古代から文明が発達したギリシャは、誰もが歴史の授業で習って知っているような歴史的遺産が各地にあり、とにかく見どころたっぷりです!
また、世界中が憧れる青と白のコントラストが眩しい、世界一の夕陽と謳われる島「サントリーニ島」をはじめ、数えきれないほどの美しい離島があります。
そんな見どころ満載なギリシャですが、今回は、ギリシャの政治•文化の中心、ギリシャを語るには絶対外せない首都アテネについてその魅力をたっぷりとご紹介します。
古代遺跡、ギリシャ神話、芸術、文化、美味しい料理など、知れば知るほどその魅力にどっぷりとハマってしまって抜け出せない、そんなギリシャの古代文明と英知の都アテネを思う存分満喫してもらえればと思います。
Contents
超有名・古代遺跡が見守る歴史都市
古代ギリシャの面影が根強く残っているアテネは、街中を歩いているだけで世界的に超貴重な遺跡や歴史的建造物をたくさん目にすることができ、古代と現代が入り混じっていて街全体が美術館、博物館のようでワクワクする都市です。
その中でも、一際、異彩な輝きを放つ堂々たる古代遺跡があります。
その名は歴史の授業で一度は耳にしたことがあると思いますが、アテネのアクロポリス遺跡といいます。
アクロポリスは、「高い丘の上の都市」という意味を持っていて、その名の通り高い位置からアテネ全体を見渡すことができ、長い間ずっとアテネを見守り続けています。
古代の人々は神に祈りを捧げる場所としてこの場所を大切にしてきました。
時代によって支配者の王宮や教会として使われていたこともありますが、今でも変わらずアテネのシンボル、ギリシャのシンボルとしていつでも人々の中心に存在し、アテネの人々はアクロポリスの見守る中、日々生活しています。
アクロポリスは夜になるとライトアップされます。
その全貌が神秘的にライトに照らされる姿は見事で、まるで古代にタイムスリップしたかのような気分になります。
こんなにも美しい景色をアテネの人は毎日平然と見ているのかと思うと羨ましすぎます。
美術館•博物館の宝庫
古代ギリシャ文明の遺跡がそこら中にたくさん残っているアテネですから、もちろん、美術館や博物館もたくさんあり飽きることがありません。
アクロポリスのふもとにはアクロポリス博物館、国内最大規模のアテネ国立考古学博物館、キクラデス博物館、ベナキ博物館、民芸博物館、ナショナルギャラリーなどなど、ギリシャの文化と歴史への理解がより深まること間違いなしです。
また、アクロポリス博物館やアテネ国立考古学博物館、ナショナルギャラリーなど多くの美術館、博物館では写真撮影OKなので気に入ったものを写真に残せて嬉しいです!
美味しいギリシャ料理に大満足!
異国に来ると心配なのは料理です。
しかし、ギリシャで料理の心配は無用です!
山あり海ありのギリシャは、新鮮な野菜、ハーブ、オリーブ、チーズ、ヨーグルト、お肉、魚介類など、美味しいものだらけです。
ギリシャ料理には、ギリシャヨーグルトの「サラダ•ザジキ」、お米•挽肉•野菜などがブドウの葉に包まれた「ドルマデス」、イカのフライ「カラマリア」、ギリシャのファストフードである日本の焼き鳥の様なお肉を串に刺した料理「スブラキ」や「ギロピタ」など他にも沢山の魅力的なギリシャ料理があります。
日本人も大好きな味わいのギリシャ料理は絶対おすすめです。
音楽とダンスが大好きなギリシャ人の陽気なギリシャ音楽に包まれながら、美味しいギリシャ料理を是非一度堪能してみてください。
ギリシャは料理だけではなく料理と共にするお酒も絶品です。
ギリシャワインやギリシャビール、ワインを作った後のブドウの搾りかすから作るギリシャ特有のお酒である「ウゾ」や「チプロ」も是非試して頂きたいです。
美味しいお酒に美味しい料理、考えただけで涎が出そうです。
もし旅行中や滞在中、少し他のものが食べたいなと思ってきても大丈夫です。
アテネならなんでもあります!
特におすすめはイタリアンです。
イタリアは、ギリシャのお隣の国なだけあって、ギリシャで食べるパスタやピザは本場のようにとっても美味しいです。
オーストラリアにいた頃は、イタリアンが美味しくないって事がこの世にあるのだとしょんぼりしながら日本のイタリアンのクオリティの高さに感激していましたが、ここではそのようなことはありません。
何か他の国の料理が食べたくなってきたら是非!
