カナダ

【カナダ移住】現地就職について

カナダの長期滞在、永住を目的として移住する人と、ワーホリとして短期で移住するのでは仕事の見つけ方が少し変わってきます。

理由は「ビザ」です。

長期滞在、永住を目的とすると、いずれ就労ビザか永住権を取ることになります。

ワーキングホリデービザだと一年しかカナダで合法的に滞在し働くことができないですし、学生ビザの場合は就学期間が終わるとビザは切れてしまいます。

 

ただし学生ビザの場合でも、公立の学校を卒業すればポスグラという就労ビザが取得できます。

学校選び、ポスグラビザについて詳しいことは下記の記事を参照にしてください。

【カナダ進学】進学するならコミュニティーカレッジか?ユニバーシティーか?

 

ということで、カナダに長期なり永住目的で移住する人は、就職においてまずはビザという点を考慮しつつ、その他給料、待遇なども検討して職を選ばなくてはなりません。

今回の記事では、そういった現地就職を目指す方に向けた情報をまとめました。

 

ワーホリの仕事探しについては下の別記事で紹介しています。

【カナダワーホリ】仕事の見つけ方

 

【カナダの長期滞在ビザの種類】

  • ワーキングホリデービザ(Working Holiday Visa)

18歳から30歳までの人が一生に一度のみ取得可能で、最長1年までカナダに滞在して就学、就労が可能です。

ビザの中で最も自由度が高く、好きな学校で就学ができ、好きな雇用主の元で働くことができます。

 

  • 学生ビザ(Student Visa)+コープビザ(Co-op Visa)

専門学校のCo-opプログラムに参加した場合にのみ、学生ビザと同時にCo-op Visaが取得できます。

週に20時間まで働くことが許されおり、夏休むなどの長期休みの期間は週に40時間まで働くことができます。

 

  • 就労ビザ(Work Visa)

最大で2年間、就労が可能なビザが発給されますが、一定の条件をクリアできない場合などは1年のみ有効な就労ビザが発給されることがあります。

そしてワーホリビザなどと違うところは、決められた雇用主の元でしか働くことができないということです。

 

【就労ビザと永住権】

就労ビザは最大で2年までしか就労が許されないので、期限が切れる度に更新しなくてはなりませんし、決められた雇用主の元でしか働けないので自由がききません。

その点、永住権を取得すると雇用主に制限はなく、選挙権と5年ごとの更新を除いては現地人と同じ権利が与えられます。

カナダに入国する際に外国人窓口側の長蛇の列に並ぶ必要はなく、カナダ人と同じ窓口を通りカナダ人と同じ扱いをされますし、大学費などもカナダ人扱いとなるので格安になり、年金も貰えます。

 

【永住権と市民権】

よく質問を受けるのですが、永住権と市民権は異なります

日本は2カ国の市民権保持を認めていないので、もしカナダで市民権を取得する場合は日本の市民権を放棄することになってしまいますが、永住権は大丈夫です。

 

【カナダに長く居たい人は永住権を視野に入れて行動】

カナダに骨を埋める覚悟がない人でも、カナダに5年、10年と長く住んでいたい方は永住権の取得を目指します。

理由は、就労ビザは2年ごとに更新をしなくてはいけなく、その度に何十万という費用がかかるので維持コストが高く、自由度も低いからです。

永住権の取得には色々と条件があります。

1番大事な点は、職種と英語レベルの証明です。

カナダ政府が求める特定の職種だと永住権が取得しやすいです。

例えばIT系の職、保育士、看護師、シェフなど。

それよりも日本人が最も苦戦するのは英語レベルの証明です。

一定の英語レベルに達さないといけないという条件はないですが、IELTSだとスコア6〜7以上は取れないと厳しいでしょう。

年々永住権の取得は難しくなってきています。

理由としては、カナダ政府が高度のスキルを持った、カナダにもっと貢献できる人材を求めているためです。

最初はカナダに長くいるつもりはなかったけど学生やワーホリとしてカナダに来てカナダに魅了されカナダに永住したいと思うが、永住権を視野に入れてなかったので条件に達せず、止むを得ず日本に帰国していった日本人を多く見てきました。

