グローバル化が年々進み、海外留学を希望する学生が増えてる中、アジア圏への留学もここ10年で人気を高めています。
その中で、英語が準公用語のマレーシアの大学留学は、今最も注目を集めています。
今回は、「マレーシア大学留学が人気のワケ」を、日本の大学と比較して解き明かしていきます。
Contents
マレーシアの大学留学が人気の3つの理由
マレーシアには現在20の国立大学、37の私立大学、11の海外大学の分校、さらに多くの私立カレッジがあり、東南アジアの中で一番大学数が多い国です。
英語での質の高い教育が受けられることから、アジア圏だけでなく中東やアフリカなどの国々からの留学生も多く、国際色豊かな留学先として大きな注目を集めています。
その理由は、
学費と生活費用のコスパの良さ
一般的なマレーシアの私立大学の授業料は年間約80~100万円で、学費がアメリカやイギリスなどの有名大学と比べると約半分。
また、物価も安く滞在費や生活費も安く抑えられます。
大学カリキュラムは3年で卒業できる
マレーシアの大学のシステムは、1年生から専門科目を履修できるので、3年間で卒業できるケースが多いです。
仮に、留学前に英語を1年間学んだとしても、日本の同級生と同じタイミングで卒業できますので、就職に不利にはならないです。
海外の有名大学と提携している大学のコースが受講でき学位も取得できる
マレーシアに居ながら、アメリカ、イギリスやオーストラリアなどの海外の有名提携大学のコースが受けられ、また海外大学の学位もコースにより取得が可能です。
マレーシアの大学がの世界ランクが急上昇!
マレーシアのメディアSTARによると、2021年の世界QS大学ランキングで、マレーシアの5つの研究大学が初めて世界のトップ200以内に仲間入りした他、それぞれのランクも急上昇してます。
特に急上昇が見られるのは、マレーシアでトップのマラヤ大学(昨年の70位から59位)と、留学生に人気の私立大学テイラーズ大学(昨年の511-520位から379位)です。
また、今回は合計19のマレーシアの大学がQS2021世界ランクにランクインしてます。
https://www.thestar.com.my/news/nation/2020/06/10/malaysian-varsities-flying-high
参考までに、QS世界ランクをマレーシアの大学VS 日本の大学で比較してみると、以下のような結果に。
24位 東京大学
38位 京都大学
56位 東京工業大学
59位 マラヤ大学(マレーシア国立大学)
72位 大阪大学
189位 早稲田大学
191位 慶応大学
321位 広島大学
362位 東京医科歯科大学
379位 テイラーズ大学(マレーシア私立大学)
391位 UCSI大学(マレーシア私立大学)
403位 神戸大学
マレーシアの大学の世界ランク急上昇の大きな要因は、毎年成長しているアジア圏の経済発展。
数年後にもしかしたら、テイラーズ大学が早稲田や慶応を追い抜くこともあり得るかも。
将来性を秘めたマレーシアの大学留学は、卒業後のグローバル社会にプラスに働く可能性があるかもしれません。
マレーシアの大学と日本の大学との違い
大学入学基準
日本の大学とマレーシアの大学の入学基準は大きく異なり、マレーシアの大学入学は、日本のような入学試験はありません。
その代わり、高校での成績と英語力を証明する資格(TOEFL:トーフル、IELTS:アイエルツ)が入学の合否を判断する基準になります。
なので、有名高校を卒業していなくても高校での良い成績と英語力があれば、名門大学への進学の機会があるとフェアなシステムです。
入学時期の多様さ
日本の大学は基本的に4月入学ですが、マレーシアの大学は年間2~5回の入学時期があるのでとてもフレキシブル。
例えば、3月に日本の高校を卒業してから数か月の空白時期を限りなく少なくしてマレーシアの大学留学が可能になります。
学校選びの基準は「何を勉強したのか!」
日本の場合、大学ランキングを意識し過ぎた進路選択をする傾向がありますが、マレーシアの場合、日本のような偏差値の格付けはほとんどされていなく、どのような教育を提供できるかに重きを置いているので、大学のランクが高ければ高いというわけではありません。
なので、成功する大学進学のポイントは、大学ブランドよりも「何を勉強したいのか」「将来はどの進路に向かうのか」に重点を置き、自分に合った学校選びをおススメします。
学びの幅が広がる、海外提携大学とのコラボレーションシステム
マレーシアの大学留学の大きなメリットは、海外の有名大学と提携している大学が多く、多くの大学で質の高いカリキュラムを受講できるシステムが整っています。
海外大学への編入プログラム(ツイニングプログラム)
学位まで取得できる(デュアルディグリープログラム)
上記双方、マレーシア分校で本国と同じプログラムが受講でき、マレーシアでコストを抑えながら、学びの幅がグーンと広げてくれるこれらのプログラムは、マレーシアの大学留学の一番の強みと言えます。
留学生に人気のマレーシアの大学
マレーシアに居ながら、海外の有名大学のカリキュラムを受講できる、日本人留学生に人気の大学8校をピックアップ!
