とても個人的な体験談を元にした話になりますが、今回の記事では、僕のモテ期がフィリピン留学中に再来した話について綴りたいと思います。
なぜそんな記事を書こうと思ったのか?
それは、日本人の男というのは世界でもとても損だからです。
白人男性などは骨格もはっきりしていて、身体も大きいし、堀も深いし、どこに行ってもモテます。
日本でも高級化粧品や不動産屋のCMなど、何かと広告には白人のモデルが多いですよね?
もちろんモテないのは日本人だけではないですが、それでも「日本男児はモテない」というレッテルが、日本人の心には気づいた頃から根付いている気がします。
(日本女子は基本どこに行ってもモテます。フィリピンでも爆発的にモテます。日本人の女性が海外のバーで1人で飲んでいればほぼ確実に声をかけられるでしょう。日本人の男がバーで声をかけられることはまずないです。)
そんな日本男児に向け、この記事を読んで世界には少しでもモテる可能性のある国が存在するという事を知ってもらえたらと思います!
そして、日本でも今までモテ期がやってこなかった日本男児、フィリピンに行けば人生初のモテ期を味わえるチャンスがあります!
Contents
【僕の第一次モテ期とフィリピン留学】
僕の第一次モテ期は小学校6年生の時でした。
小学校の頃のモテ期を自慢するなんて恥ずかしい話ですが、その後19歳になるまでモテ期というものが来ず、女の子に全くモテないという青春期間を長い事送っていると、どうしても小学校のゴールデンタイムがモテ期であったと自分に言い聞かせて自分を励ますしかありません笑。
それはさておき、モテない青春生活を日本で送った僕は、フィリピンへ留学に行くことになります。
僕がフィリピン留学を決めた理由はいろいろあるのですが、手短に言うと、日本で大学受験を勉強が嫌いで諦め、専門学校に入るが半年で中退し、あれこれ新しいことにチャレンジしては辞めるということを重ねていたところ、それを見兼ねた母親に勧められたからでした。
【いざフィリピンへ】
僕はフィリピンに留学に行く前は、全くというほど英語が話せなかったので、3ヶ月と言う初めての海外での留学期間、特に最初の2ヶ月、英語に少し慣れてくるまでは中々しんどい毎日が続きました。
そんな苦労の続く日々の中でも、フィリピンの最初の1週間が経過した後から、英語はろくに話せないものの現地の生活というのはかなり楽しんでいました。
僕は幼い頃から日本の年高序列という風習がどうしても性に合わず、学校に行くと先生たちは好き放題怒鳴り散らすし、高校を卒業して飲食などで働き始めても、今度は怒鳴りに加え、殴られるなどもっと好き放題にやられ、不公平な社会でストレスを抱えて生きてきた結果、フィリピン人の呑気な生活や、歳の差を気にしないで暮らしている生活スタイル、人柄がとても肌にあったので、現地の生活とフィリピン人のコミュニティーに溶け込むのはとても早かったです。
その結果、日本では年上の人に気を遣って下向きに生きてきた僕の口数も増えてきて、気づいた頃には現地のフィリピン人に囲まれていました。
【フィリピンで第二次モテ期到来】
人にもよく言われるのですが、僕は女性の気持ちに対してはとても鈍感な男です。
なので、フィリピンについてからフィリピン人の女の子たちが僕を取り囲んできても、「僕が日本からの留学生だから珍しいのかな?」などと勝手に思い込んでいて、社交的に振る舞っていました。
フィリピンでの生活が3週間ほど過ぎると、フィリピン人のスタッフから「お前はモテるなー。」とか「あのフィリピン人の女の子が君のことかっこいいって言ってたよ。」とか「あのフィリピン人の女の子がお前との写真をSNSに載せて自慢してたよ。」とか耳にするようになり、フィリピン人のジョークで僕をからかっているのではと半信半疑でした。
そしてある夜、フィリピン人たちが宿舎の外で飲んでいたのでそこに参加すると、2人の女の子が僕の隣に座ってきてサンドイッチにされます。
その内の1人が「これからどっかに行かない?」と僕が座るなり聞いてきます。
その時すでに外は暗く、日本人の留学生は夜に外に外出することはできないのは皆承知の上なので、その子は冗談を言ってるのだろうと思い軽く流していました。
