リトアニア

リトアニア学生ビザの取得方法を徹底公開!!〜ビザの種類、申請手順〜

こんにちは!当サイト World Map Japan 代表のKJです!

僕は先日、日本国内でリトアニアの学生ビザを申請し、昨日無事にビザが手元に届きました!

簡単に僕がリトアニアの学生ビザを取得するまでの経緯を説明できればと思うのですが、僕は当サイトをもう一人の代表Yutaと運営しながら20代も後半という歳に差し掛かり、実はずっと憧れであった「海外の大学を卒業して学士を取得する」という一つの小さな夢を叶えたいと行動に移りました。

ではなぜリトアニアの大学を選んだのか?

と言われるといくつか理由があるのですが、一番大きな理由としては、僕が行ける大学の選択肢はかなり限られていて、その中で一番良いと思ったのがリトアニアのヴィリニュス大学であった、といったところです。

なぜ選択肢が限られていたのかというと、日本では高校卒業から5年経つと高校の成績証明書が永遠に破棄されてしまうので、歳を取ってから海外の大学に行くとなると行ける学校はかなり限られるのです。

それについて詳しくは下記の記事にまとめました↓

【大人の海外留学】高校の成績証明書が無くても入学できるヨーロッパの大学

 

何はともあれ、ここまで聞くと、僕が消去法でリトアニアの大学を選んだように聞こえてしまいますが、実際にリトアニアは素晴らしい国で、これからの経済成長も十分に見込めますし、僕の行き先は日本人の多くが大学留学に行くような大国のアメリカやイギリスではありませんが、僕はリトアニアに行くという選択に十分満足しています。

さて僕の個人的な話はここまでとし、今回の記事ではリトアニアの学生ビザの種類と取得方法を詳しく紹介していきます!

リトアニアという国はまだ日本人にあまり認知されていなく、リトアニアの情報自体が日本のインターネット上にはあまりないので、是非ともこの記事がリトアニアに興味のある方の参考になれば嬉しいです。

 

【学生ビザの種類】

この記事では分かりやすいように「学生ビザ」という呼び方をしていますが、リトアニアにはいわゆる「学生ビザ(英語:Study Visa / Student Permit)」という名のビザはありません。

その代わりに、リトアニアに学生として留学に行くとなると、取得できるビザは2種類あります。

1つ目が National Visa-D(ナショナルビザ)と呼ばれるもので、2つ目が Temporary Residence Permit(一時滞在許可証)です。

次の項目でそれぞれのビザの申請方法を詳しく紹介していきますが、まずおさえて欲しいことが、この2つのビザの違いです。

まず National Visa-D(ナショナルビザ)、このビザは最大で1年間まで発行され、こちらは日本国内で取得可能となり、交換留学でリトアニアに行く大学生は基本的に留学期間が1年未満だと思うので、日本でこちらのビザのみを取得すればOKです。

では Temporary Residence Permit(一時滞在許可証)は、どんな人が取得するのか?

それは、学士、修士、博士課程をリトアニアで取るために正規で入学した方です。

正規で入学する場合、リトアニアに2年以上滞在が必要となるため、この Temporary Residence Permit(一時滞在許可証)の取得が必要となります。

こちらのビザは一度の申請で最大2年間まで発行され、2年が過ぎると新たに最大で2年間分のビザの更新が可能となります。

ここで注意してもらいたいのが、先ほど交換留学生は National Visa-D(ナショナルビザ)の取得だけが必要となると言いましたが、リトアニアに正規留学する方も、日本国内でいきなり Residence Permit(一時滞在許可証)を取得することは出来なく、まずは日本国内で渡航前に National Visa-D(ナショナルビザ)の取得をし、リトアニアの現地についてから新たに Residence Permit(一時滞在許可証)の取得が必要となります。

なので、リトアニアに正規留学する方は、ビザを2回取らなくてはいけないと覚えておきましょう。

 

【National Visa-D(ナショナルビザ)の取得方法】

申請場所:

VFS. GLOBAL(リトアニア大使館から依頼されたリトアニアビザの申請を受け持つビザセンターです。)

