これからカナダに進学を考えている方から「コミュニティーカレッジを選ぶべきか、ユニバーシティーを選ぶべきか」とよく問い合わせがきます。
そんな方に向けて、今回の記事では「コミュニティーカレッジとユニバーシティーの違い」と、「どちらを進学先として選んだほうが良いか」についてまとめました。
この学校選びは、学校を卒業した後の人生に大きく影響を与えます。
僕も正直なところカナダの学校に進学する前にこの事を知っていればなと後悔しました。
特に一番最後の「公立を選ぶか?私立を選ぶか?」は特に重要です!
僕と同じ間違えを侵さない為にも、これからカナダに進学を考えている人はぜひ最後まで目を通してみてください!
絶対に知っておいて損はしないので!
Contents
【コミュニティーカレッジとユニバーシティーの違い】
まずは基本のコミュニティーカレッジとユニバーシティーの違いから簡単に説明します。
コミュニティーカレッジ(Community College)とは日本で言う短大、専門学校、
ユニバーシティー(University)は大学にあたります。
コミュニティーカレッジは主に専門に特化した分野を学び資格などを取るプログラムに特化しています。
取得の単位などによっては、コミュニティーカレッジから4年制大学への編入もできます。
【コミュニティーカレッジを選ぶメリット】
- 比較的入学しやすい
- 資格の取得までに最短のルート
- 就職しやすい
【コミュニティーカレッジを選ぶデメリット】
- 授業の質は先生次第
- 生徒の英語レベルにばらつきがある
- コースによっては外国人のみしかいないこともある
【ユニバーシティーを選ぶメリット】
- 質の高い授業が受けられる
- 永住権の取得に有利
【ユニバーシティーを選ぶデメリット】
- 入学のハードルが高い
- 授業費が高い
【公立を選ぶか?私立を選ぶか?】
ここが1番大事なポイントです!!
僕はここで最大のミスを犯し、後に後悔と苦労をしました。
その最大のミスとは、公立の学校を卒業するとポスグラビザ(ポストグラジュエーションビザ / Post-Graduation Work Permit)というオープンビザが取得できるということを知らなかったことです。
ポスグラビザとは簡単に言うと、一定の条件を満たす公立の短大、大学、大学院を卒業するとその学校で就学した期間と同じ期間の労働許可が与えられたビザのことです。
例えば、1年間カナダの公立の短大で勉強した後、就学した1年分のビザが貰えます。
その1年間は何も制限は無く、どんな仕事についてもいいし、仕事をしないで1年間カナダに暮らしていてもいいんです。
2年以上の就学をした場合は3年間の就労ビザが手に入ります。
ただもし私立の学校に入ってしまうとポスグラビザは手に入れることができません。
カナダに進学をする方の多くはその後の就職まで考えていると思います。
もし仮に私立に行ってしまうと、卒業後に就職先を見つけ労働ビザを発行してもらわないといけないのですが、この労働ビザの取得はそんなに容易いものではありません。
もしあなたが学校を卒業する頃にワーホリビザがまだ取得できれば1年間の就職活動できる期間が手に入りますが、そうでないと卒業してすぐか、卒業の前に雇用主を見つけなければいけないことになります。
僕はこの事を知らずに私立の短大に1年半通いました。
もしこの1年半、私立ではなく公立の学校に行っていればその後1年半の就職ビザが簡単に手に入っていたのにと後に後悔しました。
絶対に公立の方に入った方が良いとプッシュしているわけではないのですが、もしあなたの希望するコースが公立でも受けられるのなら、僕は公立の学校に入りポスグラビザを手に入れることを強くおすすめします。
理由は、雇用主を自力で見つけて就労ビザを取得するのは、苦労と時間とお金がかかります。
それに加え、仮に就職できたとしても、就労ビザを申請したからといって必ず就労ビザが手に入るわけではありません。
就労ビザというのは、雇用主がポイっと発行できるものではなく、カナダ政府の裁量によるものなので、雇用と同時に100%保証されているものではないのです。
審査が通らなかったり、時間までにビザが降りなかったりなどの理由で、せっかくカナダの学校を卒業しても就労ビザが手に入らずタイムオーバーとなって止むを得ずカナダを去っていった同士は何人もいます。
学校を卒業するだけで簡単に就労ビザが手に入るのであれば、入学は多少なりともハードでも、公立の学校に進学した方がメリットが大きいです。
ポスグラビザ、就労ビザについての詳細は他の記事で詳しく説明したいと思います。
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