日本から8時間ほど飛行機に乗ると、フィジーの玄関口であるナンディ空港に降り立ちます。
入国の手続きを終えた後、到着ロビーに行くとフィジーの人たちが陽気な音楽を演奏しながら迎えてくれ、一気に海外に来たことを感じることができる国「フィジー」。
そんな南国フィジーに訪れた際に、私が実際に体験してみて、旅行する前に知っておくといいのでは?と思ったことをご紹介します。
事前にフィジーのことを少しでも知っておき、楽しい旅行にしてくださいね。
Contents
挨拶が当たり前の文化
フィジーに行くと、空港に着いた瞬間から多くの人に声をかけられます。
「Bula !(ブラ!)」 と多くの人が話してきてくれますが、これはフィジー語で「こんにちは!」 という意味で、挨拶をしてくれています。
初めて声をかけられた時はフィジー語を知らなかったので、どういう意味かが分からずびっくりしたのですが、本当に多くの人が 「Bula !」 と挨拶してくれるので慣れてきます。
フィジーでは目が合った人に挨拶することは日常で、知らない人にでも挨拶を当たり前にする文化があるので、身構えずにこちらも「Bula !」 と挨拶を返すようにしてみてください!
すぐにフィジーの文化に溶け込むことができますよ。
また、そのまま会話が始まることもしばしば。
ほとんど悪い人はいないので、気軽に会話を楽しんでみてください。
ただ、やはりここも海外。
観光の案内や、何かお金関係の話をしてきた時は少し注意するようにしましょう。
VISAについて
初めていく国のVISA事情についてはいつも気になりますよね。
フィジーは、なんと日本のパスポートを持ち、観光目的であればVISA無しで4ヶ月以内の滞在が可能です。
ですから、4ヶ月以内の滞在であればVISAのことを気にせずに旅行してくださいね。
パスポートについては、フィジー入国日からの滞在日数に加えてプラス6ヶ月の有効期限が必要です。
パスポートの期限が近い人は、航空券を取る前に確認しておきましょう。
意外と忘れがちなので気をつけてください!
南京虫には絶対に注意!
南京虫という虫のことを聞いたことはありますか?
東南アジアや比較的暖かい国ではよく出会ってしまう南京虫。
この虫は人が寝るベッドに住んでいる小さなダニのような虫なのですが、これに噛まれると1ヶ月はずっと痒く、半年は跡が残ってしまいます。
残念ながらフィジーの安宿やホームステイをするとこの虫によく出会います。
フィジー留学を体験している友人、また私自身もよくこの虫に噛まれていました。
噛まれると、とにかく痒く、ひどいときは1日寝て起きると100ヶ所以上噛まれているということも。。。
そうなってしまうと次の日から痒みに耐えるのが大変です。
私自身もこの虫には何度も悩まされているのですが、できれば噛まれる前に防ぎたいといつも思います。
この虫に噛まれることを防ぐには、噛まれる前の対策が欠かせません!
ここで私がおすすめする南京虫対策を2つご紹介します。
・事前チェックを念入りに!