〒105-0014 東京都港区芝1丁目4−3 SANKI芝金杉橋ビル4F

↓VISAセンターがあるビルの外観↓

このビルの4階です。

 

必要書類:

1、こちらの必要書類チェックリストを印刷

2、ビザ申請書こちらのリンクからインターネット上で申請書を記入し、それを印刷して当日ビザセンターに提出します。)

3、パスポートとパスポートの顔写真が見えるページのコピー

4、35×45 パスポートサイズの顔写真

5、英文での残高証明書(1年間の最低資金4494 EURが銀行口座にあることが証明できること)

6、海外旅行保険

注意:こちらは学校からの必要書類に記載されていましたが、実際に日本のVISAセンターに問い合わせたところ、ビザ申請時には必要ないとのことでしたので僕は提出はしませんでしたが、リトアニアに入国する際には海外旅行保険の提示を要求される場合があると思いますので、遅くても渡航前には保険の加入を済ませましょう。

認められる海外旅行保険の条件:

①滞在予定期間内有効であること

②最低補償額がEUR 30 000以上であること

③シェンゲンエリア内の全てで有効なもの

、入学許可証

注意:こちらは学校側から送られてきたビザの必要書類一覧には記載されていましたが、VISAセンターでは提出を求められなかったです。

8、Mediation Letter ナンバー

注意:Mediation Letter とは、入学が許可された後、ビザ申請の際に大学側が発行してくれる特別なレターのことで、大学側がMIGRIS(イミグレーション)に電子で発送してくれるので、こちら側が提出するのは学校側から貰うMediation Letterのナンバーです!ペーパーの書類ではありません!ここややこしいので注意です!紙を貰うわけではなく、ナンバー/ 数字を教えてもらうので、その番号を必要書類チェックリストのMediation Letter欄に記入して提出すると、MIGRIS側が電子で学校から送付されたMediation Letterを確認できます。

注意2:このMediation Letterの有効期限は発行されてから30日までとなるので、学校からも言われると思いますがタイミングが大事なので、Mediation Letterが発行される前にVISAセンターでの予約をしビザ申請の日時を確定しなくてはなりません。

 

申請にかかる費用:

1、VISAセンターでの手数料+郵送料(郵送を希望する場合)=大体5000円

2、ビザ申請料€150

注意:ビザの申請料€150は銀行振り込みとなります。ヨーロッパの多くの学校ではクレジットカード払いよりも、銀行振り込みが一般的なようです。海外の銀行口座に振り込みとなるので、手数料を最低限抑えるためにもWise (ex Transferwise) の口座を持っておくことを強くオススメします!Wise (ex Transferwise) の口座内で日本円をユーロに変えておけば、手数料はほとんど発生しません。

注意2:VISAセンターでの手数料と郵送料の方の支払いは現金のみとなりますので気をつけてください!僕はそれを知らずに当日、持ち合わせの現金が足りずに近くのATMまで走ってお金を下ろしに行きました。

 

ビザの有効期限:

最大1年

 

申請手順:

①学校から入学許可証を受け取る

②Mediation Letter以外のビザ申請に必要な書類を集め、ビザ申請用紙をこちらのオンライン上で記入し印刷

③学校側から先に聞かれない場合は、ビザの申請を初めても良いかと事前にコンタクトを取る

④VISAセンターでビザ申請日の予約を取る

⑤学校側にビザ申請日を伝え、Mediation Letterを発行してもらう

⑥学校からMediation Letterの発行後、Mediation Letterのナンバーを受け取り、その番号を必要書類チェックリストのMediation Letter欄に記入

⑦予約日当日、必要書類を持ってVISAセンターに訪問

⑧2週間以内にビザが発行される

補足:ビザの受け取りは直接訪問か、郵送と選ぶことができますが、現在はコロナの状況でVISAセンターの方から極力受け取りは郵送でお願いしているということだったので、特別な理由がない限りは郵送での受け取りとなります。

 

VISAセンター訪問の予約に関して:

リトアニアに行かれる日本人は非常に少ないのであまり問題はないと思いますが、2021年5月現在、コロナの影響で1日最大で一枠と、リトアニアのビザ申請の為の受付枠には限りがあります。

 

