スペイン

ダイビングが好きな人はスペインへ!私のお気に入りスポットを徹底解剖!

スペインの地中海側の海岸線を見れば一目瞭然なのですが、海が本当に素晴らしいのです。

そんなスペインですが、日本でも地域ごとに海の様子が異なるように、スペインの海もまた地域ごとに様々な顔を見せてくれます。

そのため、スペインでのダイビングは想像以上に楽しいです。

今回は私が実際に訪れた範囲内でのダイビングスポットについて、徹底解剖していきます。

この記事を読み終えた頃にはスペインでダイビングしてみたくてたまらなくなっているのではないでしょうか。

カボ・デ・ロス・パロス(Cabo de los Palos)


日本の伊豆半島が日本国内のダイビングのメッカであるとすれば、スペイン国内のダイビングのメッカはカボ・デ・ロス・パロス(Cabo de los Palos)にあります。

日本語表記に直せばパロス岬が当てはまります。

パロス岬はムルシア州にあるため、マドリードやバルセロナなどからだと日帰りは困難ですが、アリカンテからであれば日帰り圏内です。


私がパロス岬で実際に潜ったのが夏真っ盛りの7月で、海に入るとまるで温水プールにでもいるのではないかと錯覚するほどの温かさでした。

しかし、驚くにはまだ早いです。

このダイビングスポットは基本的にビーチエントリーなのですが、ビーチに入るや否やそこには既にたくさんの魚が戯れています。しかし、それもまだ序の口です。

深度を下げていくとどこまでも水中は青く、水底の砂も真っ白なので癒されること間違いなしです。

また、写真のようなアマモという植物が草原のように群生しているところもあり、圧巻です。

アマモ場にはたくさんの生き物が生活しており、中を覗いてみるととタコなどが休憩しているところも見られます。

そのため、フィッシュウォッチングがとても楽しいです。

ダイビングショップですが、現地サービス以外にも遠方のダイビングショップもムルシア行のダイビングツアーを組んでいるところが多いです。

私の場合はアリカンテ郊外のサンタ・ポーラ(Santa Pola)にあるDive Academy Santa Pola(https://www.diveacademy-santapola.com/) というショップにお世話になっていたので、そのダイビングショップに連れて行ってもらいました。

 

ヌエバ・タバルカ島(Isla de Nueva Tabarca)


ヌエバ・タバルカ島(よくタバルカと呼ばれます)は、アリカンテの沖合に浮かぶ小島で、人口は50人未満の小さな島です。

私の住んでいたアリカンテから最も近いダイビングスポットですが、タバルカ島内にダイビングショップがないのでサンタ・ポーラのDive Academy Santa Pola(https://www.diveacademy-santapola.com/)から直接ダイビングポイントへ向けて出船していました。

ヌエバ・タバルカ島を含む海域は実は海洋保護区に指定されており、海域へのダイビングなどでの立ち入りには原則として許可が必要です。

立ち入り許可についてはダイビングショップの方で申請書など調整してくれるので割愛しますが、ヌエバ・タバルカ島で潜る際にはCカード(ダイビングライセンスのカード)、身分証明書、診断書(健康診断)を携行する必要があるので用意をしておきましょう。

さて、肝心のダイビングですがヌエバ・タバルカ島のダイビングは全てボートダイビングです。ダイビングポイントは深いところでは水深30m前後あり、時には流れが強いこともあるため、PADIのアドバンスド・オープン・ウォーター程度かそれ以上のスキルが望ましいです。

さて、ヌエバ・タバルカ島でのダイビングの魅力ですが、保護が徹底されていることもあって一言で表せばとにかく規格外です。

どういうことなのか、それはダイビングポイントごとに分けて紹介していきます。

ラ・ヨーサ(La Llosa)


ヌエバ・タバルカ島でのダイビングで、1本目に潜ることが多いのがラ・ヨーサというポイントです。

このダイビングポイントはヌエバ・タバルカ島で最も有名なダイビングポイントで、水深は30m前後と深いですが大物がそこら中にいて感覚が良い意味で狂ってしまいそうです。

写真は2m前後はあろうクエの写真で、このダイビングポイントではこのような巨大な魚がそこら中にいるのです。

しかも保護が徹底されているおかげで警戒心はそれほど強くはありませんでした。(さすがに近づきすぎると嫌がって逃げますが)他にも魚が大量に群れていたり、水底のアマモ場をのぞいてみればやや大きめのタコが休憩していたり、セミエビ(下の写真)が身を潜めていたりと、カメラが忙しいです。

