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フィジー留学ならホームステイがおすすめ!〜ホームステイ体験記〜

フィジーでのホームステイは、主にフィジー系、又はインド系に分かれています。

実は、私のホームステイ先は少し他と変わっており、ホストファザーが中国系とホストマザーがフィジー系で、10歳の息子と8歳の息子、3歳の娘がいました。

異国の地で、本当にホストファミリーと上手くやっていけるの?と不安になる方も多いかと思います。

そこで今回の記事では、フィジーで10ヶ月間のホームステイを体験した私から、皆さんのご参考になることを願いつつ、フィジーのホームステイについて解説させて頂きます。

 

平日の一日は、家の近くのニワトリの大合唱から朝が始まります。

フィジーの公立の小学校も、語学学校も朝8時から授業がスタートする為、毎朝子供たちと一緒に朝食をとりました。

朝食は主に、シリアルやビスケット、パンなどをバターやジャム、ピーナツバターと一緒に食べました。

その後、長男と次男はホストファザーと一緒にトヨタのハイラックスで後ろの荷台スペースに乗り出発します。

私は歩いて語学学校に向かうのですが、徒歩10分くらいの距離でした。

その後、長女はホストマザーと保育所に向かいます。

語学学校の登校途中で、いつも顔馴染みの隣の小学校に通う姉妹と合流し、「朝食何を食べたの?」とか「今日はどんな授業があるの?」など最初の方は電子辞書の発音に頼りながら、日常会話を楽しんで一緒に登校していました。

 

14時半に学校が終わると、保育所の先生Rとのプライベートレッスンがスタートします。

実は、Rはホストファザーの姉の娘になります。

1時間Rが私に英語を教えて、残り1時間を私がRに日本語を教えるといった形です。

これなら、お互いに無料で学びたい言語が学べるという関係です。

特にRは、最近入園したという日本人の女の子が、中々英語を話すことができなくて意思疎通が難しく、その子を理解したいという思いで簡単な日本語を習い始めたいとのことでした。

ちなみに、その日本人の女の子の母親は私と同じ語学学校に通う学生でした。

インターナショナルなこの保育所は、地元の子たち以外にオーストラリア人やニュージーランド人、欧米のハーフの子どもが通っていました。

プライベーレッスンで自分はメインで、当時付き合っていたフィリピン人のSさんに宛てたラブレターや恋話、デートスポット、恋愛フレーズなどを中心に習っていました。

やはり地元のデートスポットは地元に聞くのが一番ですね。

又、ローカルに馴染みの無い、ちょっとしたリゾート地はRの長女が旅行会社に勤めていたので、外国人好みの観光地は長女から情報収集をしていました。

又、Rはカトリックを信仰していた為、当時私がお付き合いをしていたフィリピン 人Sさんと同じ宗派という事もあり、簡単な宗派の特徴や特にタブーな点については減点対象になるので頭に詰めるようにしました。

自宅へ帰ると、夕食は主にタロイモやキャッサバを主食とするココナッツテイストでのおかずがメインとなるのですが、ホストファザーが料理する時は中華ベースで、酢豚や牛骨野菜スープ、チャーハンなどかなり充実していました。

ホストマザーが料理する時は、フィジー系のココナッツベースの魚の煮物やスペアリブなどあるのですが、旅行会社に勤めているのもあり、西洋料理(ラザニアや本格パスタ、ハンバーグなど)が卓上に並ぶ事もあり、他のホストファミリーよりも料理のバラエティが多くありました。

家はかなり賑やかで、子供たちが時々私の部屋に入ってきては珍しそうに一眼レフカメラを見たり、デジカメでおかしな動画を撮っては遊んでいました。

特に3歳の娘はマイケルジャクソンの大ファンでダンスを披露しては、私に写真や動画を撮ってくれとリクエストが絶えなかったのを覚えています。

子供たちの話す英語はとてもシンプルで、ビギナークラスの英語レベルの自分にとっては、一番楽な環境下で色々なシンプルな語彙を組み合わせ、色々な言い回しを学ぶ事ができました。

ただし、喧嘩が勃発しそうになっている時はなぜか日本語で威厳を、喧嘩して泣いてしまった時は日本語の子守唄を歌って上手く彼らと交流をしていました。

家の中ではフィジー語が目立ちましたが、幼少期から英語に慣れ親しんでいる為、すぐに私と会話する時は英語に切り替えて話してくれます。

他のホストファミリーでも同じような環境下だと友人と情報交換していました。

実践英語が効率小学校のプログラムから充実している国ならではと思いました。

時折、ホストファザーの友達や近所の人たちとフィジーの伝統的な飲み物であるカバを一緒に夜遅くまで飲んだりしてました。

カバはコショウ科の木の根っこを乾燥させ、水と混ぜ合わせたもので、味は正直泥水のような感じです。

そのカバの飲み会の席でよく話題になっていたのが、フィジーの国技であるラグビーでした。

実は、この飲み会の時に初めて知ったのですが、ホストファザーはフィジーラグビー協会の現役の公式審判員だったのです。

確かに、いつもカバを飲んでいるメンバーは、普通のフィジー人と比べてもガタイが良く、体や顔のあちこちに傷が多くありました。

また、たまにホストファミリーの長男と次男とラグビーをして遊ぶのですが、テクニックの引き出しが普通の小学生レベルがかけ離れており、ホストファザーがしっかりラグビーのトレーニングを受けていたのです。

家に飾ってあるサインボールや色紙もフィジーのナショナルチームの書いたもので、わざわざこの飲み会の席の時には、ホストファザーの目の前に置いてあったのです。

普段は口数少ないホストファザーですが、カバを飲みながらプレイヤーと審判の間を超えて楽しく一夜を過ごしていました。

私も、よくこの機会に普段厳格さが無いホストファザーとお互いのぶっちゃけ話で盛り上がっていました。

 

語学学校のメンバーとバーやナイトクラブからの帰りや、ローカル仲間とのちょっとした自宅パーティで夜が遅くなる場合は、玄関の鍵を開けてくれていました。

鍵は基本渡されることはありませんでしたが、子供がまだ小さいので忍び足で家の中に入っていました。

 

日曜日は、近くのプロテスタントの教会に皆で通っていました。

伝統的な民族衣装のスル(ロングスカートのような感じ)と上はハワイアンTシャツで正装して教会に向かいました。

聖書の内容は難しい英単語が多く、分厚い辞典のような感じだったので、そこにはあまり触れず、聖歌を皆で歌ったり、フィジーらしく陽気に踊ったりしてその場を楽しんでいました。

この宗教のコミュニティは幅広く、後にフィジーの本島であるビティレブ島と第2の島であるタベウニ島などを一人旅で周るのですが、無宗教の私が宗教コミュニティの宿などを転々としながら、色々な冒険をしました。

 

ドミトリーと違い、ホームステイの良さは現地の人の生活が垣間見れるというところだと思います。

最初は不安でしたが、友人と情報交換しながら、同じ悩みを共有したり、英語学習のネタとしても大活躍です。

先生たちも詳しく解説してくれたりしてさらにフィジー生活に対する知見が広がっていきます。

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