VISAセンターでの流れ:

VISAセンターに必要書類を持っていけば、あとは向こうの指示に従うだけなので何も難しいことはないですが、軽くVISAセンターでの流れを綴っておきます。

初めに提出書類を渡し、担当者の方が書類のチェックをします。

記入抜けがあればその際に指摘してくます。

書類のチェックが終わると次に手数料の支払いと郵送に関する説明があり、説明を聞いた後VISAセンターの手数料+郵送料(郵送を希望する場合)の支払いを現金で済ませると、最後にデジタルでの指紋採取となります。

指紋採取はデジタルで、機械の上で行われるのでインクで手が汚れたりすることもなく、担当者の方の指示に従って指を機械の上に乗せるだけでOKです。

以上が当日の流れです。

 

申請期間:

基本的には2週間以内

僕の場合は、VISAセンターでの必要書類を提出してから一週間で自宅にビザが貼られたパスポートが無事に届きました!

素晴らしく早い!

カナダなど他の国でのビザ取得は2ヶ月などとにかく時間がかかるのがストレスなのですが、リトアニアのナショナルビザは手続きが早くて感動です。

 

【National Visa-D(ナショナルビザ)の実物】

↓因みに、こちらが僕の取得した実際のリトアニア National Visa-D(ナショナルビザ)です↓

カナダのビザはA4のペーパービザをパスポートと別々に持ち運ばなくてはならなかったので、パスポートに貼ってくれるタイプは個人的にすごく便利だと思ってます!

 

【Residence Permit(一時滞在ビザ)の取得方法】

申請場所:

リトアニア国内

 

必要書類:

1、ビザ申請書こちらのリンクからインターネット上で申請書を記入し、それを印刷して当日ビザセンターに提出します。)

2、パスポートとスタンプの押されている全てのページのコピー

3、英文での残高証明書(1年間の最低資金3852 EURが銀行口座にあることが証明できること)

4、海外旅行保険

5、入学許可証

6、Mediation Letter ナンバー

7、リトアニア国内に滞在する住所を証明する書類

8、住居宣言書Commitment to declare the place of residence)へのサイン

9、アポスティーユ付きの無犯罪証明書(英語:Police Clearance certificate)

注意:これは日本を出国する前に取得しておくか、リトアニア国内の日本大使館を通して取得することができます。

10、取得済みのNational Visa-D(ナショナルビザ)

 

ビザの有効期限:

最大2年

 

申請期間:

通常申請の場合、申請より3ヶ月以内

ただし、急ぎの用事で緊急申請を選択する場合、240 EUR の追加費用を払うことで45日に短縮することが可能

 

申請にかかる費用:

通常申請 120 EUR

緊急申請 240 EUR

 

【最後に】

以上、リトアニアの学生ビザの種類、申請方法を僕なりにかなり詳細にまとめました!

リトアニアのビザ取得は、一見提出書類が多くて大変なように見えますが、僕の経験上、諸外国のビザ取得に比べると非常にシンプルで簡単です!

個人的には、ビザの手続きも簡単ということもリトアニアの大学を選んだ理由の一つなのですが。アメリカやカナダのビザは本当に面倒くさくてストレスなので。。。

VISAセンターでの申請に関して言えば、スタッフの方々は本当に親切で優しくとても丁重に対応してくださったので、その点もリトアニアのビザ申請の一つの良い点かと思います!

メール、電話の対応も素晴らしかったです!

是非ともリトアニアの情報の拡散と共に、もっと多くの日本人がリトアニアの良さに気づき留学に行く人が増え、この記事が何らかの形でリトアニア留学の役に立ってもらえれば幸いです。

リトアニアのビザに関して質問がある方は、是非ともこの記事内のコメント欄に質問を残してもらえますと、他のリトアニアへ向かう日本人の方の助けにもなると思いますのでよろしくお願いします!

 

2021/05/25追記:

実は、リトアニアの大学と同時に受けていた、僕の第一志望であるエストニアのタリン大学から本日正式に合格をもらったので、既にビザも取得してしまったのですが、リトアニアのヴィリニュス大学は辞退させていただき、筆者のKJはエストニアに行くこととなりました。

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