するとその後、何度も同じようなことを聞かれ、「近くにホテルがあるんだ。行ってみない?」と言われます。
そこで鈍感な僕は「この子は僕のことを口説いているのだ」と気づきます。
思えば前々からやけにこの子は僕に用事もなく話しかけてきていたなと思い出しました。
そのオファーを優しく断るのですが、「外出できないんだったら君の部屋でもいいよ。」と言って僕の腕を引いてきて、無理やり室内に連れて行こうとします。
他のフィリピン人スタッフの協力を得て、その後なんとかその場を乗り切りましたが、女の人にナンパされるのは人生で初めてでした。
嬉しい反面、タイプの女の子ではなかったし、あまり深い関係になってしまうと後々問題になりそうだったので複雑な気持ちでした。
とにかくこの気を境に、「僕はモテているのかもしれない」と実感します。
【モテすぎでトラブルを起こすことに。。】
飲みの席でフィリピン人に口説かれた後も、その子以外に数人から断る毎にボディタッチを受けたり、昼休みの時間などに「どっか遊びに行かない?」などと誘われました。
真面目な僕は常に問題を起こさないように努めていました。
しかし、フィリピン留学3ヶ月目のイベントの席で問題が起きます。
そのイベントとは、フィリピンの貧しい村で、日本人の留学生とフィリピン人が共に学校を作るというプロジェクトでした。
日本の団体から合計30人ほどの日本人ボランティアと、現地のフィリピン人が20人ぐらい、そして僕と数人、大学などを通さずに個人で留学に来ている日本人が手伝いとして参加した、かなり真面目なプロジェクトでした。
そんな中、僕は学校のスケジュールのせいで皆より一足遅れてイベントの会議に到着しました。
総勢50人ほどが集まる会議の中、邪魔にならないように部屋に忍び込み、1番後ろの方で静かに立って会議を聞こうと思っていたのですが、部屋に入って来た僕に気づいたフィリピン人の女の子が「Kaito! 待ってたよ!こっちこっち!」と部屋のど真ん中から大声で僕のことを呼びます。
それにつられて僕に気づいた他のフィリピン人も僕に話しかけ始めます。
そのせいで今まで静かだった会議室が一気に騒ぎ始めました。
日本の大学から来たばかりの僕のことを知らない30人もの日本人から、一斉に「誰だこいつは?今会議中なんだぞ?」という冷たい視線を受けながらフィリピン人に用意されたど真ん中の席に座ります。
僕が座るなり「なんで遅かったの?」とか「待ってたよ!」とか周りのフィリピン人に質問攻めにあっていると、会議を進める1人のフィリピン人スタッフから「お前が来ると女の子がうるさくて仕事ができないよ。」と半分苦笑いで言われました。
その夜のパーティーの席では、酒の入った大学団体の引率の責任者の方が、フラフラした足で僕の方に来て、「お前らは遊びに来ているのか?なんだかんだ。。。」と、手伝いに来ている僕たち日本人の留学生を罵倒し始めます。
このままではやばいと思った他の日本人の人が止めてくれてその場を凌ぎましたが、会議を妨害したのは僕ではなく、僕のモテ期のせいです笑。
その後、イベントの最後まで、日本からきた団体の方々、学生、引率の責任者の人から冷たい態度で接しられたのは言うまでもありません。
【フィリピンマジック】
正直な話、僕はあまりタイプの人がいなかったので彼女はできませんでした。
しかし、日本人留学生と現地のフィリピン人が恋愛関係に陥ることは頻繁にありました。
僕の留学していた団体内ではありませんが、僕の日本人友達は現地の他の学校に通っていて、フィリピン人講師とマンツーで数ヶ月間授業を受けていました。
時が経つと、彼と先生との間に恋愛感情が生まれ、学校の授業が終わる頃には彼氏彼女になっていて2人で旅行などに出かけていました。
こういったフィリピンで起こる日本人のモテ期を「フィリピンマジック」と僕の友達の中では呼んでいます。
海外で生活し、一つ屋根の下で他の人と衣食住を共にすると、言葉に関係なく何か深い関係が築かれるのです。
【フィリピンでチヤホヤされていた日本人は僕だけではない!】
ここまでの話だけを聞くと、僕だけがモテて美味しい思いをしたように聞こえますが、モテたのは僕だけではありません!