Taylor’s University(テイラーズ大学)
https://university.taylors.edu.my/
マレーシア私立大学で世界ランキング最上位の名門大学。米国名門大学編入プログラムが人気。
UCSI University (USCI大学) https://www.ucsiuniversity.edu.my/
マレーシア私立大学で世界ランキング最上位の伝統のある名門大学。
学費が比較的安く、米国名門大学編入プログラム、ツイニングプログラムを導入。
Asia Pacific University (アジアパシフィック大学) https://www.apu.edu.my/
世界中から留学生が集まるマレーシアIT系や工学系に系に強い大学。
ビジネス、技術の学部に定評があり、企業からの評価高く就職率も高い。
HELP University(ヘルプ大学)https://help.edu.my/
イギリスやオーストラリアの名門大学とのツイニングプログラムを実施。
Monash University Malaysia(モナッシュ大学マレーシア校)
https://www.monash.edu.my/
世界大学ランキングTOP100の常連、オーストラリア本校の学位がマレーシア校で取得可能。
Sunway University(サンウェイ大学)
https://university.sunway.edu.my/
英国の名門ランカスター大学とのデュアルディグリープログラムを実施。
University of Nottingham Malaysia(ノッティンガム大学 マレーシア校) https://www.nottingham.edu.my/
英国で大学ランキング上位の名門ノッティンガム大学のマレーシア校。
イギリスの本校と同じ質の高いカリキュラムの授業を提供しており、
INTI International University and Colleges (INTI国際大学)
米国の国際私大ネットワークの加盟大学。ADPやツイニングの選択肢が豊富。
マレーシアの大学システムは就職に有利に⁈
マレーシアの大学の注目度が世界で高まってきていますが、東南アジアの留学経験者を必要とする企業は、欧米留学経験者と比べるとまだまだ需要が低いのが現状です。
ただその中で、マレーシアの大学のツイニングプログラムやデュアルディグリープログラムを活用して、欧米留学と東南アジア留学の両方を経験した学生はかなり希少な人材になり、間違いなく企業から興味を持ってもらえます。
マレーシアの大学留学へのサポート機関
海外留学となると、何から準備していいか?分からないことだらけで不安になる人も多いはず。
そんなマレーシアに関しての不安を、専門の留学‘’カウンセラーがA-Zまでサポートしてくれる有難い機関をご紹介します。
マレーシア留学センター https://www.mys-ryugaku.com/university/
東京、大阪、名古屋にサポートセンターがあり、メール、電話での無料相談も実施。
マレーシア留学支援機構 https://third-generation.co.jp/
スタッフ全員がマレーシア留学経験者で、マレーシア現地事務所に日本人スタッフが常駐。オンラインによる無料相談も実施。
海外留学推進協会 https://www.ryugaku.or.jp/malaysia/
各国への留学をサポートする一般財団法人。
東京と大阪にサポートセンターを構えていて、それぞれの国への留学に関する相談、学校選びなど、カウンセラーがサポートしてくれます。
マレーシア留学ネット https://malaysiaryugaku.net/
“結果を出す留学、結果をにこだわる留学“をコンセプトに、マレーシア留学をサポート。
東京と静岡にサポートセンタを構え、オンラインでも留学相談を実施。
まとめ
結論から言って、マレーシアの大学留学は、コスパが良く、国際感覚が学べる環境が整っているので、将来グローバルに活躍したい!と思っている人にかなりおススメです。
これまで、英語圏への海外留学を費用面で諦めていた方には、この機会にアジアならではのメリットが詰まったマレーシアの大学留学を考えてみて欲しいです。

2002年からマレーシア在住20年。アジアの目覚しい発展を日々肌で感じながら、“アジアで羽ばたく!”を目標に現地で働いています。
趣味は、新しいモノを見つけにバックパック一つで世界を旅すること。特にアジアの秘境や遺跡めぐりはかなり制覇。現地でしか体験できないコトから、毎回多くの学びを感じ取っている旅を実行中。