マレーシア

超お財布にやさしい美食の地『マレーシアのB級グルメ』6選!

東南アジアのマレーシアは、マレー系民族、中華系民族、インド系民族、また東マレーシアに多くいる原住民族など多くの民族の文化が融合し、イスラム教をはじめ仏教、ヒンドゥー教、そしてキリスト教とそれぞれの宗教、風習を尊重し合っている奥深い国です。

だからこそ食のバリエーションも豊富!

今回は、ローカルに大人気で絶対食して欲しいB級グルメを、マレー料理から中華系料理、インド系料理まで6選を紹介します。

マレーシア人のソウルフード『ナシレマ(nasi lemak)』

マレーシアは日本と同じくらいお米(ナシ=nasi)食文化。

その中で国民的人気の朝食メニューはナシレマ(nasi lemak)で、家庭だけでなくホテルや機内食にもよく登場する人気の一品です。

ナシレマ(Nasi lemak)とは、直訳すると「脂ご飯」と一瞬引く名前ですが、ココナッツミルク(脂)で炊いたご飯に、定番のおかず―イカンビリス(カリッと揚げたイワシの小魚)、揚げて塩をまぶしたピーナッツ、スライスしたキュウリ、ゆで卵、そして味の一番の決め手となるサンバル(唐辛子のマレーシア風味噌)が添えられてます。

また好みにより、スパイスの効いた肉料理(鳥、牛、ヤギ)も添えられるボリューミーなナシレマも人気です。

人気の秘密は、スパイシーなおかずとマイルドなココナッツミルクご飯の絶妙な味のコンビネーション。

とってもシンプルですが一度食したら病みつきになる味。

特に味の決め手となるサンバル(マレーシア風味噌)は、日本の味噌のように家庭や地方によって味付けが違うので、是非とも各地のナシレマをトライしてみて欲しい一品です。

 

中華系マレーシアの代表食『バクテー(肉骨茶/Bak kut teh)』

バクテー(肉骨茶)は、マレーシア在住の日本人の間でローカル食人気№1の一品。

ぶつ切りの骨付き豚あばら肉や内臓肉を、漢方用のハーブをふんだんに使ったスープでコトコト煮込んだ、言ってみればマレーシア風スペアリブ煮込みっぽい。

そのスープと肉をご飯にぶっかけて食すという何とも豪快な食べ方は、地元の中華系のエネルギーチャージ食として根強い人気があります。

発祥は、首都クアラルンプール郊外の港町クラン地区で、当時の中国・福建省からの移民が安い肉骨(骨に削ぎ残った肉)で故郷の味を、労働者の活力源である朝食として広めたとの説があります。

今でも本場のバクテーはクラン地区に多く、ローカルだけでなく観光客にも定評あり。

薬草くさいスープ、そしてボリューム満点のぶつ切り肉は、エネルギーチャージにはもってこいの一食なので是非トライしてみて。

 

インド系マレーシア人の定番朝食『ロッティチャナイ(Roti Canai)』

インド料理屋さんに行けば必ずある定番の朝食、ロッティチャナイ

ロッティとはパン(Roti)の意味で、パン生地を薄~く伸ばし→何層にもたたみ→丸く焼き上げる工程を繰り返しできるインド風パンケーキ。

それをさらっとしたカレーに浸し右手で食すのがスタンダードな食べ方。

焼き立てのロッティチャナイは、表面はサックサク、中はフッワフワの軽~い食感なので、何枚でも食べれそうな人気の一品。

ただ、カロリーはかなり高めなので食べすぎにはご注意を!

また、どこのお店でもロッティに具材のトッピングができ、バナナ、チーズ、卵入りなど、色々とバリエーションが楽しめるものロッティチャナイの魅力。

また、味だけでなく生地を伸ばしてたたむ職人技も独特でかなり見ごたえがあり、味だけでなく目でも楽しめる2度美味しい朝食です。

是非、作る工程から楽しんで見て下さい!

 

南インドの香りを感じる『バナナリーフカレー』

インド系マレーシア人のほとんどが南インドからの移民が多いため、本格的な南インド料理が食せるのもマレーシアの魅力の一つです。

バナナリーフカレーはバナナの葉の上に、ご飯、カレー2~3種、野菜の副菜3~4種が盛り付けられた、見た目にもお得感いっぱいの南国プレート。

カレー、副菜は好きなものが選択できるお店も多く、ベジタリアンのメニューも充実しているので、、辛さの度合いに合わせて好きなものを選べるのも魅力の一つ。

また、南インド料理は比較的辛さがマイルドで野菜料理も多いので、日本人の口に合いやすく現地の日本人にも人気です。

因みに、食後のマナーは、バナナの葉の端を手前側に重なるよう二つ折りにすると「ご馳走様」の合図。

もし間違えて、手前を向こう側に折ると「美味しくない」の合図になるのでご注意を!

 

カラダにがほっこりするベジタリアンのマレーシア風お茶漬け『ルイ茶(Lei Cha)』

マレーシア系中国人のルーツをたどると多くに客家系(中国北の広東省、福建省などからの移民)が多く、中国系が多く住むエリアではいろいろな客家料理を楽しむことができます。

その中でとってもクセがあるけどカラダがほっこりする一品が、マレーシア風お茶漬け『ルイ茶』です。

ルイ茶はベジタリアン食で、細かくカットした数種のゆで野菜(インゲン、青菜、豆類)、中国漬物、豆腐、ピーナッツ、ゴマなどお好みに合わせご飯にの上に盛り付け、そこに味の決め手とのなる薬草茶(バジル、ミントなどを磨り潰し出だしたホット青汁)を、お茶漬けのようご飯にかけて食すマレーシア風お茶漬け。

このホット青汁、かなりクセがあり見た目も青汁ぶっかけ飯感があるので、食を冒険しない日本人殿方やお子さんには苦手だとの声もちらほらと。

ただ、間違いなくカラダが喜ぶ味なので、疲れた時や野菜不足の栄養補給にはもってこいの一品です。

 

最後に国民的デザート、マレーシア風かき氷『アイスカチャン(Ais kacang)』

常夏だからこその国民的人気のデザートは、具沢山のマレーシア風かき氷『アイスカチャン』

アイスカチャンを直訳すると豆入りかき氷の意味で、その名の通りかき氷にゆで豆の他、果物、小豆、コーン、ゼリー、寒天などを具沢山にとり混ぜ、甘いシロップやコンデンスミルクをたっぷりかけた、一つでいろいろな味が楽しめる食べ応えのある超定番のデザート。

混ぜる具材やシロップの種類は、お店や民族によって多少異なり好みに合わせても選べることもできるので、是非自分の好みに合わせたアイスカチャンのオーダーをトライしてみて下さい。

因みに、マレーシアのデザートや飲み物は日本人にとって“甘すぎる”ことが多いので、甘いのが得意でない場合はオーダーするときに必ず「グラ(砂糖)マニス(少な目)」と伝えてみて。

また、飲み物に砂糖をいれないでの場合は「グラ(砂糖)コソン(ゼロ)」なので、これも覚えておくと便利です!

 

終わりに

多民族国家だからこそ一度でさまざまな食文化を楽しめるマレーシアは、食を通してそれぞれの宗教、風習、文化を知ることができるとっても魅力的な国。

その土地の風土や食文化を肌で感じ実際体験することは、旅行を楽しむ醍醐味であり人生をより豊かにしてくれるTIPSでもあります。

是非マレーシアに訪れ、見て、触れて、食してみることは、一見の価値ありです。

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