屋台から高級料理まで、オススメシンガポールのローカルグルメ※2021年S$1約82円
シンガポールは多国籍国家だけあって、どこの国の料理も気軽に手軽に食べることができます。
日本料理、イタリア料理、アメリカン、各国アジア料理、なんでもあります。
シンガポール人はあまり家で自炊をしません。
それだけ外で食べるチョイスが値段、種類ともに多いのです。
今回は、「シンガポールといえばこれ!」という、シンガポールの代表的な屋台料理から高級料理までおすすめの絶品グルメを8つご紹介します。
Contents
初めに:シンガポールの飲食店の種類と注意事項
シンガポールには、大衆屋台「ホーカー」、モールに入っている「フードコート」、少し値段が張る「レストラン」の大きく3種類に飲食店は分けられます。
普段1人でもふらっと入れるのはホーカー、週末に友人とランチをする時はモール、ちょっといいものを食べたいときはレストランと使い分けています。
レストランでは一般的にサービスチャージ(10%)と税金(7%)が加算されます。(シンガポールではこれを「++(プラプラ)」と表記します。)
逆に言うと、レストランでもチップをつける文化はありません。
メニューの値段とお店の綺麗さは比例しますが、味は比例しません。
アジアの国でよくある、「屋台でお腹を壊す」ことは、シンガポールのホーカーではあまり聞きません。
政府が衛生状況を厳しくチェックしているためです。
ホーカーにはA~Cまでのマークが各お店についていて、それぞれ清潔基準のクリア具合を表しています。
Aが一番上で、ほとんどのお店はAかBですが、「ちょっと不安だな」という方はAのお店を選ぶように意識してみるといいかもしれません。
中にはミシュランに選ばれているホーカーもあり看板で滅茶苦茶アピールしてきます。(ニュートンという街に多いです。)
また、どこの店舗でも、どの料理でも「チリ?」とよく聞かれます。
辛いのが得意、好き、という方はチリを多めに入れてもらって下さい。
ただ、全体的に辛さ値は高いことをお忘れなく!
*余談になりますが、2021年6月から、ホーカー、フードコートで食後にトレーを自身で返却せず、テーブルに置きっぱなしにした場合は注意か罰金(300ドル~2,000ドル)が課せられることがありますので注意して下さい。
チキンライス
シンガポールのソウルフード『チキンライス』。
チキンの出汁で炊いた鶏の旨味が染み込んだごはんの上に、蒸したチキンをのせる極めてシンプルな料理ですが、街中いたるところで食べることができます。
たまに食べたくなる、懐かしい、優しい味が癖になります。
(チキンをダックに変えたダックライスというメニューもありますが、こちらは味が濃い目。)
あっさり味のチキンライス本体とスープが通常セットになってきます。
ホーカーで食べると平均5ドル前後、レストランで食べると平均30ドル前後と値段に幅があります。
普段のランチであればホーカーのチキンライスで満足ですが、レストランのチキンライスは肉の厚みが全然違うので、是非レストランも一度はお試しあれ。
上記の写真は、マンダリンオーチャードホテル内のチャターボックスというレストランのチキンライスです。
ガイドブックにもよく載っています。(約30ドル)
ラクサ
↑写真(上)カトンラクサ (下)ラクサ鍋
マレーが起源、ココナッツ味がベースの麺『ラクサ』。
ほんのり甘みのあるスープが特徴です。
チキンライス同様値段に幅がありますが、個人的にはラクサはホーカーでも満足できます。
シンガポールの中では、東部「カトン」という地域の「カトンラクサ」が有名でこちらは少し辛めです。
「カトン」はプラナカン建築も有名なので、もし訪れる機会がある際は、カラフルな建物の写真を撮った後に5ドルちょっとで食べられる「カトンラクサ」で小腹を満たすとグッド!
ラクサのスープの中に肉や野菜を入れてみんなで箸をつつく「ラクサ鍋」専門店もあります。
麻辣香鍋
好きな野菜、肉などをチョイスし、その場でフライパンで炒めてホーカーで食べられる『麻辣香鍋』。
鍋という字が入っていますがスープはなく、辛い炒め物という方が近いです。
炒め物なので、まあまあお腹にはたまります。
いろいろな具材(いわゆる鍋に入れるような具材はなんでも選べます。)を自由に選んで複数人でビールと共に食べるのがお勧め!
割り勘で1人10ドル程度で満足できるのでコスパも高めです!
