イギリスの首都ロンドンには毎年、世界中からたくさんの観光客が訪れます。
今回はそんな有名な見どころで溢れる、ロンドンおすすめの観光スポットをまとめました。
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【バッキンガム宮殿】
まずはエリザベス女王のご自宅、バッキンガム宮殿からスタートしましょう。
バッキンガム宮殿は、ロンドン中心部にあるイギリス王室の宮殿です。
1703年にバッキンガム公の邸宅として建てられ、1837年、大英帝国全盛期の象徴とも言われるヴィクトリア女王の即位とともに、英国王室の宮殿として使われるようになりました。
現在では式典や、各国のトップや賓客を迎える場所としても使われるため、ニュースでもよく見かけますよね。
一般に公開されるのは夏の時期のみで、宮殿内の様々な部屋、ヨーロッパ最高級ともいわれるインテリアなど、王宮の豪華な品々が見学できるツアーがあり、なかでもレンブラントやルーベンスなどの英国王室の絵画コレクションを見る事ができます。
バッキンガム宮殿には750以上の部屋があり、500人以上の人が働いているとの事。
規模の大きさがさすが、イギリス王室です。
また、この宮殿で行われる衛兵交替もとても人気がありますよ。
(映画でもよく見かけるあの赤い制服に黒いふわふわ帽子の衛兵です!)
<基本情報>
住所: Buckingham Palace, London, SW1A 1AA
アクセス:地下鉄ヴィクトリア駅、グリーンパーク駅から徒歩10分
【ロンドン塔】
ロンドンには4つの世界遺産があり、そのひとつがこのロンドン塔です。
ロンドンを流れているテムズ川沿いにある城砦で、世界一有名な幽霊屋敷としても知られており、観光客が幽霊を見たというのはよく聞く話。
なぜならここは歴史上、位の高い人間を幽閉する監獄でもあり、処刑場でもあったのです。
今でも、首なしの幽霊で知られるアン・ブーリンや若くして幽閉されたエドワード5世の亡霊が住み着いているとの事。(オカルト好きな方には特におすすめ!)
その他にも11世紀の建設以来、監獄・処刑場以外にも宝物や武器の保管庫・動物園・造幣所・天文台と時代に沿って様々な使い方をされてきました。
現在でも王室儀式で使用される貴重な王冠や宝石類(クラウン・ジュエル)を間近に見ることができます。これは必見です。
ロンドン塔はイギリスの黒歴史が感じ取れるとても興味深い世界遺産です。
もし時間があれば事前に歴史を調べると、実際訪れた時の感動は大きくなるでしょう。
(私はひたすら、イギリスの大河映画をたくさん観ました。)
<基本情報>
住所: Tower of London, London EC3N 4AB
アクセス:地下鉄タワー・ヒル駅から徒歩5分
【大英博物館】
ロゼッタストーン、モアイ像、ミイラなど歴史の教科書上での話でしかないと思っていませんか?
そんな架空のように思われる世界的な遺産が、この大英博物館で実際に見ることができます。
アテネのパルテノン神殿のペディメント彫刻や、シュメール王朝の古代都市ウルの王墓から発見された工芸品、なんなら日本の鎧など、なぜこんなに世界中のものがここロンドンに?と不思議に思うくらのバリエーションです。
その理由を調べてみると、大英博物館の収蔵品には、世界中の旧植民地などから「盗み取って」きたものが多いそう。(現在でも返還要求を受けているものもあるらしい。)
なのでイギリス人たちは、「泥棒博物館」とも呼ぶそうです。
所蔵品は約800万点で、その中から15万点が常設で展示されており、1日どころか1週間あっても、見きる事ができるとは思えない規模となっております。
なので、滞在時間が限られる方は、事前に見たいものをピックアップして、効率よく見てまわる事をおすすめします。
<基本情報>
住所: Great Russell Street,London,WC1B 3DG
アクセス:地下鉄トッテナムコートロード駅から徒歩5分
【ロンドン・ナショナル・ギャラリー】
大英博物館と並んでロンドンで必見なのがロンドン・ナショナル・ギャラリーです
13世紀~20世紀の絵画を中心としたコレクションを展示している国立美術館で、2,300点を超えるヨーロッパ絵画を収蔵しています。
ゴッホやダ・ヴィンチ、ピカソ、モネやセザンヌなど、教科書に登場する有名西洋画家の作品が網羅されており、ふだんあまり美術館に行かないという方でも十分にお楽しみいただけます。
私が感動したのは展示作品のみならず、この美術館の建築や内装そのものも美しく、ふと時間を忘れて彷徨ってしまいました。
また大英博物館と同様、ロンドン・ナショナル・ギャラリーも入場無料となっております。
<基本情報>
住所: Trafalgar Square, London,WC2N 5DN
アクセス: 地下鉄チャリングクロス駅か徒歩3分
【スカイ・ガーデン】
360度の大パノラマが広がる展望スポットとして世界中の観光客に大人気。
スカイ・ガーデンは2015年にできた新しい展望台で、20 Fenchurch Streetにある高層ビル(トランシーバーの形に似たビルのため、愛称が「ウォーキー・トーキー」)の最上階にあります。
カフェ、バー、レストランなどがあり、それを囲むのは美しい英国ガーデン。
ロンドンの一番高い場所にある庭園と言われる通り、フロアには緑があふれていて、リラックス効果も抜群です。
また全面ガラス張りとなっており、主要観光スポットを上空から見学できるのも魅力です。
入場無料というのもうれしいところ。
ロンドンの新名所として人気が高く、予約も取りづらくなっています。
早朝などに設定されている予約なしで入れる時間帯もあるので、ぜひチェックしてみてください。
(私も予約がとれず、予約なしで突撃して入れました!)
