今回の記事では、マルタに2週間留学していた私が、今人気のマルタ留学をおすすめする理由を5つ紹介したいと思います!
『ヨーロッパ圏・中東・北アフリカの人たちと知り合える』
マルタの英語学校へ通うとまずヨーロッパ圏・中東の方々の多さに驚きます。
私の通っていた学校では、スペイン、イタリア、ドイツ、またロシアやコロンビア、アフリカの方々まで色々な人種の人がいました。
アジア人に関していうと、日本人のほかにタイ人の方が私と同じ期間に在籍していて、学校外だと、観光地でたまに日本人や中国人などアジア人と出会うことがありましたが、ヨーロッパ圏・中東から来る人の数に比べるとアジア人の数は少なかったです。
私が留学中に主に一緒に行動していたのは、日本人のほかにスペイン人、イタリア人、コロンビア人の友人でした。
知り合ってからの挨拶は、シェイクハンドより、毎回みんなハグ。
特にスペイン人の友人は、挨拶でほっぺや手にキスをすることが多く、その様なあいさつに慣れていない私は男性にも女性にも、初めましてでキスをされて驚きと緊張で体が固まってしまいました。
実は私は覚えていないのですが、スペイン人の友人と初めての挨拶でほっぺにキスをされた時、私は何もせずにつっ立ったまま、ただキスを受けるだけだったそうです。
その私の行動(挨拶のキスをしない)は彼女をとても傷付けたらしく、出会ってから数年経ってもその時の事(私は彼女にキスの挨拶をし返さなかった)を「ありえないんですけどー!」というような感じで話してきたり、周りに話したりしています。
よっぽどショックだったのでしょう。。。
その時、スペイン人にとってキスの挨拶はとっても大切なことなのだと学ぶことができ、それもマルタ留学で学べた貴重な経験です。
『イギリス英語が学べる』
マルタはイギリスに支配されていた歴史があるため、公用語が英語とマルタ語で、人によってはイタリア語も話します。
イタリア語を話せるのは、子ども向けのアニメがイタリア語で放送されているのが大きいそう。
英語のイントネーションや発音は若干マルタ特有の訛りがあるものの、使用する単語や言い回しなどはアメリカ英語に比べてイギリス英語で用いるものを使います。
実際に特に印象に残っているエピソードとして、“Can”の発音があります。
“Can”の発音が“キャン(アメリカ英語)" ではなく、“カン(イギリス英語)”でした。
私は中学・高校と英語の授業で聞く“Can”の発音は“キャン”でしかなかったため、最初は“カン”と聞こえる発音の言葉が“Can”を指していることに気が付かず、「みんなよく“カンカン”言って、何の意味の単語だろうか?」ととても戸惑っていました。
戸惑っていたにもかかわらず、誰にもそのことを聞かなかった私は、1週間経ってようやく“カン”と聞こえるその言葉は“Can”であると気付き、その新しい知識を得た事に1人ひそかに感動したことを覚えています。
初めての土地で、初めての経験ばかりの毎日で、成長した事や知識を得た事を実感できるのはとても嬉しかったです。
その様に、当時の私は英語がほとんど話せないレベルであったため他に印象に残った言葉がないのですが、語学学校でできた日本人の友人同士の会話ではやはり、ちょこちょこイギリス英語特有の言葉選びについて話題になっていました。
『治安がいい』
マルタは夜に女性一人でも歩けるほど治安がいいです。
日が落ちて暗くなってからや、クラブの帰りで夜中3時や4時ごろに外を歩いても大丈夫なほどでした。
同じ島国だからなのか国民性なのか、治安が良く日本にいるみたいな安心感がありました。
もちろん日本と同様、ある程度の危機管理は必要ですが。
日本でも犯罪や事件がゼロで無いように、ほかの国でも何か事件に巻き込まれる可能性はゼロではないのです。
『日本人が少ない』
マルタには日本人はいますが、ほかのアメリカやカナダ、オーストラリアなど留学で有名な国に比べて日本人が少ないです。
例えば、11人ほどの英語クラス(初級クラス)の中に日本人は私を含めて4人でした。
もっと英語のレベルが上のクラスだと日本人は1人や2人だけとより少ない人数でした。
また、私はマルタに2週間滞在しましたが、街で日本人とすれ違うことはほとんどありませんでした。
日本からマルタへ着き、マルタ国際空港の手荷物受取レーンの前にいるとき、同じ飛行機に乗っていた日本人3人と話しましたがその後マルタですれ違うこともなく、それくらいマルタには日本人が少ないです。
