旅行や留学に行く前に、現地のレストランやカフェを事前に調べる方も多いかと思います。
ボストンのおすすめのレストランを調べると、シーフードが有名なレストランやドレスコードのあるお店が沢山出てきます。
しかし、滞在中の毎日の食事や休憩目的のカフェなど、高価なお店ばかりを訪れるのは難しいですよね。
特に留学など、「観光」ではなく「住む」目的でボストンに訪れる方は、気軽に行くことのできるお店も知っておきたい情報のひとつなのではないでしょうか。
今回は、私が実際にボストン滞在中に通っていた、中心部にあるカジュアルでおしゃれなお店をご紹介します。
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Toscanini’s Ice Cream
ボストンの人々はアイスクリーム好きとして有名で、夏に限らず年中アイスクリームを食べています。
そんなボストンでアイスクリームを食べるなら、おすすめなのがToscanini’s Ice Cream。
お店はケンブリッジのエリアに1店舗のみです。
2014年にはボストンのベスト・アイスクリームにも選ばれ、1981年の開業以来、地元の人々だけでなく多くの観光客にも愛されています。
特徴としては、すべてのアイスクリームがホームメイドで作られていて、他では見られないユニークなフレーバーがたくさん並んでいるところです。
ひとつひとつのフレーバーがとてもおいしく優しい味わいで、お店の方々が試行錯誤して作っているのが伝わってきます。
私はアイスクリームしか食べたことがありませんが、Toscanini’sのアイスクリームケーキも人気で、Toscanini’sファンは誕生日などの特別な日のためにオーダーすることも多いようです。
159 First St, Cambridge, MA 02139, United States
Tatte Bakery & Café
Tatteは焼き菓子やサンドイッチなどの軽食を楽しめるカフェで、ボストン周辺とワシントンD.C.周辺に店舗を展開しています。
Tatteの始まりは、オーナーの方が2007年にボストンのファーマーズマーケットで手作りを焼き菓子を売り始めたのがきっかけで、その後すぐボストンからほど近いブルックリンに実店舗を開きました。
今やTatteは20店舗を展開する人気店で、そのほとんどはボストン中心部にあります。
どの店舗もいつもたくさんの人で溢れていて、特にお昼時には行列もできているので、いかにTatteが人気であるかがわかります。
レジ横のカウンターにはたくさんの焼き菓子が常に並んでいて、どれも本当に見た目が美しく、どれを食べようか迷ってしまいます。
サンドイッチやオープンサンドなどの食事のメニューも種類が豊富ですが、中でもおすすめは北アフリカや中東の伝統料理、シャクシュカです。
シャクシュカとは、トマトやパプリカ、玉ねぎなどの野菜を煮込んで作られた真っ赤なソースの上に、卵、フェタチーズ、パセリなどがトッピングされた料理で、パンと一緒に提供されます。
作り方はシンプルで簡単なのに、野菜がたっぷりと取れるため、近年はアメリカ、イギリス、オーストラリアでも大人気の料理です。
Tatteのオーナーがイスラエル出身であることから、まだその人気に火が付く前にシャクシュカの提供を始めたそうで、最初はお客さんから「どのように発音するのかわからない」と言われていたそうです。
Tatteは、どの料理も本当に美味しくて、その上料理の盛り付けまで丁寧なので、「おしゃれなカフェで食事をしたい!」という際にはぜひ訪れてみて下さい。
1003 Beacon St, Brookline, MA 02446, United States など
Thinking cup
Thinking cupは2010年にオープンした、ボストンに3店舗を展開するコーヒーショップです。
3店舗の中でも、比較的ゆっくりできるのは、テラス席があるニューベリーストリートにある店舗ですが、私が一番お気に入りなのはやはり1号店で、ボストン・コモンの目の前に位置する店舗です。
ボストン・コモンはボストンの中心部にある大きくて緑豊かな公園で、至る所にベンチが置かれており、ピクニックができる広い芝生もあります。
Thinking cupの店内はいつでも行列ができていて、席が埋まっていることが多いのですが、コーヒーとサンドイッチをテイクアウトしてボストン・コモンでのんびりと過ごすことができます。
