【美しい街並み】
マルタはなんといっても、街並みがとっても美しいのです。
ハニーストーンと呼ばれる黄みがかった石造りの建物でできた街並みは、日本ではまず見ることはできないと思います。
うっとりとするくらい、そのままその街並みをずっと見ていたいくらい、美しい景色です。
またそんな美しい街並みの一軒に滞在できるなんて、日本から来た私にとっては夢のようでした。
それが大げさでないくらい、どの場所で写真を撮っても背景の美しさによりオシャレな写真に仕上がります。
住宅街や大通りだと道路だけ黒いコンクリートになっていることがありますが、観光地は通路も石畳になっているのでより最古な雰囲気が高まっていました。
歴史的な観光スポットやその建物と石畳の地面ではとっても映える写真が撮れました。
【気軽に行ける綺麗な海】
マルタはいつでもすぐに海を見ることができます。
国の大きさは、マルタの主な3つの島(マルタ島、ゴゾ島、コミノ島)を合わせても東京都23区の半分ほどの大きさと小さいです。
そのため毎日、いつでもどこでも海水浴ができます。
海水浴といっても、日本の海水浴場とは違います。
例えば水着の上に洋服を一枚着て、タオルを持って少し歩けば海岸に着き、その場で洋服を脱いで水着になれば、又は洋服のまますぐに海へ入れるのです。
家からでも学校の帰りにでも、お出かけの途中でも、いつでも気軽に海水浴が楽しめます。
こんなに海が身近な生活は初めてで、ほんとにほんとに楽しかったです。
水着を1セットしか持って行かなかったので、毎日インナーとして着れる様にもっと持って行けばよかったと思うくらいでした。
実際、洗面所でパパっと洗えば水着はすぐ乾くので1セットでも問題なかったですが。
そんな住宅に近い気軽な海岸もあれば、バスで少し行ったところにある海岸もあります。
その辺りはリゾートホテルがあり、海岸は広くてパラソルの貸し出しや有料トイレに子ども用のバルーンの遊び場まであるため、多くの人でにぎわっています。
また海の観光施設では、ポパイビレッジというレジャー施設もあります。
ポパイビレッジは旅行本にも掲載されていてとてもかわいいのですが、レジャー施設なので入場料が発生します。
とりあえずそのポパイビレッジの可愛い景色と一緒に写真を撮れば満足であった私は、ポパイビレッジへ行くのと同じバス停で降りた後、その景色を見下ろせる場所(崖の上のような場所。サボテンが生えていそうな、砂漠の様な砂・岩場を歩いてたどり着く。)まで歩き、写真を撮りました。
かわいいポパイビレッジの景色と青く澄み渡った海や空と一緒に、素敵な写真を撮ることができました。
また、ポパイビレッジは海岸に面しているので、近くの別の海岸から同じ海で、その景色を見ながら海水浴もできます。
そこはわりと深くて大きい海だったので、小さい魚もたくさん泳いでいて自然も感じることができました。
【美味しい料理と変わった食材】
マルタの料理はパスタやピザ、パイなどイタリアンが多いです。
もちろんファストフードのマクドナルドや日本食の回転寿司屋さんもありました。
普段友人と食べるピザやパスタ、パンなどの簡単なランチもそうですが、観光地のレストランで食べるちょっと贅沢なランチも美味しかったです。
印象に残っているのは、サボテンの実やうさぎのお肉を食べることです。
切り開いていないような自然が残っている場所にナチュラルに野生のサボテンが生えているくらいなので、そのサボテンになる実を食べるのは普通のようです。
観光地のイムディーナ(L-Imdina)の高台にあるカフェテラスから見える景色は、人の手が入っていないような自然も見ることができますが、そこに自然とサボテンがちらほら生えているのです。
スリーマ(Tas-Sliema)(ホームステイ先と学校がある町)のショップにおいしそうなフルーツが並んで売られているのですが、その中にももちろんそのサボテンの実はあります。
少し緑色が残っていたり、黄色や赤紫色がかっていたりしていて、表面にブツブツがついたその実が気になっていた私は、ついに週末市場へ行ったときに食べてみることにしました。