フィリピンに来ていた日本人の留学生の全員がモテたわけではありませんが、日本人はフィリピン人に大人気でした。
特に日本人の女の子は、いつもフィリピン人の男たちの話の話題でした。
フィリピン人も日本人と同じように、終始「誰が可愛い?」「誰がカッコいい?」という話題で盛り上がっています。
実は、僕より遥かにモテたレジェンド的存在の日本男児がいました。
その日本人の男はというと、僕よりもかなり前、多分1、2年ぐらい前に留学に来ていた人で、その人の人気は絶大だったらしく、頻繁にその人の名前をフィリピン人の女の子たちから聞きました。
そして彼のあまりのハンサムさに、地元の広告か何かのモデルになって、現地ではジャニーズのように称えれれていたそうです。
残念ながら僕はそこまでの領域には達しませんでしたが笑。
【日本人がモテる理由】
日本人がモテる最大の理由は、フィリピンでの日本人のステータスが高いことが挙げられます。
日本はとても豊かな国です。
特に東南アジアの人々からすれば日本人は金持ちに見えます。
フィリピン留学は安いと言っても、大体1ヶ月で航空券を入れたら10万円以上はします。
学生の間にフィリピンにお金を払って英語を勉強しに来ているというのは、現地のフィリピン人からしたら当然金持ちに見えて仕方ないでしょう。
なので、フィリピン人の間では日本人と結婚できれば裕福な暮らしができるので、物価の違いから日本人のステータスが好印象を与えます。
【フィリピンでモテるようになるには?】
日本人のステータスが良いからと言って、必ずしもフィリピンを訪れる日本人皆がモテ期を手に出来るわけではありません。
フィリピン人も日本人のステータスにつられているだけではなくて、私たち日本人が恋に落ちるように、最終的には人柄です。
いつも暗く、全く会話をしないような日本人と、いつも明るく、笑顔な日本人とでは、必ず後者が好かれます。
それはどの国に行っても同じことだと思います。
フィリピンでモテ期を手に入れたい方へ、僕からできるアドバイスとしては、フィリピン人だからと差別せず、対等に接する、人間として普通のことができ、なおかつ、英語が話せなくても明るくコミュニケーションを取っていれば自然と現地人に溶け込み、きっとあなたのことに興味を持ってくれるフィリピン人が現れるはずです。
あと、確実に短髪の方がモテます!確実に!
【まとめ】
今回の記事はかなり私情が入った内容となりましたが、僕のフィリピンでのエピソードを赤裸々に、面白く綴ってみました。
この記事だけ読むと、僕がモテる男のように思われてしまうかもしれませんが、先にも言った通り、僕は鈍感で、中学、高校の青春時代全くモテなかった男の1人なので、僕の第二次モテ期も「フィリピンマジック」によって生まれたものであると言っても過言ではないでしょう笑。
フィリピン人は喜怒哀楽をはっきり表現し、言いたいことはすぐに口に出す人柄なので、自分に興味を持っている人が誰なのか僕のような鈍感男でもはっきり分かることができ、その自覚によって「モテ期」というのを体験できるのかもしれませんね。
早くコロナが明けて、またフィリピンに行ける時が来るのを心から願っています。

KAI(World Map Japan 代表、マーケティング担当、ライター)
在住国:現在エストニア在住、過去カナダに5年間在住
海外歴:7年
今までに訪れた国:32カ国
話す言語:英語、スペイン語、エストニア語(勉強中)
資格:英検1級、TOEIC940
ひとこと:世界各国の全ての情報がこのサイトで閲覧できるよう日々活動していますので、どうぞ宜しくお願いします!