Thinking cupはコーヒー豆にこだわっているので、おすすめはもちろんコーヒーですが、中でも私の一番のおすすめはハニーシナモンラテです。
初めてThinking cupを訪れたときにたくさんあるコーヒーメニューを見ながら悩んでいると、店員さんがおすすめとして教えてくれたのが、このハニーシナモンラテでした。
ホームメイドのオリジナルシロップを使用しているようで、他では出会えない味で本当においしく、虜になってしまいました。
同じくメニューにあるバニラジンジャーラテにもオリジナルシロップを使用しているそうなので、コーヒーがお好きな方はぜひ試してみて下さい。
165 Tremont St, Boston, MA 02111, United States など
Tasty Burger
アメリカの食事と言えば、欠かせないのがハンバーガー。
Tasty Burgerはボストン市内に5つの店舗を持つハンバーガーチェーンです。
定番のハンバーガーが$5からと、お手頃な値段で本格ハンバーガーを食べることができます。
お店の外観や内観、ドリンクやポテトの入れ物などには、Tasty Burger定番の色である赤と白が使われていて、それがいかにもアメリカっぽくて魅力的です。
1号店が開業したのは2010年で、場所はボストンの野球チームであるレッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークのすぐそばでした。
2014年から2020年までは、レッドソックスの公式バーガーにも選ばれていて、多くのレッドソックスファンにも愛されていることがわかります。
地元で大人気のチェーン店なので、ボストンでハンバーガーを食べるなら全米や世界に展開しているチェーン店ではなく、Tasty Burgerに行ってみてください。
1301 Boylston St, Boston, MA 02215, United States など
Hong Kong Eatery
ボストンでは色々な国の料理を味わうことができますが、私がボストンに滞在中、お米が恋しくなった時に通っていたお店がこのHong Kong Eateryです。
まだ語学学校に通い始めて2週間ほどしか経っていなかったころ、同い年の日本人学生と仲良くなり、連れてきてもらった思い出があります。
アメリカの観光地にはチャイナタウンと呼ばれるエリアが多く存在しているかと思いますが、私はこれまで訪れた中で、このボストンのチャイナタウンが一番のお気に入りです。
ボストンのチャイナタウンはボストン・コモンのすぐそばにあるのですが、このチャイナタウンに入り込むと雰囲気が一変し、アジア系のお店ばかりになり、週末の夜の賑わいは東京の繁華街を思い出させてくれます。
Hong Kong Eateryはボストンのチャイナタウンの中でも人気のお店です。
味が美味しいのはもちろんなのですが、魅力は何と言ってもその安さと量の多さです。
特に麺類が人気なようですが、私はお米が恋しくなるとHong Kong Eateryに来て、お皿にたっぷりと盛られたお米を食べてお米不足を解消していました。
なかなか決められないほどたくさんのメニューがありますので、何度通っても飽きることなく楽しめます。
79 Harrison Ave, Boston, MA 02111, United States
最後に
今回は、私がボストン滞在中に実際に通っていたお店を5つ紹介しました。
どれもボストンの中心部にあり、比較的アクセスしやすい場所にありますので、これから留学でボストンに行かれる方や、旅行で行かれる方は一度訪れてみていただけると嬉しいです。
ボストンの街中を歩いていると、おしゃれで魅力的なお店がたくさん並んでいます。
何気なく入ったお店が、ボストンにしかないお店であったり、こだわりを持ったお店であったりすると嬉しいですよね。
ボストンは、たとえ長く暮らしていてもそんな新たな発見ができる魅力的な街です。

神奈川県在住。大学時代にアメリカ合衆国の人種差別について研究。それをきっかけに海外移住を夢見て大学卒業後にアメリカ留学、その後カナダ、ニュージーランドにてワーキングホリデーを経験。現在は海外で出会ったチリ人の夫と1歳の息子と暮らしています。Webデザインとスペイン語を子育てしながら少しずつ勉強中。数年以内にチリに移住することを目指しています。
興味のあるジャンル:海外留学/国際結婚/環境問題/語学学習(英語・スペイン語)/Webデザイン