市場でゲットすると、市場のおばちゃんが食べやすいように皮を剥いてくれました。
そうするとなんとも鮮やかな濃い赤紫色のみずみずしい美味しそうな色の実が出てきました。
日本人の友人と食べてみたのですが味は、うす甘い様な感じで、見た目の濃い色の割に味は薄いなという印象でした。
ドラゴンフルーツを食べたときの様な感覚でしょうか、味に関して個人的に見た目ほどのインパクトはありませんでした。
しかし、日本ではまず食べる機会が私にはないと思いますし、濃い赤紫色がとっても綺麗なのでトライしてみてよかったです。
口に合わないわけではなかったので、もし私がマルタに住んでいたらよくあるフルーツとして食べるんじゃないかなと思いました。
また、語学学校の友人とランチへ行った際、うさぎのお肉のパスタがメニューにありました。
私は「これは珍しい、せっかくマルタへ来たのだからぜひ試さねば!」と思い注文しましたが、一緒にレストランに来たイタリア人の友人は、私と同じくうさぎを食べる習慣がなかったようで、「かわいそう。。。」と、私の行動やうさぎ肉料理のメニューに引いていました。
ちなみにウサギのお肉の味はたんぱくで鶏むね肉のようでした。
パスタとソースと一緒に美味しくいただきました。
【1年を通して暖かい気候】
年間を通して、マルタは東京に比べ暖かい気候です。
例えば冬もありますが、東京のそれより大体5~10℃高い気温なのです。
私は8月の終わり~9月にかけての2週間マルタに滞在しておりましたが、服装はタンクトップにショーパンといった東京の夏の格好で、晴れや曇りの日は海にも行っていました。
雨が降って肌寒いこともあったので、その時は薄でのパーカを羽織って過ごしていました。
その時期は日が差すとまぶしくて暑いですが、ジメジメとした湿気がある日本の夏とは違い、カラッと乾いたような気候でとても過ごしやすかったです。
【EU加盟国でありヨーロッパ圏の国々が近い】
マルタの立地のメリットは、ヨーロッパや中東、北アフリカなどの国が近いので、日本からそれらの国へ行くよりも断然安く、かつ短い移動時間で旅行ができます。
イタリアであれば船で日帰り旅行することもできるくらいです。
さすがに日帰りは弾丸旅行すぎますが、可能なくらい簡単で近いということ。
マルタからヨーロッパ圏の国へ渡ってしまえばあとは陸続きなので、これもまた日本からよりもはるかに簡単にヨーロッパ旅行を楽しむことができます。
また、マルタにはバカンスでヨーロッパ圏の方々が旅行しにくることも多いので、その様な友人ができれば、更にヨーロッパ旅行が身近になります。
私はマルタから他の国へ行く機会がありませんでしたが、同じ学校の日本人の友人は船で1泊2日のイタリア旅行を楽しんでいました。
もっと早く知っていれば、もっと時間があれば、またもっと英語でコミュニケーションが取れて自信があれば、私も友人のようにマルタからヨーロッパ旅行ができたかもしれないのにと思いました。
しかし、私の2週間のマルタ滞在はあっという間に過ぎてしまって時間が足りなかったので、2週間マルタで過ごせて良かったとも思いました。
以上、マルタの魅力5選でした!

旅行、ダンス、ボルダリング、お菓子作りが大好き。
マルタでの短期留学をきっかけに、それまでの21年間、自分が築き上げてきた価値観がガラっと変わり、脱神経質でフットワークが軽くなる。またマルタ留学のおかげで海外の友人ができ、語学や外国について大変興味を持ちはじめる。大学卒業後、企業へ就職して退職。現在は犬のお世話をしながら、海外と関われる機会をのんびりと探し中。
今まで行った外国は 8カ国、18都市。
今住んでみたい国は スペイン。
今行ってみたい地域は 南米、東南アジア、ヨーロッパ。
海外で経験した、わくわくの体験やときめき、その国の素晴らしさや特徴を伝えて、その国がもっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。まだまだひよっこピーポーですが、コツコツ頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。