フランス・パリに留学、移住することが決まり、現地ならではの美味しいグルメはどんなものがあるんだろう?と想像を膨らましている方も多いでしょう。
今回は、パリといえば・・・の定番グルメから、住んでいるからこそ味わいたい生活に密着した街グルメまで、留学したら絶対に食べてほしい!というパリのグルメを紹介します。
Contents
パリといえばこれ!『パン屋巡り』
日本でもお馴染みのフランスパン。
フランスでは、もちろん「フランスパン」とは呼ばず、「バゲット(baguette)」と言います。
フランスでは、バゲットを始めとするパンが主食なのはご存知の通りですが、パン屋にはバゲット以外にも様々な種類のパンが売っています。
例えば、バゲットにもゴマ・穀物・全粒粉など違う材料で作られたものもありますし、丸くて大きいパンを「ブール(boule)」と言って、こちらも材料によって名前が変わっていきます。
他にも、「ヴィエノワズリー(viennoiserie)」と一般的に呼ばれる菓子パンも種類がたくさんあります。
お馴染みのクロワッサンやパン・オ・ショコラなど、近所のパン屋さんを見つけて、毎回違うパンを試してみてください。
フランス語の勉強にもなりますし、日本にはないお気に入りのパンが見つかるかもしれません!
さらにフランスでは、今年一番のパン屋を決定するLa meilleure boulangerie de France 2021というイベントも行われていて、それだけフランス人のパンに対するこだわりが分かりますよね。
特に、パリは首都なだけあり、腕のあるパン屋が軒を連ねています。
ここからは、パリで訪れるべきパン屋をいくつかご紹介します!
Le Petit Grain
パリの20区、Belleville界隈にあるパン屋さんです。
Le Grand Bainというレストランのオーナーが経営しているとあって、普通の町のパン屋とは一味違うこだわりが感じられます。
Bellevilleは、以前まで少し治安の悪い印象がありましたが、最近では若い世代の芸術家や、パリのクラシックなカフェとは違った新しいコンセプトのカフェがオープンしており、知る人ぞ知るおしゃれエリアとなってきています!
Du Pain et des idées
パリ10区Yves ToudicにオープンしたDu Pain et des idéesは、まずその外観が素晴らしいです。
なんと1875年からある店構えなんだとか・・・!
伝統のある場所に新しい風が吹き込んで街を豊かにしていく、というのはなんともパリらしいですよね。
ちなみに、混み具合はというと、とても有名なお店なので毎日並んで入るほどだとか。
外観に負けないくらいパンで勝負しているという証ですね。
フランスのパン屋さんはほとんどの場合、パティスリー(Patisserie)、つまりケーキ屋さんも兼ね備えていることがほとんどです。
ケーキが売っているかどうかは、看板に ”Boulangerie Patisserie” の文字が並んでいるかどうかで見分けることができます。
ケーキの種類の多さはパン屋によってまちまちなので、こちらも近所をいくつか巡ってお気に入りのお店を探すと良いですよ。
早い!安い!美味い!パリのストリートフード
パリのおしゃれなイメージとは少し離れますが、パリと実際切っても切り離せないのが、老若男女問わず大人気のストリートフードです。
特に学生は、お昼ごはん代を節約するためによく利用します。
クレープ
日本でもクリームたっぷりの食べ歩きクレープはよく見かけますが、フランスのクレープは至ってシンプル。
バターを乗せただけのものや、ヌテラというヘーゼルナッツのチョコレートペーストを乗せたものなど、お散歩中、小腹がすいた時にちょうどいい食べ歩きアイテムです。
また、屋台でクレープを売っているお店の中には、ギリシャ系のお店も多いです。
ギリシャ系のお店では、チーズや野菜などがたくさん入った「お食事クレープ」を楽しむことができます。
栄養たっぷりでお腹も膨れるのに安い!というのが何より嬉しい特徴です。
もちろん、自分のお好みで中身をカスタムすることもできるので、フランス語の勉強がてらに色々と自分なりのクレープにも挑戦してみてください。
ベトナムサンドイッチ
パリには植民地時代の名残でベトナム系のフランス人も多くいます。
その中でベトナム料理屋さんもよく見かけるのですが、日本人が想像するフォーなどの一品料理の他に、食べ歩きができるベトナム風サンドイッチ、いわゆる「バインミー」というものを提供しているお店があります。
これは普通のバゲットの中にベトナム風に味付けがされたお肉や野菜、パクチーなどがてんこ盛りに入っているサンドイッチです。
パンとベトナム風味が合うのか?と最初は怪しく思えるのですが、食べた瞬間にこれこそがベストマッチ!と思ってしまうほど、とても美味しいんです!
特に日本人には懐かしい味付けなのでついつい通ってしまいます。
ここで2店舗、パリに来たら是非とも訪れて欲しいバインミーで有名なベトナム料理店をご紹介します!
Saïgon Sandwich
Belleville駅からほど近いところに Saïgon Sandwichという小さなお店があります。
ここのお店は、バインミーだけで財を成したと言われるほど、その素朴な外観からは予想もつかないほど有名なベトナム料理店です!
Loaf | Banh Mi Corner
こちらのバインミーは、イル・ド・フランス地方の有機農家から仕入れた食材を使用。
パンも有機原料を使用するなどの徹底ぶりです。
値段はその分少し高くなりますが、その分こだわりが感じられるサンドイッチです。
ケバブ
ケバブはもはやフランス料理!と言っても良いくらい、とてもメジャーな食べ物になっています。
パリには行き尽くせないほどのケバブ屋さんがあり、3軒並んでケバブ屋・・・という光景も見たことがあります。
ケバブの魅力は、なんといってもそのボリュームと値段のバランス!
お昼のセットであれば、6ユーロほどでフライドポテトと飲み物のセットが付いてきたりするので、学生の強い味方です。
ただし、お店によっては女性は少し入りにくいかな、という印象を受けることもあります。
私も一度、どうしてもケバブが食べたくなったのですが、店内で高校生男子の集まりと工事現場のおじさんたちの集まりに挟まれ、いそいそと店を後にした経験があります。
ですが、最近は少しおしゃれな要素を取り入れたケバブ屋さんも出てきているようです。
また、街の至る所にあるケバブ屋ですが、もちろんその中には美味しくないところ、不味くはないけど美味しくもないところ、めちゃくちゃ美味しいところ、など味の違いがあります。
ここでは、いくつか女性も入りやすいケバブの美味しいお店を紹介します。
GEMÜSE, le plus berlinois
18区のモンマルトルの裏にたたずむケバブ屋で「ベルリン風ケバブ」というマルチカルチャーなケバブなんです。
一般的なケバブ屋のイメージとは少し違い、美味しさとサービスを追求したお店なんだとか。
店構えもオシャレな雰囲気なので、女性の方でも入りやすいです!
Urfa Durum
パリ10区のサン・ドニ門から少し歩いたところにあるお店です。
小さいお店ですが、外観の老舗感もさることながら、ケバブの生地も自家製の本格ケバブ店です。
数々のグルメサイトに掲載され、平日の昼にはいつも長い行列ができていますが、並んでも買う価値ありです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したのは、パリグルメのまだまだほんの一部です。
パリは誰もが知るグルメの街なので、お気に入りのお店を見つけることを一つの楽しみに、是非ともパリ生活を楽しんでください!
