インドネシア

インドネシアに7年間滞在した筆者が紹介するインドネシアの魅力とは?

「大好き!」「馴染めない…」が極端に分かれるインドネシア。

日本に帰国して感じるのは、良いところも眉をしかめてしまうところもあるけれど、やっぱりインドネシアは魅惑の国だったな!と思います。

以下、私の7年間の滞在で感じたインドネシアの魅力を5つの項目に分けて綴ってみました。

インドネシア人の人柄

インドネシア人は、人懐っこくフレンドリーな国民性です!

もちろん、到着後の空港で親しく話しかけてくる、荷物を持つ、と言って寄ってくる人には要注意!ということはマストで、それ以外の話です。

少し顔見知った人はもちろん、全くの初対面でも街角で目が合っただけで「ク マナ?(ke mana?どこ行くの?)」「ダリ マナ?(Dari mana?どこから来たの?)」と挨拶代わりに笑顔を添えて声をかけられます。

ただ、この会話は本当に挨拶みたいなもので、説明が面倒だからと「あっち!」のように曖昧に答えても角が立たないのが気楽で、お互いに心地よい距離を保つことができます。

そして、親切でいつもニコニコ、のんびりとしたユルさがとても心地よいのも特徴です。

もちろん、時と場合によっては犯罪に巻き込まれないように注意は必要です。

しかし、道に迷っていたら「マウ ク マナ?(Mau ke mana?どこ行きたい?)」と声をかけてくれて教えてくれる、バスで立っていると言葉が通じなくとも手招きで席を譲ってくれる、問題が起きた時に「ティダ アパ アパ!(tidak apa apa!大丈夫、何とかなる!)」と受け流してくれる、など困っている人を自然に助けてくれます。

日本の“見て見ぬふり”文化に慣れきってしまった心に染み入る立ち居振る舞いに感激します。

一方で、親分気質で見栄っ張り、無責任な部分もあるため、解決できる見込みはないのに「大丈夫!任せっておけ!」と言い、後で「やっぱりできない。」と言い出したり、とんずらされたり、「そんな話聞いてない!」と逆ギレされてしまうこともあります。

日常生活で言えば、ですので、完全に任せ切っていた結果どうにもならず締め切り日に悲惨なことが…という場合も。

私生活で何かの修理やお願い事をしたのならまだマシですが、仕事だと相手先が絡んでくるので大変です。

お願いした書類ができていない、訪問を頼んだのにすっぽかした…など。

丸投げで何かをお願いするのは避けた方が無難ではあるのですが、そこを十分に分かった上で関わるとお互いに心地よい関係を築くことができます。

 

外国人の中でも日本人に友好的

インドネシアは、特に新日家が多い国ともいわれています。

田舎を旅すれば「トヨタ!」「ホンダ!」「アジノモト!」と、まるで私の名前のように呼んできます。

これは、歴史的背景が関係していると言われています。

簡単にインドネシアの歴史を説明すると、1602年からおよそ340年もの間、オランダに支配されていたインドネシア。

歴史好きであれば「東インド会社」という名前が記憶に残っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その東インドこそ、現在のインドネシアです。

太平洋戦争をきっかけに、日本はインドネシアを侵略。

この出来事をきっかけに、オランダの340年にも及ぶインドネシアの植民地支配を崩壊させました。

その後、3年間、インドネシアは日本の支配下に置かれますが、1945年第2次世界大戦の終わり、日本の降伏をきっかけにオランダがインドネシアを再支配しようと乗り出したところに始まった独立戦争。

インドネシアに残留していた日本兵約2,000人がインドネシア人に加勢、教育や訓練を施し、共に戦い、インドネシア人は見事独立を勝ち取とりました。

見方によっては「日本っていやらしい…」「結局は日本もインドネシアを占領していたんじゃないか…」などと複雑な心境にはなるのですが、多くのインドネシア人にとっては「(日本はインドネシアを数年の間、占領していたこともあるけれど、最終的には)日本は長らく植民地だったインドネシアの独立を手伝ってくれた!」ということが重要なのだそう。

また、最近では日本企業で仕事をするインドネシア人も増えてきており、仕事に厳しくも思いやりのある振る舞いができる日本人の気質をよく思ってくれるインドネシア人が増えてきているようです。

 

