留学に行く前に必ず検討しなくては行けないことの1つは、留学先での住居の確保です。
学校の寮に住むのか、アパートを探すのか、それともホームステイか。
カナダ留学で来る多くの日本人学生は初めにホームステイを選択します。
特に語学学校に入学する人の留学生の多くは。
ということで今年は、住み始めてから7年目になる僕の第二の故郷カナダから、ホームステイのメリット・デメリットについて紹介します。
これからカナダ留学でホームステイすることを考えている方はぜひ参照にしてみてください。
【ホームステイのメリット】
- 現地の生活が実体験できる
ホームステイの1番大きなメリットといえば何と言っても、現地に住む家族の生活を実体験できることです。
カナダの家庭ではどんな料理が一般的なのか、家族の英語での会話はどんなものなのか、土日はどのように過ごしているのか、などなどホームステイをすると、見ること聞くこと全てが新しい発見になることでしょう。
その日本との文化の違いを経験して、カナダの文化を理解するというのは、留学で異国に生活していく上で1つ重要なことです。
現地でアパートなどを借りて自分で生活してしまうと、現地の友達などのホームパーティーに招待されたりしない限り、めったに現地の家族の生活に触れられることはないでしょう。
- ルームメイトと友達になれる
多くのホームステイファミリーは数人の留学生を迎え入れていて、自分以外にルームメイトがいることが多いです。
僕もそうでしたが、大体の場合は3人ぐらいの留学生が生活しているケースが多いです。
1番多いところで5人でした。
ルームメイトたちも海外からの留学生であることが多いので気軽に友達になることができます。
気の合う友達ができると、週末は一緒に遊びに行ったり、町を案内してくれたり、パーティーに誘ってくれたりと、生活を共にする仲なので仲良くなりやすく友達の輪も広がっていきます。
- 自分に合ったファミリーに出会えると留学生活が充実する
こればっかりは本当に運なのですが、家族によっては週末に連れ回してくれたり、一緒に買物に連れて行ってもらったり、ご飯を一緒に作ったりと、あなたの留学生活をとても充実したものにしてくれます。
とても親しくなって本当に家族みたいになり、留学後も連絡を取り合う仲になれることもあります。
ただこれは家族との相性であったり、その時期の家族の忙しさだったりと、タイミングと、あとは運です。
日本人は留学に行くと慣れない文化と言語に抵抗感がありシャイになってしまいがちです。
外国人からすると、日本人=シャイだと思われています。
ホームステイを受け入れているファミリーたちは、海外の文化に興味があったり、留学生と交流したいなど、オープン思考な人たちです。
英語があまり理解できない留学生とのコミュニケーションにも慣れていますし、留学生たちの生活の助けをするのにも慣れています。
なので、当たり外れの運にこだわらずに、まずは自分が積極的に家族とコミュニケーションを取って、自分から仲良くなろうと歩み寄っていく姿勢が、ホームステイ生活を充実させる重要なエッセンスです。
【ホームステイのデメリット】
- 当たり外れがある
上記でも少し触れましたが、ホームステイファミリーも人なので自分に合う、合わないがあります。
あとは運が悪いと、家族みんな仕事で忙しく週末もあまり家にいない、ご飯は毎日冷蔵庫に入っていて1人で温めて食べる、家族と会話をできたのは初日だけ、などといったケースも珍しくありません。
もし留学エージェントにホームステイを手配してもらうのであれば、きちんと自分が希望する家族形態、生活環境、食生活などをエージェントに伝えましょう。
留学エージェントに丸投げして勝手にホームステイを決められ後に後悔する留学生が多いので。
- ご飯が舌に合わないことがある
私達日本人のほとんどは、やはり日本食で育ってきているので、いきなり欧米の食生活になると米と味噌汁が恋しくなることが多いです。
率直なところ、ほとんどの人は留学中に一度はなります。
僕も昔はその1人で、カナダに渡航してから5日目に1人であまり美味しくもなり寿司と味噌汁を食べに行ったことを覚えています。
日本食を全く無しでも生きていけるようになったのは海外生活3年目辺りからです。
ホームステイによっては毎日違った国の料理を出してくれるところもあります。
例えば月曜はインド料理、火曜は中国料理、水曜はベトナム料理など。
カナダは移民国家であまり自国の伝統的料理などはなく、世界中どこの国の料理も味わえるというのが押しなので、皆他の国の食にオープンです。
ただファミリーによっては、毎日揚げ物しか出てこないとか、ジャンクフードばかりだとか、野菜がほとんど出てこないといったところもあります。
そういった非健康的食生活をするファミリーに当たってしまったら、それはハズレです。
ハズレを引かないためにも、食に関しても事前にホームステイを手配してくれるエージェントなどに希望は出しましょう。
後アレルギーなどがある場合は必ず。
僕はベジタリアンなので、海外でホームステイを手配する時は必ずベジタリアンのファミリーにしてくれとお願いします。
- ネイティブのファミリーに当たることは少ない
残念ながらカナダは移民国家ということもあり、日本人が想像するように白人のネイティブの家庭に当たることは少ないです。
僕が一番初めに住んだファミリーはネイティブだったのですが、その後クラスの友達とホームステイファミリーの話をすると、白人のネイティブに当たったのは20人中僕1人だけでした。
多いのはフィリピン人、インド人、中国人の家庭です。
これも移民国家であるカナダならではなので、あまりネイティブに当たるという期待はしない方が良いでしょう。
【カナダでホームステイを選んだ日本人留学生たちの実情】
カナダに初めて留学に来る多くの日本人はまず初めにホームステイを選びます。
その後多くのケースが、1〜3ヶ月でホームステイを出て自分で部屋探しをしたり、友達と住んだりします。
1年以上同じホームステイに住んだ人は稀です。
理由としては、日本食が恋しくなったり、自分の生活リズムが合わなかったり、学校から遠かったり、会話する機会が少なかったりと様々です。
ホームステイでとても良い経験をしたという人もいれば、二度とホームステイはゴメンだと言う人もいます。
【まとめ】
以上はカナダ留学でホームステイを選ぶメリット・デメリットでした。
僕の個人的な意見としては、最初の1、2ヶ月だけでも、最初はホームステイをしてみるのが良いかと思います。
カナダに一度も来たことがないのに日本から部屋を見つけることは大変ですしリスクが高いので。
もしホームステイファミリーと仲良くなれれば、あなたの留学生活が何倍も充実したものになることは間違いないでしょう。
最後に1つだけホームステイを選ぶ人へ僕からアドバイスを。
留学の初期は英語がまだあまり話せず、典型的に日本人はシャイになってしまいがちです。
シャイなのが悪いことではありませんが、カナダで充実した生活を送るには、思ったことをどんどん発言して、人とコミュニケーションを取っていかなくてはなりません。
自分はシャイで黙っているだけでも、相手からすると嫌われていると思われてしまうこともあります。
カナダは英語を第二言語とする人も多く生活していて、つたない英語でも親身に聞いてくれる人もたくさんいます。
留学生を受け入れているホームステイファミリーであればなおさらです。
英語で間違ったことを発言してしまうことは恐れず、ホームステイのファミリーとは自分が思っている以上に積極的にコミュニケーションを取ってみましょう!
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KAI(World Map Japan 代表、マーケティング担当、ライター)
在住国:現在エストニア在住、過去カナダに5年間在住
海外歴:7年
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資格:英検1級、TOEIC940
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