先生方がおり、ビジネス上で本当に便利なワードやフレーズなどを具体的な例を用いて話してくれるので、学ぶ側としては鮮明に描写できるので身につけやすい環境です。
もともと、イギリスの植民地で主にフィジー系とインド系の間の共通言語として英語が普及していきました。
その為、母国語が英語の国々よりも第二言語として習得する苦労を心の底から理解してくれる人が多い環境です。
ゆっくりと発音してくれたり、紙に書いてくれたり、電子辞書を代わりに操作したり、単語だけで話してくれたりなど、本当に感謝しています。
担任の先生に気に入られると自宅や実家などに招待してくれます。
週末に遥々、車に3時間くらい揺れて担任の先生とクラスメートと実家訪問した際には、たくさんの料理と周辺の家族や親戚などにおもてなしされて、全てがオープンな関係でした。
日本にいるとプライバシーやコンプライアンスの問題などでここまでオープンな関係は珍しいのでとても貴重な体験となりました。
『ボランティア活動体験』
隣の公立小学校の学生たちを巻き込んで、学校周辺のゴミ拾い活動を実施しました。
リゾート地で有名なフィジーですが、地元住民のポイ捨てに対する意識は低く、残念ながら街の至る所にゴミが捨てられていたのです。
そこで語学学校側から、公立小学校にも声をかけてもらい、希望者のみ放課後に集まりゴミ拾いを行いました。
その時に、とても予想外だったのは道ですれ違う地域住民の人もこの活動を見て一緒なって参加してくれた事です。
今後、一人でも多くの人がポイ捨て撲滅に対する意識を持っていって欲しいと思います。
『日本からのサポートが充実』
留学前から、留学中もずっと同じ担当者が私と日本にいる両親をサポートしてくれました。
特にフィジーに到着した当初などは、両替の場所や、お金の振り込みや引き出し、国際電話の使用の仕方、日本からの荷物の輸送など日本とフィジーの架け橋としてご活躍頂きました。
フィジー留学の前後で一番人生で変わった事は、「英語を通して、色々な国の人たちの価値観が共有できた」事があげられます。
私も現在、2児の父親ですが、必ずどこからのタイミングで自分の子供たちに、語学留学の機会を与えたいと考えています。

takumivietnamと申します。
現在、ベトナム在住8年目です。
ベトナム人の妻と、二人の子供の父親です。
日々、ベトナムで転職に関するブログの配信とWEBライティング活動をしています。
ベトナム転職に関する記事を中心に、クライアント様に納品実績がございます。
フィジー留学の経験を自分の記憶に留めて置くだけではなく、この機会に是非、皆さんと共有できれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。