現在、日本・チェコ間で飛行機の直行便が検討されていて、これから益々日本との繋がりが深まっていきそうなチェコ共和国。
これからワーキングホリデーを考えている方はもうご存じかもしれませんが、2018年11月より日本・チェコ共和国間でのワーキングホリデービザ配給も開始されています。
この記事では、そんなチェコ共和国がワーホリを検討されている方に絶賛おすすめな理由5つをご紹介していきます!
物価が安い
他国での節約生活は、特にワーキングホリデーや留学中の方には必須ですよね。
チェコはEU協定国ですが、通貨はユーロ(€)ではなくてチェココルネ(czk)。
1円=約5czkで、物価が高そうなヨーロッパですが、その中でも東ヨーロッパに位置するチェコの物価は比較的安いです!
上の写真は、閉店前にスーパーに行った時の写真なので商品の数が少ないですが、お店で焼き上げた美味しいパンたちも2czk(約10円)からと、毎日食べ放題できちゃうほどお得!
また、ベトナム人が経営するアジアンレストランが首都のプラハに限らずチェコ中どこへ行ってもたくさんあって、ご飯(または麺かポテト)とおかずが大きいワンプレートに乗って500円ほどという価格。
お値段もお手頃で食べられるアジアレストランがチェコ国内どこにでもあるので、これならチェコ滞在中にアジア料理が恋しくなっても大丈夫ですね!
また、寒い冬には欠かせないスープに関してですが、チェコではスープの素の種類がたくさんあって、しかも安いです!
日本でもお馴染みの、カップに粉を入れてお湯を注ぐだけのタイプだと1つ9czk(約45円) から。
好きな具材で煮込んで作るスープの素も、結構量が多めに入っていて、なんと16czk(約80円)ほど。
冬が長いチェコで食べる温かいスープは手作りでも格別美味しいです。
こんなに安く調味料を購入できるなら、毎回違った種類のスープ作って食べることで、また違った楽しみ方ができますね♪
そして、チェコと言えばビールが格安なことで有名です!
お店によっては、ビールジョッキ一杯100円以下で飲めちゃいます!
これだけ安かったら、国民1人当たりのビールの消費量が世界一なのも納得がいきますね。
治安が良い
日本人にはあまり馴染みのないチェコ共和国ですが、なんと世界の平和度指数ランキングは堂々の9位!
12位の日本よりも上位にランクインしている国なんです。(2021年のランキング)
古くからヨーロッパ諸国を中心に渡り歩いていたラマ族(通称ジプシー)が多く居住しており、彼らによる犯罪は少なくはないのですが、日本同様比較的安心して暮らせる国だということがこのランキングからもわかるとおもいます。
首都のプラハでも、日没後や早朝に女性でも一人で気軽に外出できますが、自分の国から一人出て滞在している以上危険はできるだけ回避してほしいので、用事はできるだけ明るいうちに済ませて下さいね。
おとぎの国のような風景がたくさん広がるチェコ。
どこまでも続く広い草原、国境を他の国々に囲まれたチェコは、その境界にある山々と果てしなく広がる青い空が見られます。
こんな穏やかな場所に暮らす人々は、心も穏やかだから治安も良いのかもしれません。
他のヨーロッパ諸国への移動が便利
地図上では東ヨーロッパに分類されますが、中央ヨーロッパのドイツに隣接するチェコ。
お隣ドイツやスロバキア、その他のヨーロッパ諸国もバスで数時間乗れば辿り着けます。
その他のヨーロッパ諸国も、飛行機だと1時間ほどでそれぞれの国に到着できるので、チェコでのワーキングホリデーを楽しみつつも、少し足を延ばしたら念願のヨーロッパ制覇も難しくないです!
私はチェコからフィンランドへ飛行機で遊びに行きましたが、フィンランドの航空会社「Finnair」で2時間ほどで到着できました。
東ヨーロッパチェコから北欧まで、また違ったヨーロッパの雰囲気も気楽に楽しめますね♪
性格や価値観が結構日本人と似てる
欧米人には、全体的に明るく積極的なイメージを持つ日本人が多いと思いますが、私もチェコに住み始めてその違いに気が付き始めました。
例えば、同じ白人でも、アメリカ人とヨーロッパ人で基本的な性格の違いはあるのですが、ドイツを中心としてヨーロッパを地図上で見たとき、だいたい西寄りに位置する国と東寄りに位置する国の人々では、東寄りに位置する国々の方が日本人に近いように感じました。
特に、チェコ人はシャイな人が多く、思ったことをなんでも口にするようなタイプではないんです。
その文化の違いは歴史を振り返ってみても大きな違いがありますが、優しく家族や友人を気遣う、そして「余計なことは言わない主義!」なチェコ人は、日本人にとっても共に暮らしやすい存在であると言えます。
日本人があまりいない
日本でも徐々に英語教育の在り方が変わってきていて、留学などで海外へ進出する日本人も近年増えてきています。
英語が母国語の国は、場所によっては既にたくさんの日本人がいて、他国での生活で身近に日本人がいるというのは、母国から遠く離れた場所での新しい生活に安心感を得ることができますが、日本人があまりいないチェコではこんなメリットがあります。
- 日本語を話す機会がないので語学レベルを早く伸ばせる
- 貴重な日本人の友達になれるので、珍しがられて逆に友達ができやすい
- 数少ない日本人コミュニティに早く溶け込める
- 日本人を探している仕事のポジションに入りやすい
- その街でちょっとした有名人になれる
せっかく勉強のために留学したのに、「結局日本人と日本語で会話している時間が多くなってしまって、あまり語学が伸びなかった…」なんていう話は残念ですがよく耳にします。
日本人がたくさんいる環境では、自ら日本語を避けて生活をするのは難しいと思います。
でも、チェコなら日本人に合うことは滅多にないのでその心配はありません。
また、日本人は世界的に見て良いイメージがあります。
チェコ内どこへ行っても、私が日本人であることがわかっただけで笑顔になってくれる方がほとんどで、相手からも親しんでもらいやすいです。
これは日本人にとっても嬉しいことですが、そんな日本人の「好印象」を昔より創り出してきたのは誰でもない、これまで日本という国を創り上げてきた日本の人々であって、その人たちのおかげで『日本人はいい人』と言ってもらえることを忘れないでもらえたらと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では「なぜチェコ共和国がワーキングホリデーにおすすめなのか?」の理由をいくつかご紹介させていただきましたが、個人的には「チェコ人は日本人に近い性質を持っている」ことが私が一番おすすめしたい理由かもしれません。
私自身、他の欧米諸国にも滞在した経験がありますが、これだけ身近に感じられる性格を持つ国の人々には出会えませんでした。
また性格や価値観の違いは、その国でその国の人々と生活する上で最も重要なこととも言えます。
「そういうことをストレートに言い合うのがその国では普通で、日本人からすると傷つくような言動」が普通である国は欧米諸国には多いと思います。
また言葉だけではなく「価値観が違うから、わかってもらえない」というのは最も孤独を感じやすいことでもあるからでしょうか。
チェコと日本の文化は、根本から全く違ったものを持っているようにも見えますが、実は「藍色染め」の伝統文化を日本同様持ち合わせているチェコ。
東京オリンピックの開会式でチェコ人選手団が纏っていた衣装も、実は藍色染めなんです。
もっとチェコの文化を掘り下げてみていくと、日本と似たような文化や習慣が見つかるかもしれませんね。
これから人生の新たなる第一歩を踏もうと検討されている方は、是非チェコでのワーキングホリデーを考えてみてください!