多様性を受け入れる国

インドネシアは、政府が把握しきれないほど膨大な島を抱える国家です。

また、地方によって、ジャワ人、スンバ人、スマトラ人、スンダ人、スラウェシ人、バリ人、ダヤッ人など、たくさんの民族を抱える国でもあります。

もちろん、人種によって気質も、主とする言葉も、習慣も異なります。

次第に薄れてきている文化であり、現在は商業化されつつあるようですが、腰蓑に金隠しを付けただけの裸族もいれば、人食い族と呼ばれていた民族もいます。

日本では考えられませんね。

よって、“多様性を受け入れる” ことには非常に慣れている国と言えます。

皆違っていい、違うのが当たり前。

だから、違うということを軽んじる・虐げるのではなく、「私は私、あなたはあなた」とお互いの存在を尊重できる土壌が整っているように思います。

日本だと “いじめ” や “仲間外れ” に発展しがちですが、インドネシアにはそれがない。

だって、自分も大切なように、相手も大切な存在、という考え方が浸透しているのですから。

その反面、相手も大切にする分、少しプライドが高い面もあります。

ですので、インドネシア人をむやみに馬鹿にしたり、人の前で怒ったりするとプライドを傷つけてしまうため注意が必要です。

 

バティック、革製品、工芸品、雑貨などが素敵

手先が器用と言われるインドネシア人。

バリ島へ行けば、大小たくさんの通りやパサール(市場)に日本でもよく見るバリ雑貨がいたるところに並んでいます。

雑貨好きさんは、1日中いても物足りないくらいの雑貨天国です。

また、バンドンやジョグジャカルタへ行くと、革製品や銀細工の工房があります。

もちろん、まがい物や質が良いとはお世辞にも言えない品もありますが、中には日本のハイブランドや有名企業に靴やカバン・アクセサリーを卸している工房もあります。

表札やウェルカムボード、置物をオーダーで作ってくれる工房もあり、2千円から注文が可能です。

時間があれば工房巡りをしてみると、日本では何十万円もする品が数万円、運が良ければ数千円程度の価格で手に入れられる可能性もあります。

そして、インドネシアといえば布です。

ソンケットやイカットと呼ばれる織物、バティックと呼ばれるろうけつ染めは無形世界文化遺産に登録されているほど、繊細な作業を要する見事な布です。

インドネシアでは、気に入った布をパサールで購入して贔屓のテーラーに持ち込み、Rp.350,000~Rp.600,000(高くても日本円で1万円しない)程度で、好みのデザインに服を仕立てて着る文化が残っているため、ファッションにこだわりのある方にとっては自分らしいオシャレを楽しむことができます。

また、イカットやバティック、ソンケットは日本の和服としても雰囲気が似ているため、現地で浴衣や着物・帯を仕立てて着る、粋な装いの和服を持つ日本人女性も多いです。

日本でもバティックの着物が最近じわじわときているほど、現地で自分好みのバティックで浴衣を仕立てて日本に帰国してから着る、なんて個性的な浴衣があってもいいのでは?

ちなみに、現地では、日本文化に興味を持つ人も多いので、「華道も茶道を剣道も柔道も、日本伝統のことは何もできない!」という方も、難しくはないので着付けを覚えておけば役に立つかもしれません。

 

年中果物がおいしい

マンゴー、ランブータン、メロン、スイカ、ジャックフルーツ、ドゥク、グァバ、ジャンブ、ドラゴンフルーツ、たくさんの品種のバナナ、パパイヤ、ロンガン、パイナップル、ジュルックバリ、シルサック、サラック、マルキッサ、スターフルーツ、レッドグローブ、果物の女王マンゴスチン、果物の王様ドリアン…

日本でも馴染み深い果物も南国ならではの果物もたくさん!

何より驚くのは、味の濃さが違うことです。

メロンやスイカなど、朝晩の寒暖差が味に影響するものは日本の味にかないませんが、それ以外は完熟の手前で収穫されて流通に乗る、もしくは熟したものを収穫してすぐそばの果物屋さんで売られるため、インドネシアのフルーツは甘さや味の濃厚さが段違いです。

それぞれの出盛り期はあれど、年中お手頃価格で果物を楽しむことができるのもインドネシアの一つの魅力です。

また嬉しいのが、街角にマンゴーやバナナが植わっていることがあり、育っていくのを楽しむことができたり、気軽に採って食べられたりするのが日本と違う面白さでしょうか。

インドネシアは温暖な気候であるため、一文無しになってもそこら中でなっている果物を食べれば餓死することはない、と言われるほどの果物天国です。

 

最後に

インドネシアと一言で言っても語りつくせないほどの魅力がありますが、以上、私が思うインドネシアの魅力でした!

ぜひ、現地であなたなりの魅力を見出してくださいね!

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