今回は、僕の第二の故郷カナダから、カナダの大学、短大 /専門学校に通う学生の生活の様子について例を上げつつ紹介していきます。
共通点もありますが、大学に通う人と短大 / 専門学校に通う学生では進路が変わってくるので、それに合わせて生活スタイルも変わってきますし、また、日本の大学生の学生生活とは違う点が多いので興味深い内容になっているかと思います。
ということで今回の記事では、4年制大学と短大 / 専門学校を分け、それぞれの特徴をピックアップしていきます。
4年制大学に通う学生の生活
- アルバイトよりも学業が先にくる
カナダの大学生は何と言っても学業に精を尽くします。
日本での学生時代によく、「部活ばかりに専念し、文学を怠るのは本末転倒だ」と先生が口癖のように毎日言っていたのを覚えています。
日本と違ってカナダの大学は入ることよりも卒業することの方が大変なので入ってからの4年間真面目に勉強する人が圧倒的に多いです。
本当は、大学というのはそういう勉学に励む場所なのですが、日本は入試に全ての努力を注いでしますので入ってから真面目に勉強に専念する人は残念ながら少ないです。
(もちろん日本人でも一生懸命勉強している人もいっぱいいると思いますが、僕の知っている限りではほとんどいませんでした。)
どこの図書館に行っても学習スペースはいつも勉強する学生でいっぱいです。
勉強に追われ忙しいので、あまりアルバイトをしている学生は少ないです。
アルバイトをする人は冬休み、夏休みの長期休暇を利用して働きます。
- クラブ活動などはあまりない
カナダの大学生は学業に忙しいので日本の大学みたいにクラブ活動にあふれている学校は少ないです。
もちろんサッカー、ラグビー、バスケなどなど毎週末活動しているクラブもありますが、日本と違って飲みサーや、ただ友達と遊びに行くだけのクラブはなく、そのクラブも目的を持って活動しています。
- 気を抜くところはしっかり気を抜く
カナダの大学生の尊敬できる点の1つは、彼らのオン・オフの切り替えです。
勉強する時は真面目に勉強して、テストが終わっってはしゃぐところはしっかりはしゃぐ。
金、土は飲みに行くが、平日は行かない、などメリハリが付けられている若者が多くとても感心します。
やはり学生生活、仕事をしているのとは違うので楽しむところは楽しみたいですよね。
【短大 / 専門学校に通う学生の生活】
- 学業も大事だがそれよりも就職活動
短大生 / 専門生が大学生と1番違う点は、就職活動がとても早い段階で始まることです。
短大 / 専門学校を選ぶ人たちの目的は、最短ルートでスキルを取得して、卒業後にそのスキルを持って職を手に入れることにあります。
なので高校を卒業してとりあえず短大に行ってレジュメに書ける学歴を手に入れようなどとあまい考えの人は殆どいなく、とにかく皆職を手に入れるために通うので本気です。
プログラムによっては9ヶ月で資格が取れ卒業といったものもあり、長くいプログラムでも2年ほど。
入って呑気に遊び呆けていれる人はその後の就職先を見つけるのに苦労しています。
- ボランティアやインターンシップに多忙
カナダでは学歴よりも経験が重要視されます。
ただ学校を卒業してレジュメを配りまくったところで、現場経験がない人は圧倒的に採用されにくいです。
短大 / 専門学校の多くはプログラムの中に実習期間などが含まれていることが多いですが、それだけでは不十分なので、ボランティアやインターンシップなどを自分で探して、行動が早い人だと本当に学校がスタートしてすぐにボランティアを初めたりします。
実際に学校の成績が就職先にチェックされることなどほぼ無く、それよりもコネクションをつくり、与えられたチャンスの中で学んだスキルをそれだけ現場で発揮できているかが見られるので、短大生 / 専門生はボランティアやインターンシップに力を注ぎます。
- 大学生と比べて休みが少ない
大学と比べて、短大 / 専門学校は最短ルートでスキルを取得する学校なので夏休み、冬休みがあっても4年制大学に比べるととても短いです。
4年制大学はトータル1年間に3〜4ヶ月休みがあるのに対し、専門学校の多くは合わせても1ヶ月はないです。
長期休みもなく、就職活動に明け暮れるので専門学生はあまりゆっくりできる時間がなく忙しいです。
- 年齢層の幅が広い
あと短大 / 専門学校に通う学生の特徴としては、既に結婚して家庭を持っている人も多いことです。
日本は大学 / 短大 / 専門学校の学生の大半は高校を卒業してストレートか数年浪人して入ってくる人なので若い人がほとんど。
いても30代、40代が数人でしょう。
ただカナダでは、学業は歳に関係なく、自分に合ったタイミングで学校に行くことが普通なので、年齢層は幅広いです。
僕の通っていた学校では、20代は2割ほど、1番歳のいった人は50代でした。
社会経験何年か積んで自分のやりたいことが見つかった人、家庭を持って仕事が必要になった人、子供が大きくなりようやく自分のやりたいことができるようになった人、何年も働いてやっと資金が貯まった人など、様々な人が様々な目的人生を送ってきて仕事を得るスキル取得の為に通ってくるのが短大 / 専門学校の特徴です。
【最後に】
カナダでは高校を卒業して、「進学しなくてはいかないから」という周りに流された理由で学校に入って学生生活を送る人は少なく、皆しっかりとした人生の目的を持って学校に通います。
その結果自分のゴールに向かって真面目に勉強、スキルアップをする学生が多いことも納得できます。
もし海外進学を考えている人、きっとカナダに来れば切磋琢磨できる環境に身を置いて勉学に励むことができるので、カナダは進学先としてとてもおすすめです。
今回はカナダの学生生活の様子について紹介しました。
僕の通っていた専門学校のもっと詳しい様子について他の記事でアップしますので、興味のある方はそちらもチェックしてみてください。
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KAI(World Map Japan 代表、マーケティング担当、ライター)
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