ちなみに、イタリアのアイス、ジェラートもアテネでは大人気です。
さすがアテネ!英語が通じてストレスフリー
旅行や滞在となると言葉が通じるかどうかも重要ですよね。
ギリシャの人々は、公用語でギリシャ語を話しますが、殆どのアテネのレストランやお店では簡単な英語が通じますし、外国人と分かればお店の人から英語を話してくれますので「注文したいけど、通じない。」「なんて言ってるのかわからない、、、どうしよう。」なんてことになる心配はありません。
また、殆どのお店には英語メニューも置いてあるので安心です。
せっかくのアテネをストレスフリーで楽しめます。
しかし、せっかくギリシャに来たのであれば、ギリシャ語のありがとう「エフハリスト」を覚えて、帰り際などに店員さんに伝えてみると満面の笑みで返してくれ、とても清々しい気分になれるのでおすすめです。
旅行中、滞在中の現地の人とのコミュニケーションも素晴らしい体験のひとつですよね。
ピレウス港から憧れの島へGO!
アテネの素晴らしいところは電車、バスで気軽にいける同じアッティカ地域内でアテネの隣「ピレウス」にアクセスが簡単というところです。
ピレウスには、ギリシャ最大のピレウス港フェリー乗り場があり、憧れのサントリーニ島やクレタ島、アテネから日帰りで行ける近場の島エギナ島などへも簡単に行けます。
また、ピレウスでは、フェリーに乗らなくても世界各国から訪れる豪華クルーズを目にすることができたり、美味しいシーフードを満喫したり、海岸沿いを散歩したり、とっても楽しめます。
アテネを拠点に日帰り観光へ
アテネを拠点に様々な日帰り観光をすることができるのもアテネに滞在する魅力の一つではないでしょうか。
せっかく来たなら他のギリシャも楽しみたい!という時、アッティカ半島の先端に位置してエーゲ海を見渡せるポセイドン神殿がある絶景のスニオン岬や、アテネから北西へ178kmのところにあり、神託が行われていたアポロン神殿がある神々しい雰囲気のデルフィ遺跡は、ギリシャの日帰り観光に大人気なスポットです。
心優しいギリシャの人々
ギリシャには「自分の名前の日」というお祝いの日があります。
ギリシャ人の名前は、その祖父母からもらうことがほとんどのようで、一人っ子の男性の場合、その男性の父親側の祖父の名前がつけられます。
そのため、同じ名前の人がたくさんいます。
「自分の名前の日」には、自分が家族や友達を祝いの席に招待し、ケーキや料理を振る舞ってお祝いされるというのが一般的です。
誕生日も同様で、ギリシャでは誕生日の人が友達や家族をもてなします。
このような風習からもわかるように、ギリシャの人々は友達、家族をとても大切にしています。
また、知り合いや遠いところにいる親戚にも、その人の名前の日と、誕生日には必ず電話しています。
思いやりのある国民性です。
私が夏の炎天下アテネの市内を歩いていてフラフラしてしまった時、見ず知らずの女性が近くのキオスクで水を買って私にくれました。
優しさに涙が出そうでした。
また、私の歯の詰め物が取れて歯医者に行き、新しい詰め物に変えてもらった時は、歯医者さん自らその日の夕方と次の日に調子はどうか、と電話してきてくれました。
その心遣いがなんとも嬉しかったです。
街中がロマンチックな世界へと変わるクリスマス
ギリシャの観光シーズンは春から夏で、世界中からたくさんの観光客が訪れます。
しかし、冬のギリシャ•アテネもとてもロマンチックで素敵です。
11月になると、クリスマスに向けて街全体に灯りがともりクリスマスシーズンのワクワク感が増します。
国会議事堂の前にあるシンタグマ広場のイルミネーションは素晴らしく必見です。
また、道路にも様々な形のライトが装飾されます。
各道路によって柄、色が違う装飾がなされるのでドライブが楽しくなります。
日本食も大人気!
旅行中や滞在中、どうしても日本食が食べたい!となってもアテネなら大丈夫です。
正直、日本からこんなにも遠く離れた土地で日本食が大人気だなんて知りませんでした。
寿司レストランのチェーン店がありますし、日本人シェフがいるレストランもあります。
また、自分で料理をする時は、アジアンマーケットでお好み焼きソース、醤油、味噌、カレーやシチューの素、日本のお酒やお菓子が売っていますし、梅干しやたくあん、納豆まで手に入ります。
多少お高くはなりますが、それは海外ならどこの国でも同じです。
私は現地のアジアンマーケットで日本の調味料や食材を手に入れ、快適に現地の生活をしているので大満足です。
最後に
今回は、ギリシャ•アテネの魅力をたっぷりご紹介してきましたが、”百聞は一見にしかず“です。
是非一度訪れて、アテネの魅力にハマってみてください。
今回伝えきれなかった素晴らしいアテネの魅力がまだまだたくさんあります。
自分だけの素晴らしいアテネを見つけてみてください!

ギリシャ在住のひめりんごです。
旅行と野良猫とコミュニケーションをとるのが趣味です。
ニュージーランドに短期留学、オーストラリアにワーキングホリデーに行っていたことがきっかけで一人旅にハマりました。
旅行の話をするのが大好きです!