なお、地中海というとカボ・デ・ロス・パロスのように温かいイメージがありますが、ラ・ヨーサは例外です。

水底にたどり着くころには夏真っ盛りの7月でも水温はなんと15℃まで下がります。

15℃というと本来ならドライスーツが推奨される温度ですが、ここではお構いなしにウェットスーツです(笑)。

そのため、ウェットスーツの中にインナーを着込んでおくことを推奨します。

 

ラ・ナオ(La Nao)

ヌエバ・タバルカ島のダイビングで2本目に潜ることが多いのがラ・ナオというポイントです。

ラ・ヨーサとは打って変わって水深は深くても10m程度と、全体的に浅く、体感水温はポカポカとしたようなイメージです。

しかし浅場だからと侮ることなかれ、写真のようなダイナミックな地形に群れる魚たち、そして大草原なのかジャングルなのか分からない程に繁茂しているアマモと見所たっぷりです。

ポカポカな海中でアマモと一緒にやさしく揺られるのは癒しそのものです。

地形派にも嬉しいポイントで、陸の崖が沈んだかのような奇岩に、人が1人くぐれそうなアーチもあります。

かつては実際にくぐることができましたが、2018年7月から禁止されました。

アーチにはヨーロッパヘダイなど、タイの仲間の魚たちが戯れていることが多いです。

フィッシュウォッチングも楽しいです。先ほどのタイの仲間の魚たちはもちろん、ベラの仲間のカラフルな魚、そしてここにも1mオーバーのクエがいます。

ラ・ヨーサにいるものと比べるとやや小さく、警戒心もやや強いので岩陰に身を潜めていることが多いです。

 

カンガス(Cangas)


これまで地中海側のダイビングスポットを紹介してきましたが、今度は打って変わって北部の大西洋側のダイビングスポットを紹介します。

これから紹介するカンガスはガリシア州の最大都市であるビーゴから入り江を挟んで対岸にある町です。

(ビーゴからフェリーでアクセス)入り江は地中海とはまた異なった青さが印象的ですが、水中に入るとこれがまた驚きに満ちた場所なのです。

なお、ここは夏でも最高気温は25℃、水温は13~17℃程度なので本来ならドライスーツが推奨されますが、ここでも殆どの場合、お構いなしでウェットスーツです。

ただし、干満の差が大きい関係で潜水開始が昼下がりになることが多いので、陸上が暖かいのが幸いです。

私はラ・ヨーサを潜り倒したおかげで免疫がついたのでウェットスーツで強行しましたが、レンタルするときは安全のためドライスーツを推奨します(笑)。

ダイビングショップはカンガスのオヨ・ド・マール(Ollo do mar、https://www.facebook.com/buceo.ollodomar/about/?ref=page_internal)というショップにお世話になりました。

ムール貝の養殖棚


ガリシア州沿岸部、中でもビーゴを擁する入り江は1日を通して干満の差が非常に大きいのでムール貝の名産地となっています。

実はカンガスではムール貝の養殖棚で潜らせてもらえます。(スペインの食卓を支える現場で潜れるとは感無量です。)

この海域は栄養分が豊富なので透明度は劣りますが、ムール貝の養殖棚については事情が異なります。

ムール貝は水中の浮遊物をろ過して食べるため、天然のろ過装置のような役割を持っています。

そのため、養殖棚で潜ると周辺に比べて妙に透明度がいいです。

しかし、透明度以上に養殖棚で無数に連なるムール貝は圧巻を通り越して壮観です。

また、養殖棚にも多くの生き物がやってきます。

回りをよく見渡せばアジやその他小魚の群れが無数に連なるムール貝のジャングルをくぐりながら泳いでいるところを見ることができます。

 

これぞ北の海の景観


カンガスの魅力はムール貝の養殖棚に留まりません。

他のポイントでは海藻がジャングルのように生い茂っており、これぞまさに北の海という景観を楽しめます。

海藻のジャングルを巨人族になったつもりで覗いてみるとカラフルなウニやヒトデが海藻にくっついていたり、小魚の群れが身を潜めていたりします。

(クモヒトデとサメの写真―個人撮影)

水底を一面大量のクモヒトデが覆っているという奇怪ながらも壮観な光景もありました。

その中でクモヒトデに覆われてしまっているのに全く気にしないサメがなんとも可愛く映りました。

なお、写真のサメは市場でもよく見かける食用のサメです。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回紹介できたのはわずか3カ所のみでしたが、他にも魅力的なダイビングスポットはスペイン国内にたっぷりあります。

次回スペインを訪れるときはカナリア諸島やバレアレス諸島、カボ・デ・ロス・パロスのボートポイント、北部の海などを攻略していきたいものです。

さて、このようにスペインの海にはダイバーをうならせる要素がたっぷり詰まっていますので、ダイビングが好きな人も是非スペインを訪れてみてはいかがでしょうか。

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