しかし少ないだけであって、必要であれば同じ語学学校に日本人はいますし、日本人の友達もできるので寂しくはありません。
そのおかげか、ずっと日本人の友人と過ごすということはありませんでした。
2週間の間に3回ほど日本人だけで観光したことはありましたが、たいてい日本人と外国人の友人みんなで時間を過ごしたり、日本人は私だけであとは外国人の友人というグループで過ごしたりしていました。
日本人5人にイタリア人の友人1人でランチをしたことが1度ありましたが、つい日本語で長々と会話をしてしまい、イタリア人の友人はとてもさみしそうな表情で「日本語で話さないでよ~。」と言っていたのをよく覚えています。
これは私も似たような経験があり、私はよくスペイン人の友人たちと行動をしていたため、彼らがスペイン語でよく会話していて何を話しているのか分からなく疎外感を感じることがありました。
私もですが仲良くしていたスペイン人の友人たちもあまり英語が得意でなかったので、仕方なかったのです。
しかしそんなスペイン語の会話の中でもたまに私に話を振ってくれることがあったり、私も慣れない英語で頑張って話し続けるのは疲れたりだったので、だんだんその様な状況は慣れていきました。
彼らがスペイン語の会話をしている間、少ない英語の知識を常時絞り出し続けて疲れ切った私の頭を休ませたり、彼らの表情や聞こえてくる単語を見て聞いて楽しんでみたり、マルタの美しい景色を眺めてリラックスしたりして時間を過ごしました。
その時のスペイン人の友人たちの会話では、特にオウレンセという地域の友人2人の話し方が特徴的で、初めて見たときは喧嘩しているのかと思ったほど話し方に熱があったのが印象に残っています。
その2人は、私から見るとまくしたてるように話していることが多くて、またジェスチャーがすごく激しかったので、彼らの様子を見るのは私にとってとても新鮮で見ているだけで笑い声が出てしまうほど面白かったです。
『観光も楽しめる』
マルタにはもちろん歴史的な観光スポットや観光ツアーガイド、観光できる島もあります。
そして首都のヴァレッタ(Valletta)は、その町が世界遺産に登録されているのです。
イタリアやそのほかのヨーロッパや中東、北アフリカも日本よりかなり近いので時間があれば近隣国への旅行も楽しめます。
歴史的な観光スポットでは、ツアーも申し込めるのでガイドさんの解説を聞きながら楽しむことができます。
私が参加した観光ツアーでは、イムディーナ(L-Imdina)のひんやりとした地下のお墓を見に行きました。
そのお墓にはオリジナルの人骨がそのまま保管・展示されていて、最初はフェイクの人骨かと思っていたら、ガイドさんが「これは全てオリジナルです。」と説明したのを聞いてドキっとしたのを思い出します。
観光できる島ではゴゾ島やコミノ島があり、どちらも船で日帰りで簡単に行くことができます。
観光の楽しみ方としては、市場に行くのもおすすめです。
マルタの市場には、新鮮なお魚がたくさん並んでいて、その他、リキュールやオリーブオイル、マルタのモチーフのエプロンやスプーン、マグネットなど色々なお土産をゲットすることもできます。
市場に食べ物がたくさん売っていましたが、市場の横にレストランもあったため市場の活気を目の当たりにしながらランチを楽しむこともできます。
新鮮な魚介のイタリアンのレストランに行った時は、注文したパスタに盛りだくさんのシーフードが乗っていて、見た目も味も大満足でした!
以上、私のマルタでの留学経験をもとにマルタ留学をお勧めする理由を5つ紹介させていただきました!

旅行、ダンス、ボルダリング、お菓子作りが大好き。
マルタでの短期留学をきっかけに、それまでの21年間、自分が築き上げてきた価値観がガラっと変わり、脱神経質でフットワークが軽くなる。またマルタ留学のおかげで海外の友人ができ、語学や外国について大変興味を持ちはじめる。大学卒業後、企業へ就職して退職。現在は犬のお世話をしながら、海外と関われる機会をのんびりと探し中。
今まで行った外国は 8カ国、18都市。
今住んでみたい国は スペイン。
今行ってみたい地域は 南米、東南アジア、ヨーロッパ。
海外で経験した、わくわくの体験やときめき、その国の素晴らしさや特徴を伝えて、その国がもっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。まだまだひよっこピーポーですが、コツコツ頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。