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マサチューセッツ州ってどんなところ!?知られざる魅力を大公開

アメリカのマサチューセッツ州と言えば、皆さんは何を思い浮かべますか?

州都のボストンには、マサチューセッツ工科大学ハーバード大学をはじめする有名な大学が多くあり、教育レベルが高い州であることをご存じの方は多いと思います。

ボストンは、観光目的でもアメリカ国内外からたくさんの人が訪れる人気の都市です。

マサチューセッツ州というとボストンばかりが切り取られてしまうこともよくありますが、ボストンが全てではありません。

全部で50あるアメリカ合衆国(以下、アメリカ)の州の中で7番目に小さい州ですが、マサチューセッツ州でしか出会えないものがたくさんあります!

今回はそんなマサチューセッツ州の魅力をご紹介します。

訪れるなら夏がおすすめ!

まず、マサチューセッツ州って一体どこにあるの?と思っている方も多いと思いますので、その疑問にお答えします。

マサチューセッツ州は、アメリカの北東部に位置し、東側は大西洋に面しています。

世界の中心ニューヨークがあるニューヨーク州と接しているというと、だいたいの位置をイメージしやすいのではないでしょうか。

マサチューセッツ州を含むその周辺の地域はニューイングランド地方と呼ばれ、これはマサチューセッツ州とバーモンド州、ニューハンプシャー州、メイン州、コネティカット州、ロードアイランド州の6つの州を合わせた地域の名称になります。

ニューイングランド地方の気候は、湿潤大陸性気候に分類されており、気温の年較差が大きく、四季の変化が楽しめるという特徴があります。

日本と同じように、春夏秋冬それぞれ違った魅力がありますが、マサチューセッツ州を訪れる際に一番おすすめの季節は「夏」です。

私がボストンに滞在していた期間はちょうど夏にあたり、「日本の夏もボストンのような夏ならいいのになぁ。」と日々思いながら過ごしていました。

その理由は3つあります。

  • 最高気温は27度前後、最低気温は18度前後で、東京の平均気温と比較してもやや低めで過ごしやすい。
  • 東京のようなジメジメした暑さではなく、乾燥してカラッとしているので、日陰が心地よい。
  • 日の入り時刻が遅く、日照時間が長い。

以上3つが、私がマサチューセッツ州の夏をおすすめする3つの理由です。

一番遅い時期で夜9時ごろまで外が明るいので、ボストン滞在中はつい夜9時、10時ごろまで出歩いてしまうことがよくありました。

日本では、日の入り時刻は遅くても夜7時ごろかとは思いますが、ボストンでは友人と夜ご飯を食べ、その後カフェへとはしごした後もまだ日が差しています。

日が沈み暗くなると、なんとなく帰宅する雰囲気になってしまいがちですが、遅い時間まで空が明るいと、ついつい色々なことをしたくなって結果時間も有意義に使える気がします。

夏なのでもちろん日差しは強いですが、この夏を過ごすためにマサチューセッツ州を訪れてみるのもおすすめです!

 

こんなものも!身近に溢れるマサチューセッツ州発祥のもの

実は私たちが生活の中でよく目にするもので、マサチューセッツ州発祥のものは意外とたくさんあります。

あまり知られていないのですが、人気の球技スポーツ発祥の地で、下記の二つのスポーツはマサチューセッツ州で生まれました。(カッコ内は考案された場所と年号です)

  • バスケットボール(スプリングフィールド/1981年)
  • バレーボール(ホリヨーク/1895 年)

現在では世界中でたくさんの人がプレーしていて、日本でも体育の授業や部活動では当たり前のようにプレーされていますよね。

この二つの球技がマサチューセッツ州発祥だとは驚きです!

スポーツだけでなく、世界的に有名なブランドもマサチューセッツ州発祥のものがいくつかあります。

  • ニューバランス(ボストン/1906年)
  • ティンバーランド(ボストン/1918年)
  • コンバース(モールデン/1908年)

日本でも老若男女問わず人気のこれらのブランドは、どれもマサチューセッツ州で生まれています。

どのブランドもマサチューセッツ州にお店がありますので、訪れた記念にぜひ発祥の地でお買い物してみるのもおすすめです。

 

マサチューセッツ州の名物とは?食べ物について

続いては、旅先では必ずと言っていいほどチェックしたい「食べ物」についてです。

どのようなものか気になる方も多いかと思いますので、ひとつひとつ解説していきたいと思います。

ボストン・クリーム・パイ

ボストン・クリーム・パイは、パイという名前ですが、スポンジ生地の間にカスタードクリームが挟まれていて、その周りをチョコレートでコーティングされたケーキのことです。

ラムシロップやスライスアーモンドもトッピングとして使われることが多く、かなり甘いですが不思議と飽きずに最後まで食べられてしまいます。

このクリームパイは、1881年にボストンのパーカー・ハウス・ホテル(Parker House Hotel)で作られたのが始まりです。

誕生から長く人々に愛されていて、ボストンのカフェやケーキ屋さんには必ずと言っていいほど、このクリームパイが置いてあります。

クリームパイの味を再現したドーナツ(ボストン・クリーム・ドーナツ)も今や定番で、ボストンで誕生した有名チェーン『ダンキンドーナツ』でもこのボストン・クリーム・ドーナツを楽しむことができます。

 

ロブスターロール

ロブスターロールは、ニューイングランド地方で誕生した食べ物です。

軽くトーストしたパン(ホットドッグのパン)に、分厚く甘みのあるロブスターの身と、マヨネーズ、レモン汁、ブラックペッパーを加えるだけのシンプルなレシピですが、これが絶品!

マサチューセッツ州でも特に海に面している町(ボストン、セーラム、ナンタケットなど)では、ロブスターロールが人気のレストランが多くあります。

近年では東京でもロブスターロールを食べられるお店が増えていますが、ボストンの海を感じながら食べる本場のロブスターロールは格別です!

 

ニューイングランド・クラムチャウダー

ニューイングランド地方と言えば、この地で生まれたクラムチャウダーです!

ロブスターと同じく、大西洋に面しているマサチューセッツ州をはじめとするニューイングランド地方の州は、海が近いため、海産物が有名です。

クラムチャウダーは、地域によって全く異なるレシピですが、ニューイングランド・クラムチャウダーはミルクやクリームをベースに作られているので、スープの色は白いです。

具材は、クラム(あさり)の他に、バターで炒められたじゃがいもやベーコン、玉ねぎなどが入っています。

クラムからあふれ出る魚介の旨味と風味が、バターの塩気と濃厚なミルクベースの味にマッチしてやみつきになってしまいます。

私はボストンに滞在中、いくつかのレストランでクラムチャウダーを食べましたが、同じような材料を使って作られているはずなのにお店によって味が全く違うので面白かったです。

マサチューセッツ州を訪れた際にはぜひ食べ比べをしてみて下さい。

 

最後に

今回は、マサチューセッツ州を訪れるのにおすすめの季節、そしてぜひ現地で楽しんでいただきたい名物(発祥のものと食べ物)をご紹介しました。

せっかく旅行で訪れるのなら、その土地ならではのものや、その土地オリジナルのものを楽しみたいですよね。

日本で暮らしていても目にするものや口にできるものばかりかもしれませんが、実際に現地で触れて、目で見て、味わうことはとても価値のあることだと思います。

この記事がこれからマサチューセッツ州を訪れる方々にとって有意義な情報となれば嬉しいです。

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