皆さん、リトアニアという国がどこにあるか分かりますか?
リトアニアとは、エストニア、ラトビア、リトアニアからなるバルト三国の1つで、その三国の中でも1番南に位置します。
人口は300万人ほど、面積は日本の九州と四国を合わせたほどと小国です。
北はラトビア、南側はポーランド、東側はベラルーシと隣接しています。
リトアニアという国は、1990年にソ連から独立したばかりなのでまだ新しい国ですが、独立後からの30年間で大きな成長を遂げてきました。
日本人にはまだまだ馴染みのない国ですが、近年になり、徐々にアジア人旅行者も増えてき、台湾や中国人の観光グループも多く訪れるようになり、町中ではアジア人を見かけることも多くなってきました。
そこで!今回の記事では「知られざるリトアニアの魅力を7つ」ピックアップして紹介していきます!
この記事を読んだ後は、きっとあなたもリトアニアに行ってみたくなること間違いなしです!
Contents
1,リトアニアはヨーロッパの真ん中に位置する
「ヨーロッパの中心はどこか?」と聞くと、人によって色々な意見が出てきます。
地図だけを見ると、「ドイツだ!」「チェコだ!」「フランスだ!」と言う人が比較的多く、逆に「リトアニアは?」というと、ヨーロッパの端っこだと思う人が多いです。
しかし、それらの推測は全て間違っていて、French National Geographic Institute によると、地理上リトアニアが唯一、ヨーロッパの中心に位置する国なのです。
実はこの事は、ギネス記録にも承認されています。
リトアニアの首都ヴィルニュスから26キロほど北に行ったところに、Europos parkas (英語:Park of Europe)という野外博物館があり、そこが地理上ヨーロッパの中心と記されています。
2,歴史ある街ヴィルニュス
ヴィルニュスはリトアニアの首都で、リトアニアの中で1番大きく、50万人以上が住む都市です。
英語ではOld Town (オールドタウン)と呼ばれるヴィルニュスの中心街は、UNESCOの世界遺産にも登録されていて、その理由から「バルト三国のローマ」とも呼ばれています。
アートや歴史ある建築に興味のある人にはたまらなく、ヴィルニュスのオールドタウンには1,200以上もの歴史ある建物が立ち並び、それに加え数多くの有名な博物館と美術館、そして約40もの協会があり、街全体が歴史的な雰囲気に包まれています。
ヴィルニュスの歴史ある観光地:
- Hill of Three Crosses(3つの十字架の丘)
- Vilnius University (ヴィルニュス大学)
- Presidential Palace(大統領官邸)
- KGB Museum(KGB博物館)
- The National Museum(国立博物館)
- Vilnius Cathedral(ヴィルニュス大聖堂)
- St. Anne's Church(聖アンナ教会)
- Church of St. Peter and St. Paul(聖ペテロ教会と聖パウロ教会)
- Gate of Dawn(夜明けの門)
- Republic of Uzupis(ウジュピス共和国)
3,町中で気球が飛ばせる国
航空量の低さと、地理的場所に恵まれたリトアニアは、ヴィルニュス空港の協力もあり、町中で気球を飛ばせるヨーロッパでも数少ない国の1つです!
早朝の日が出る直前に気球に乗れば、空の上からヴィルニュスの美しい旧市街と自然を一望しながら朝焼けを楽しむことができます。
気球に乗りたい方は事前予約が必要となりますが、1人€100ほどで乗ることができます。
こんな贅沢なことができるのもリトアニアならでは。
4,リトアニア料理
リトアニア料理は日本人の口に良く合います!
リトアニアの1番代表的な料理としては、発音するのがカタカナに起こしても少し難しいですが、Cepelinai(ツェペリナイ)と Šaltibarščiai(シャルティバルシチェイ)の2つが挙げられます。
Cepelinai(ツェペリナイ)とは、すりおろして潰したじゃがいもの中に肉を詰め込んだ餃子の形をしたようなもので、その上に燻製したサラミとサワークリームをかけて召し上がります。
Šaltibarščiai(シャルティバルシチェイ)とは、ビーツの冷製スープです。
日本ではほとんど食べることのないビーツは、リトアニアではよくスープなどにして食べられるローカルな食材です。
リトアニアに訪れた際には、上記の2つをまずは試してみれば、リトアニアの伝統的な味を体感することができます。
5,リトアニアは安全
海外を訪れるときに1番気にかかるのが、渡航先の国の安全性ですが、リトアニアは世界でもトップクラスに入るほど安全な国だと言えます。
Global Peace Index 2020 の調査によれば、リトアニアは世界で最も安全な国トップ40に入ります。
トップ40がどれほどなのかというと、さすがにトップ10に入る日本の安全さとまではいきませんが、イギリスが42位、中国が104位、アメリカが121位となるので、私達日本人が最も訪れる海外の国よりも、リトアニアの方が遥かに安全であると見ることができます。
近年ではヨーロッパ内でのテロ事件なども起きており、より一層安全面の懸念が余儀なくされますが、Global Peace Index によると、リトアニアでのテロ発生率はラトビア、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スロベニアなどと同等で0だという数字が出ています。
リトアニアでは、日本みたいにパソコンを机に置いてお手洗いに行っても盗まれないほど、世界でもトップクラスに安全な国です。
6,美しい自然が残る
リトアニアには5つもの国立公園と、126もの湖があり、その国土の約33%は、雄大な自然と数々の美しい森に覆われています。
5つある国立公園の中でも、1974年に設立されたAukštaitija National Park(アウシュタイティハ国立公園)が最も古く有名です。
特に自然好きの方は、一度リトアニアを訪れるとその自然の美しさに魅了され、帰りたくなくなることは間違いなしでしょう。
7,安価な物価
リトアニアの素晴らしい魅了に欠かせないのが、その物価の低さです!
ヨーロッパと聞くと、どうもイギリスやデンマークのように物価が高いという先入観が日本人には多くありますが、ヨーロッパにも物価の高い国と、そうではない日本で生活するよりも半分以下で暮らせる国があります。
その1つがリトアニアです。
リトアニアでは、レストランで1食お腹いっぱいになるほど食べても€5〜10で収まります。
また、バーでジョッキのビールを飲んでも一杯€3以下。
滞在場所は、中心街であるオールドタウンでホテルを取る場合は€50〜80が平均となりますが、Airbnbなどであればもっと安価な宿泊先を見つけることができますし、学生など節約に徹したい方などは、ホステルという選択肢を取れば、一泊€10以下で泊まることができます。
最後に
以上、日本人にはまだ馴染みのないリトアニアの7つの魅力でした!
2021年5月現在、まだまだコロナの影響で海外旅行に行くのは厳しい状況が続いていますが、ワクチンの接種が始まったおかげで少しずつ希望が見えてきて、もしかしたら早くて年明けにはヨーロッパ旅行に行ける可能性があるかも知れませんね。
もしもヨーロッパ旅行を検討している方は、ぜひリトアニアにも立ち寄ってみてください!

KAI(World Map Japan 代表、マーケティング担当、ライター)
在住国:現在エストニア在住、過去カナダに5年間在住
海外歴:7年
今までに訪れた国:32カ国
話す言語:英語、スペイン語、エストニア語(勉強中)
資格:英検1級、TOEIC940
ひとこと:世界各国の全ての情報がこのサイトで閲覧できるよう日々活動していますので、どうぞ宜しくお願いします!