南京虫は夜に活動するので、明るいうちはベッドの中や隙間、布団の間に隠れています。
ですから、自分がそのベッドを使う前に南京虫がいないかどうかのチェックをしっかりしておくことが大切です。
もしも見つけてしまったら宿のオーナーや、ホームステイ先の家族に相談しましょう。
ベッドを変えてくれたり、消毒をしてくれたり対策をしてくれますよ。
・南京虫対策用の寝袋を持って行く
絶対に南京虫を防ぎたい!という人は、南京虫対策用で自分の寝袋を持っていくのもおすすめです。
安いものでいいので、南京虫を絶対に防ぎたい!という人は持って行ってみてください。
南京虫は自分の服などについてしまうと、そこから子供を産んで増えてしまうので出来るだけ持ち帰らないように、被害に遭わないように事前に対策をすることをおすすめします。
ただ、安宿などではなく、ホテルを利用する際は心配しなくて大丈夫なことがほとんどだと思います。
果物は安いけれど、意外と物価はすごく安いわけでもない
旅行するときにどのくらいの予算にするか?と考えますよね。
ここではフィジーの物価について紹介します。
私が訪れた時はパイナップル半分が100円ほどで比較的安いという印象を受けたのですが、カフェなどに行ってドリンクを頼むと250-450円ほどとすごく物価が安い!というわけでもありませんでした。
また、フィジーのローカル屋台でのごはんは300-400円ほど。
めちゃくちゃ安い!と感じるわけでもなく、まあまあな値段だなあという印象を受けますよね。
格安留学で有名なので、少しギャップを感じるのかもしれません。
ただ、ローカルバスは50円ほどで、交通費に関してはかなり安く抑えることができました。
ホテルやリゾートではもっとお金がかかる(食事3000-5000円など)ので、どの場所で、どんなことをしたいかということをしっかり計画を立てた上で予算を考えることをおすすめします。
フィジーのチップ事情について
リゾートに行くとチップの事情が気になりますよね。
結論から言いますと、フィジーではチップの文化はありません。
ですから、基本的にチップを払う必要はありません。
ホテルの税金や付加価値税という税金があるのですが、そちらは基本的に最初から含まれています。
もしもいいサービスをしてもらったときに、自分が払いたいと思った際は渡してあげることも可能です。
タクシーの相乗り
私がフィジーで一番びっくりしたのが、タクシーの相乗りを提案されることが意外と多かったことです。
日本ではタクシーの相乗りは友達や知り合いとたまにするくらいではないでしょうか?
しかし、フィジーではなんでも共有するという 「ケレケレ」 の文化があり、タクシーの相乗りは日常的に行われています。
それは相手が旅行者だったとしても一緒で、街を歩いていて、タクシーに乗ろうとすると提案されるという経験をすることがあります。
現地での生活が慣れてきていた留学生の友達はタクシーの相乗りをしていましたが、観光で初めてフィジーを訪れていた私は相乗りを一応避けていました。
多分悪い人ではなかったので、きっと相乗りをしていても本当にただタクシー代が半分になって安くなるだけだと思いますが、一応初めての国だったので避けました。
もしもまたフィジーに行く機会があった時はタクシーの相乗りにも挑戦してみたいです。
相乗りしない?と提案された場合、乗ってみるのも良いですが自己責任になってしまうので、できれば現地の生活に慣れてからの方が安全かもしれません。
他にもケレケレという文化を体験することは多いと思います。
なんでも共有!となると、困ってしまうときもあるでしょう。
その時ははっきりと「嫌だよ!」 と伝えれば分かってくれることがほとんどです。
上手にフィジーの文化と付き合ってみてください。
まとめ
今回はフィジーで私が体験した経験や、意外だと感じたことについて紹介しました。
旅や旅行にはトラブルが付き物ですので、ある程度のハプニングは仕方がないかもしれません。
ですが、事前に防ぐことができそうなものは、事前に調べて万全に準備をしておきましょう。
また、フィジーを旅行し、フィジーの人と長く過ごしていると、ゆったりとした時間の流れが心地よくなっていきます。
そうなっていくと、小さなハプニングは軽々と乗り越えることができるようになりますよ。
みなさんのフィジー滞在が少しでも安全で楽しいものになると嬉しいです。
素晴らしい国ですので、人生で一度は、フィジーを訪れる計画を立ててみてください。

高校生の時にオーストラリアへ留学、洋楽にはまったことをきっかけに大学生になったら世界中を旅すると決め、アジア、中東、アフリカを中心に19カ国を大学5年間かけてバックパッカーで旅をする。日本中もヒッチハイクで旅をしていました。
途中フィリピン留学、台湾留学を経験。多くの人が旅をするきっかけを作りたいですし、今でも私自身旅が大好き。これからも、色々な国を旅したいです。