現地就職を希望する人は早い段階からの計画がとても大事です。

 

【現地就職の仕方】

現地就職の仕方はあまり日本と変わりません。

求人情報などで応募して、レジュメを送り、面接といった典型的な流れです。

しかし、私達外国人がカナダの現地で就職の際に1番大事な点は、雇用主がスポンサーになってくれて就労ビザのサポートをしてくれるかどうかです。

どこの会社も手軽に外国人労働者に就労ビザを出してくれる訳ではありません。

就労ビザの取得が許されるかはカナダ政府の判断となり、そのためには雇用主側がカナダ政府の要する条件をクリアしていなければなりません。

簡単に説明すると、カナダ人の働き口を守るために、雇用主は外国人ばかりを雇ってはいけないのです。

カナダ人の労働者が見つからず、本当にその外国人を雇う正当な理由がある場合のみ許されます。

 

【現地のメジャーな求人サイト】

・Indeed

https://ca.indeed.com/jobs-in-Canada

 

・Job Bank

https://www.jobbank.gc.ca/home

 

・Workopolis

https://www.workopolis.com/jobsearch/international-applicants-jobs/canada?job=E04pCtAXeDq_WbSXm8FruizvCAikF_7T7R8vaeJHCJJ0GOS6U4DnVw

 

・Canadajob.com

https://www.canadajobs.com

 

【日系企業の求人情報サイト】

・人材カナダ

https://www.jinzaicanada.com

 

【求められる英語力】

現地で日系以外の企業に務める場合は、当然ですが英語圏のカナダなので高い英語力が求められます

レストランやカフェで就職したとしてもマネージャーなどの管理ポジションを取るには高い英語で現場とスタッフをまとめられなければいけません。

ホテルや会社の受付のポジションでは英語での受け答えが全てきちんと英語でできなくてはなりません。

 

【学歴よりも経験】

カナダは学歴よりも経験が重要視されます。

正直な話、日本の学歴は高校さえ卒業していればほぼ気にもされません。

 

例えば、日本に来た外国人が日本の企業で働きたいとします。

その人の履歴書にインドでもネパールでも、知名度のない言語も違う大学の名前が載っていて、それがハーバード大学やケンブリッジ大学などの世界的名門校であれば話は変わってきますが、それが私達の知らない学校の知らない言語である場合、判断材料とはなりません。

それよりもその職種での経験があるって、日本語が話せるかを重要視しますよね?

 

カナダ人の採用者からしても、私達が卒業した大学を見てそれがどれだけ日本ですごい大学かなんて分かる人はほとんどいません。

それよりも、アプライしている職での経験が問われます。

 

【就労ビザのデメリット】

  • 決められた雇用主の元でしか働けないので簡単に転職できない。
  • 就労ビザの取得はとてもお金がかかる。

補足:

就労ビザの申請は複雑で、個人で申請するのはとてもリスクが高いため、基本的には皆移民コンサルタントや弁護士の依頼をします。

その場合の費用が大体30万〜40万ほどします。

僕が労働ビザを取得の際に依頼した移民コンサルタントでの費用は$3500カナダドル、日本円で30万ほどです。

 

【現地就職を目指す方へアドバイス】

日本からいきなり来てカナダで現地就職というのはとてもハードルが高いです。

もしあなたが英語を流暢に話せるのならかなりハードルは下がりますが。

もし現地就職をしてカナダに長く住みたい、または永住したいと考えている方は、まずは現地の大学、専門学校で英語とスキルを学び就職を目指すのが最も合理的です。

もし行けるのであれば、公立の学校に入りポスグラビザを取得することがベストオプションです。

就労ビザの取得は難易度が高いですしとにかく費用がかかります。

就労ビザの取得に40万もつぎ込むのなら、その費用を公立学校の学費に回してポスグラをできるだけ長い期間取得したほうが効率的だと僕は個人的に思います。

 

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