初めての韓国留学、長期で現地に滞在するとなると、旅行とは違って一体いくらぐらいの生活費が必要なのか想像しづらいですよね。
今回は、そんな韓国留学で1ヶ月にかかる家賃、食費、そして、日用品などの生活費をご紹介していきます!
◯1ヶ月の家賃
韓国で、留学生がまず住む場所として有名なのが、「コシウォン」か「ハスク」だと思います。
「ハスク」は、簡単に言えばホームステイです。
大家さんが常駐しており、朝、昼、晩とご飯を作って出してくれるのが何よりのメリットです。
家賃にご飯代も含まれており、日本円で5万円程度です。
留学すると食費もかなりかさんでくるので、お家で栄養満点の韓国料理が毎日食べられるのはかなり助かります。
ですがデメリットとして、門限が決められている場所もあります。
友達もハスクに住んでいた時に門限があるため、遅くまで一緒に出かけられないといったことが何度もありました。
ですから、自分の生活スタイルに合わない場合などは考えた方が良さそうです。
私自身は最初、入居しやすい「コシウォン」を選びました。
「コシウォン」とは、元々は韓国の学生たちが受験勉強などをするために作られたお部屋のことを言い、 そのため、狭い部屋にベッドと勉強机のみが置いてあるといったシンプルなレイアウトであることが一般的です。
コシウォンがなぜ入居しやすいのかというと、通常韓国で家を借りる際は高額な保証金を払うのが基本ですが、コシウォンは保証金を払わなくても家賃のみで即入居可能だからです。
またコシウォンは、先にも説明した通り、机とベットが置いてあり基本的には極狭です。
その間に数歩歩けるスペースや、トイレが備え付けてあるだけで金額が違ってきます。
長く韓国に住むとなると、最初は自分が行き慣れていたり、学生の多い街が住みやすいと思ったので、新村の「ソウル部屋ナビ」という日本人の方が対応してくれる不動産を見つけて、そちらで部屋の見学に行きました。
1つ目に見たお部屋は、新村のど真ん中にあり、交通や生活の不便さはないですが、男女共同の部屋だった事や窓がなかった為に却下しました。
家賃は3万5千円程度です。
2つ目に見たお部屋は、新村と梨大の間にあり、部屋には歩けるスペース、シャワーやトイレもついていました。
掃除もされていて、汚さもなく、一番清潔だと感じたお部屋でした。
家賃は4万5000円程度です。
3つ目に見たお部屋は、少し離れたソンスという場所で、駅からは5分程離れていました。
学生街を外れると競争率が下がるので、いい部屋が残っている場合が多いです。
そのコシウォンも設備が新しくエアコンまで付いていました。
韓国はコシウォンにエアコンはほぼなく、普通の家でも付いてないことが多いです。
ですから、その分家賃も高く、家賃は6万程でした。
私の場合は、その日にお部屋を決めなければ困ってしまう状況だったので、家賃や立地を考え、2つ目の部屋に決めました。
トイレやシャワー無しだと、部屋の金額はもう少し安くなりますが、長く住む事を考えると部屋に備え付けてある部屋を借りるのがおすすめです。
また寮の管理人さんも様々なので、あらかじめ不動産会社の方に、管理人さんについてもどんな方か聞いておくと何かあった時に良いと思います!
ちなみにコシウォンとハスク、どちらも光熱費込みなので、どれだけお部屋の設備を使っても追加で請求されることはありません。
◯1ヶ月の食費
まずは、自炊をした時のソウルでの食費についてです。
韓国は日本のように大きいスーパーは少なく、コンビニぐらいの広さのスーパーが多いです。
スーパーの値段は日本と比べると大体高いです。
野菜も100円以下のものは少なく、牛乳も300円程度します。
私も住み始めた当時は、「自炊で節約しよう!」と張り切っていたのですが、逆に自炊すると食費が多くかかりました。
また、街にあるスーパー以外であれば、ロッテマートという大型のスーパーがソウル駅や金浦空港にあります。
食材もありとあらゆる種類が揃っていて、お土産を購入するのには最適ですが、日本のように特売で安く買えるイベントはやっていないので普段通いはおすすめできません。
では、どこで飲み物や簡単な食材を買うのがいいのかというと、通販です!
