フィジーと言われると、どんな国?とピンとこない人もいるかもしれません。
フィジーは南太平洋の真ん中辺りに位置します。
また、国の大きさは日本と同じ島国で、大きさは四国ほどです。
実は、フィジーは世界幸福度調査というもので何度か一位になっている国で、その調査からも国民の幸福度がとても高く、世界一幸せな国としても知られています。
今回は、そんなフィジーの魅力をたっぷりとお伝えします!
Contents
最大の魅力は人!明るくすぐに仲良くなれる人柄
世界一幸せな国とも言われるフィジー。
現地の人たちは幸せを感じるのが得意です。
私が行った中で世界一幸せと言われる理由はこれかな?と感じたものをいくつかご紹介します。
1.いつでもどこでも、目が合ったら挨拶!
フィジーでは空港に降りた瞬間から、フィジアンの人たちと目が合うとにっこりとした笑顔と一緒に「Bula !(ブラ!)」と声をかけてくれます。
Bulaとはフィジー語で「こんにちは」という意味です。
実際に現地に行くと一番使う言葉の一つになると思います。
もしも「Bula !」と言われたら、気軽に「Bula!」と返してみてくださいね。
2.話すことが大好き
フィジーにいると、知らない人が話しかけてくることがしばしばあります。
他の国だったりすると、何か騙されるのではないかな?とか、こんなに知らない人と話して大丈夫?と心配になることもありますよね。
しかし、フィジーでは本当にただ現地の人がおしゃべりしたいだけで、私自身も楽しくお話をすることができました。
因みにフィジー国内では、フィジー系国民はフィジー語を話し、インド系の国民はヒンディー語を話しますが、公用語は英語です。
ですから、国民のほとんどの人が英語を話します。
旅行に行く方も、渡航前に簡単な英語の日常会話を覚えておくと現地でローカルの人たちと話すことができて楽しいです!
また、英語が話せれば現地で会話に困ることもほとんどありません。
少し話をして「今からどこどこまで行くんだ〜。」というと、「送るよ!」と言って近くまでついて来てくれることや、タクシーの割り勘などもあり、本当に人と話すのが好きで優しい人なのだなと温かい気持ちになった思い出がたくさんあります。
現地の人との交流を楽しんで、フィジー人の温かさを是非感じてください!
フィジーのバスの中はとても陽気!いつでも明るい気持ちに
実はフィジーには電車がありません!
フィジーでは電車のレールが敷かれているのを見ることができますが、実はそれは島の中でサトウキビを運搬するためのもの。
普段一般の人の移動手段や、貨物を運ぶための利用はされていません。
そこで主な交通機関となるのがバスになるのですが、そのバスに乗るのがとにかく楽しいのです!
フィジアン・ミュージックを聞いたことがある人はいますか?
フィジーでは、現地のバスに乗ると明るく陽気な音楽が流れています。
バスに乗るとフィジーの現地の南国の美しい景色を見ながら、気分を明るくしてくれるBGMが勝手に流れていて、ただ交通機関を使うだけで楽しい時間が過ごせるので私にとって大好きな時間でした。
また、フィジーのバスは基本的に窓が全開で、外の空気をたくさん吸いながら乗ることができ、とても気持ちがいいですよ。
さらに、市内バスはどこで降りても運賃が約50円ととても安いです!
フィジーの人は優しいので、どこで降りるか分からなくても周りの人に聞くとちゃんと降りる場所を教えてくれます。
心配な人は運転手さんの近くに座るのがおすすめ。
是非フィジーに行った際はたくさんバスを使ってみてくださいね!
ゆったりとした独特の時間、フィジータイム
私がフィジーに行って感じたのが、フィジーの人たちは時間にゆったりしている、余裕がある、急がないということ。
フィジーにはフィジータイムという独特の時間感覚があります。
フィジーの人たちはみんな、時間通りに物事が進まなくても、相手が遅れてきても、怒ったり不安になったりせず、「まあきっと大丈夫でしょう〜。」というゆるい時間が流れています。
日本人は時間をしっかりと守り、自分のことよりも相手や仕事を優先し、スケジュールを隙間なく埋めてしまうこともありますが、フィジーに行った際はぜひフィジータイムに身を任せてゆったりと過ごしてみてください。
時間に追われないで、ゆったりと過ごす時間は心に余裕を持たせてくれますよ。
周りのフィジーの現地の人たちがゆったりとした雰囲気を出してくれるので、日本人の私たちも安心して、時間を気にせずに過ごすことができるのかもしれませんね。
食べ物も心配なし!ごはんが美味しい!