デフォルトは結構辛いです。
写真は3人でホーカーに行った時の際のもので、この日はこれ以外に餃子を頼みました。
チリクラブ
シンガポールでは海鮮を使った料理が有名で、その中でも『チリクラブ』は特に看板メニューとなっています。
有名なお店はいくつかありますが、どこもカニを丸ごとチリソースで頂くスタイル。
エプロンと手袋を装着して頂きます。
食べている間に携帯を触ったり、トイレに行ったりするためには手袋を外さないといけないので、全て終わらせてから食事開始。
食べている間は、食べることに集中してカニの身をほぐしていると無言になります。(カニの足のトゲで手袋が破れてしまうと、そこから手が汚れるので注意です!破れたら新しい手袋ももらえます。)
カニそのものももちろんおいしいのですが、パンを別でオーダーし、後に残ったソースをつけて食べるのもまた美味。
カニは時価となるので値段は少し張りますが、せっかくシンガポールを訪れた際は、一度は試す価値ありですね!
チリクラブ以外のシーフード料理
シンガポールでは、カニ以外にエビ料理も多いです。
一般的なのは『プラウンヌードル』。
ドライかスープか選べ、エビをベースにしたラーメンのような食べ物です。(ドライの場合は別でエビスープ付き。)
他にも、カニほどの迫力はないですが、エビをメインにチリソースであえた料理を提供する店も多く、この場合もエプロンと手袋が支給されます。
ビーフン
あまりイメージがないかもしれないですが、個人的にはシンガポールの色々な種類の『ビーフン』が結構気に入っています。
日本では、ビーフンといえば1種類のようなイメージがありますが、シンガポールでは店によって様々な調理法や味付けでアレンジされたビーフンを食べることができます!
↑上記の写真のビーフンは、カニみそのうまみと濃厚なミルクベースのスープが絶妙に絡み合った絶品のビーフンです。
シーフード料理が得意なシンガポールならではで、かなりお勧めです!
↑こちらの写真は、表面を油でさっと上げたビーフン。
そこまで脂っこくもなく、ビールとよく合う!
中身の具材は海鮮、肉と選ぶことができ、お値段もお手頃な10ドル弱。
プラナカン料理
Wikipediaから引用
日本ではなじみが薄いですが、中国とマレーを融合させたものがプラナカン文化で、カラフルでかわいらしい陶器や建物が有名です。
プラナカン料理自体も専門店が多く存在します。
味付けとしては、香辛料とココナッツがベースのものが多いです。
タルトのようなパリパリの入れ物に、小エビ、大根の煮つけ(見た目切り干し大根)が入っている前菜から、骨付きチキンが入ったスープ、お肉を煮込んだもの(見た目ビーフシチュー)あたりが定番コースですね。
最後はさっぱりデザートでしめる。
マレーシア料理自体が茶色いものが多いので、プラナカン料理も色は茶色が多いですが、かわいらしい陶器に入って提供されます。
レストランで食べると女性スタッフの衣装もプラナカン風、カラフルで可愛いですよ。
アルコール(タイガービール / シンガポールスリング)
シンガポールでは、マレー系の人はイスラム教なので宗教上の理由でアルコールを飲みませんが、中華家の人は比較的お酒が強い人が多いです。
そんな彼らの最もポピュラーなビールはタイガービール。
どこの飲食店、スーパーにも必ずあります。
トラのマークのデザインが特徴的です。
シンガポールスリングは、ジンベースのシンガポール、ラッフルズホテルのロングバー発祥のカクテル。
少し甘めですがアルコール度数はまあまあ高め。
ロングビーチでは、おつまみとしてピーナッツがついてくるので、ピーナッツの殻を床に落としながら食べるのが名物です。
(2021年現在はコロナの影響で床に殻を捨てるのは禁止になっています。)
街中の多くのバー(マリーナベイサンズの上のバーから、リバーサイドぞいのバーまで)で提供されていて、お値段は大体1杯20ドル強。
最後に
如何でしたか?
シンガポールといえばチキンライス!というイメージが強いですが、その他にも屋台からレストランに至るまで、色々なローカルグルメがあるので是非色々なシンガポールの食事を試してみて下さい!

初めまして、yokoです!
現在はシンガポールにて、MICE系の仕事をしています。
学生時代にアメリカ、社会人になってからシドニーにも少し住んでいたことがあるのですが、
シンガポールはかなり独特な国で、今まで訪れたどの国よりもカルチャーショックを感じる事も多いです。良くも悪くも、かなりきっちりしている国ですね。
シンガポールに実際に住んでみて感じた魅力をお伝えできればと思います!