<基本情報>
住所: 20 Fenchurch St, London EC3M
アクセス:地下鉄モニュメント駅から徒歩5分
【コヴェント・ガーデン】
コヴェント・ガーデンはロンドナーの間でも人気の高いショッピングエリア。
ロンドンの中心に位置しているのでアクセスもよく、ハイエンドブランドのお店から、マーケット、グルメ、大道芸人や芸術家たちのパフォーマンスが楽しめ、観光客にも人気のスポットです。
映画「マイ・フェア・レディー」の舞台としても有名な場所ですね。
メインロードは高いアーチ上の天井のある建物になっており、そこにはたくさんのお店が軒を連ねています。
イギリス発祥の人気ブランドの多くが、コヴェント・ガーデンに出店するほどトレンドの中心地でもあり、お土産探しにもオススメです。
私のお気に入りスポットは、コヴェント・ガーデンから小さな路地を入ると、とても可愛らしい中庭があります。
カラフルな建物が取り囲むように建っていて、絵本の中に入ったかのような気分になれます。
イギリス発祥ブランドのニールズ・ヤードなど、オーガニックコスメのお店から、カフェやレストランまで、こっそりと隠れた人気スポットとなっています。
<基本情報>
住所: Covent Garden,London,WC2E
アクセス:地下鉄コヴェント・ガーデン駅から徒歩1分
【バラ・マーケット】
バラ・マーケットはロンドン屈指の人気食材マーケット。
イギリスで最も大きく、古いマーケットのうちのひとつで12世紀からこの場所でマーケットを開かれていたようです。
最近ではオーガニック志向、ロンドンのグルメレベルが急上昇しているのもあり、世界中からの美味しいものが集まるマーケットとなっており、
地元ロンドナーにも観光客にも大人気のスポットです。
お魚や野菜・果物・ベーカリー・チーズなどの新鮮な食材も揃っており、また日本では見たことない食材も並んでいるので、見るだけでも楽しく、
何度訪れても新しい発見があり本当に飽きません。
フード屋台もたくさんあり、種類も豊富なので気分に合わせてトライしてみてくださいね。
私のおすすめは、巨大なお鍋が目を引くパエリア屋さんです。
<基本情報>
住所:8 Southwark St, London, SE1 1TL
アクセス:地下鉄ロンドン・ブリッジ駅より徒歩3分
【コロンビア・ロード・フラワー・マーケット】
最後にご紹介するのは私の一番大好きなスポット!
イースト・ロンドンにあるコロンビア・ロード・フラワー・マーケットです。
毎週日曜日限定で開催されるロンドナーに大人気の花市場です。
ロンドンにはマーケットが数多くありますが、ここは特別に明るくて活気に溢れた空間です。
ちなみにほとんどのお店は、家族経営で、時々小さい子供がお手伝いしていたり、お店の人同士が大声で話をしていたりと、観光エリアではあまり見かけない下町情緒たっぷりな雰囲気が楽しめます。
観光中にお花を買うのは難しいかもしれませんが、その活気や、見ているだけでもハッピーになれるお花たちにぜひ癒されてください。
フラワー・マーケット以外に、オシャレなカフェやヴィンテージ雑貨屋もたくさんありますよ。
<基本情報>
住所: Columbia Road,London E2 7RG
アクセス:地下鉄リバプール・ストリート駅から徒歩15分
【最後に】
以上、私がおすすめするロンドン観光名所8つでした。
ロンドンにはその他にもたくさんの観光スポットがいっぱいあります。
そんな魅力がいっぱいなロンドンにぜひ遊びに行ってみてくださいね!

大阪にてアパレル会社に勤務し、ファッションに関わるお仕事をしていましたが、世界中の国旗をおぼえるのが大好きだった子供の頃からの夢を捨てきれず、オーストラリア・イギリス留学に挑戦。旅行が好きなこともあり、ヨーロッパとアジアをバックパッカーで旅し、2020年より再度ロンドンに渡英予定でしたが、コロナウイルスの影響で断念。現在は日本でWebライターとして活動中。