フィジーは元々イギリスの植民地であった時代があります。
そして、その時代にサトウキビの収穫に労働力が必要だったことからインド人をフィジーに送り込みました。
そのため、フィジーはポリネシア系、インド系、中国からの移民も多く、中華、そしてイギリス料理など様々な食文化が混ざっています。
フィジーでの主食はキャッサバという芋ですが、こちらはタピオカの原料です。
キャッサバはジャガイモより細長くてしっかりとしており、日本人にも馴染みやすい味で美味しいですよ。
また、南国なので果物も豊富です。
フィジーに行った際はぜひ色々な食べ物に挑戦してみてくださいね。
治安の心配無用!安心して旅行できる
フィジーというと治安はどのようなイメージがあるでしょうか?
私は全く想像が付かなく、当時行くと決めた時は少し不安に思っていました。
しかし、外務省のホームページで治安情報を調べても、ほとんどの地域が危険情報なしとなっています。
危険なところは黄色い色で示されるのですが、ほとんどが白色の地域です。
ですから、フィジーは比較的安全に旅行ができる国と言えるでしょう。
もちろん海外ですので、最低限は自分で気をつけるようにしてください。
私はナンディといいうフィジー西部の街にいたのですが、盗難や、治安が悪いと感じることなく安心して旅行をすることができました。
しかし、お寺や宗教が関わる場所に行く時は、必ずその場所のルールに従うようにしましょう。
お寺を見学するルールに従わない日本人を現地で見かけて、怒られているのを見ました。
せっかくフィジーを訪れているのですから、フィジーの人たちが大切にしているものは、大切にしたいものです。
ナンディは1日で観光できるのでトランジットでもおすすめ!
日本からオーストラリアに行く!という人は結構多いのではないでしょうか?
実はフィジーの空港はオーストラリアへ行く途中、トランジット地点としても使われます。
もし、オーストラリアに行く予定がある人は、是非フィジーをトランジットで経由する飛行機を探して取ってみて欲しいです。
フィジー行きの航空券は往復8万円から12万円ほどで見つけることが多いと思うのですが、フィジーはビザ無しで入国できるため、オーストラリアのついでに訪れると一石二鳥です。
ナンディ空港行きのフライトを取った場合、そこからバスに乗りナンディ市内に向かい、次の飛行機までの数時間観光できますが、ナンディはその数時間で周れる観光スポットが意外とたくさんあります。
こちらのカラフルなお寺、スリジヴァスブラマニヤ寺院は私がナンディにいた時に訪れた場所の一つです。
ヒンドゥー教のお寺ですが、太平洋で最大のヒンドゥー寺院です。
私が訪れた時は、ここの寺院の方がバナナをなぜかくれ、食べながらすごく仲良くなって色々なお話を聞くことができました。
少しでいいからフィジーの文化や人柄を感じてみたい!という人は、是非トランジットを狙ってみてください。
まとめ
フィジーで出会った人は今でも繋がっている人がいるほど、本当に温かく優しい人たちが多い国です。
英語が通じるので観光がしやすいですし、フィジーに行くだけで様々な文化を感じることができます。
私はもう一度、私が出会った人たちに会いにフィジーを訪れたいですし、またフィジーに行って現地の人たちとたくさんお話をして温かい気持ちになりたいです。
本当におすすめの国ですので、是非訪れてください!

高校生の時にオーストラリアへ留学、洋楽にはまったことをきっかけに大学生になったら世界中を旅すると決め、アジア、中東、アフリカを中心に19カ国を大学5年間かけてバックパッカーで旅をする。日本中もヒッチハイクで旅をしていました。
途中フィリピン留学、台湾留学を経験。多くの人が旅をするきっかけを作りたいですし、今でも私自身旅が大好き。これからも、色々な国を旅したいです。