中でも私は、Coupang(クーパン)を利用していました。
日本でいう楽天のようなサイトなのですが、何度も購入するようなものはそこでまとめて買うのが割安でおすすめです。
サトウのご飯のような、白いご飯もスーパーで買えば1つ100円以上しますが、Coupangで買えば、24個入りが1,800円程度で購入できます。
何度も買い足すような食材は、Coupangでストック買いが、買いに行く手間もかからず便利です。
続いて外食についてです。
ソウルでも特に若い方達は、家で食べるよりも近くの食堂等で手軽に食べることが多いです。
その中でも、キンパ天国という有名なチェーン店では、キンパが200円程度で食べられます。
定食でも500円程度で食べられるので、作る手間も考えると外食の方が割安に感じます。
また、韓国は出前が有名です。
ペダルミンゾクやペダルヨギヨのアプリが中心ですが、韓国料理からピザなどのイタリアン、また日本の料理まで色々なジャンルの食事を頼むことができます。
メニューやお店が豊富なのはもちろん、24時間注文可能なお店も多いのでよく利用していました。
日本では、出前だと配送料で高くなりがちですが、韓国では配送料無料なところが多いので、お店に食べに行くのと同じ料金で食べられます。
それから、韓国人はコーヒーをよく飲むので、カフェの数が日本より圧倒的に多いです。
日本にあるカフェであれば、スターバックスがありますが、 韓国での店舗数は日本の約2倍です。
ですが、ここで注意したいのが、スターバックスの値段は日本よりも高く設定されていること。
スターバックスラテのトールサイズが600円程度します。
その代わり、韓国のコーヒーチェーンはトールサイズの倍の量が入って300円程度で購入できます。
味も、薄くて不味いといったことなく美味しく飲めるので、コーヒー好きの方は、韓国チェーンのコーヒーショップの利用をおすすめします。
◯1ヶ月の費用
続いて、ソウルでの生活費についてです。
ティッシュペーパーなどの日用品は、スーパーやコンビニにももちろん置いてありますが、値段が高く、大きい日用品を持って歩いてる人はまず見かけません。
大きい日用品の購入は、ぜひCoupang(クーパン)を利用しましょう。
韓国では、日本のように大きい薬局がないので、シャンプー等の日用品の購入には困る時が結構あります。
ですが、Coupangであれば、シャンプーひとつでもいろんな種類の物が揃っており、どこのお店で買うよりも安く購入できます。
トイレットペーパーであれば、日本で見かけないような大容量でも600円程度と、スーパーで買うより遥かに安く購入できます。
私も、日用品の購入は全てCoupangを利用していました。
韓国では有名なコスメショップの商品ですら、Coupangでお店よりも安く購入できることがあります。
「なんで、これがこんなに安いの?」と、私自身何度も驚いたことがあるので、欲しいものがある時はまずクーパンで確認するのがおすすめです。
日本でも最近増えてきていますが、韓国の宅配便は基本玄関の前に置いてあります。
自分が留守の時でも玄関に置いておいてくれるので、わざわざ家にいる必要がないですし、大きく重たい日用品を持って歩くこともないのですごく便利です。
実際に、一緒に仕事していた韓国の方達もCoupangでほぼ全てのものを揃えていましたよ!
◯まとめ
ソウル留学では、家賃や食費、生活費を合わせると大体月に10万程はかかってきます。
そこに、交通費や携帯代も入ってきますが、韓国は交通費が10km未満の距離であれば、T-MONEYカード利用で、1,250ウォン(日本円で130円程)で乗ることができます。
バスに乗り換えても追加料金がかかることはないので、交通費はそれほどかかりません。
携帯はKoreainfoでSIMを購入して利用していましたが、ネットの制限なくテザリングも可能で、1ヶ月5,000円以下でした。
韓国はWi-Fiが至る所で利用可能なので、お店に入れば無料で使うことができますし、そこまでデータ量が多いものを選ばなくても良いと思います。
ソウルへ1年間の留学は、食事+家賃+通信費などの基本的な生活費のみであれば、100〜150万円程度で可能です。
ですが、そこで学校に通われる方は+50万円程度、多く見積もっておいた方が良いでしょう。
また、美味しいものも多く、おしゃれなショップも多いのも韓国の魅力。
節約する日や気にせずお金を使ってもいい日など、メリハリをつけることで楽しく過ごせますよ!
ぜひ、ソウル生活楽しんでくださいね!
以上、韓国で1ヶ月に必要な生活費をご紹介しました!

LIA。2017年から韓国へ、留学&就業。TOPIKは、独学で5級取得。韓国の、音楽や料理、コスメが好きで、日本にいながらも韓国に囲まれた生活中。現在は、韓国で芸能界を目指す方を対象にダンスレッスンを行っている。