『行けば人生が変わる』とも言われているインド。
実際にインドに行って『人生が変わった!』という人も多いからか、このジンクスを今でもよく聞きますよね。
そして、インドに一度行くと、インドにハマって何度も訪れてしまうという人もとても多く、長期で滞在する人も少なくありません。
インドが好きな人は、インドのどこに惹きつけられるのでしょうか?
今回は、私自身もインドが大好きなので、多くの旅人を惹き付けるインドの魅力をたっぷりとご紹介したいと思います!
Contents
全てが異世界
インドに一度足を踏み入れると、全てが異世界のように感じられます。
ただ街を歩いているだけでも、これは何?と思う食べ物、服、雑貨などをたくさん見つけることができ、常に興味を惹きつけられます。
そして、ごちゃごちゃとした街中、インドはリキシャーというタクシーが一般的に使われるのですが、このリキシャーのクラクションの音、暑い気温、いつでも話しかけてくるインド人、、、
ゴチャゴチャして、暑苦しくて、とにかく騒がしいのに、これらになぜかハマってしまう人が続出します。
また、インドは様々な宗教があり、宗教ごとで服装などが変わりますし、お寺などもたくさん見つけることができお祭りも多い国です。
それらはどこか神秘的な空間を作り出します。
私が思うに、インドでは人間らしい、素直、神秘的、ごちゃごちゃ感、など多くのインドらしいと思わせる要素がたくさんあり、それらがインドという一つの空間を作っていて、多くの人を惹きつけるんだろうなと思っています。
ぜひみなさんもインドの異世界を感じに行ってほしいです!
一人で行っても絶対に寂しくならない国
インドの人は、基本的にとてもフレンドリーです。
街を歩いているだけでもインド人から話しかけられますし、観光地に行けば一緒に写真撮って!とお願いされることも多いです。
ですから、インドは一人で行っても全く寂しくなりません!
むしろ一人にしてほしい!と思ってしまうくらい、周りがたくさん話しかけてくれますよ。
インドの人は英語が話せる人も多いので、あまり言葉についての心配はいらないです。
ただ、「話しかけてくる人が全員良い人である」ということはないので、「海外に来ている」という自覚を持って必要最低限の警戒をしながら現地の人との交流を楽しんでください。
私は、長期滞在した場所でお気に入りのチャイ屋さんやパン屋さんととても仲良くなり、インドの楽しい思い出ができました。
命について考えることができる
インド、特にバラナシでは死を身近に感じることができます。
バラナシはインド北部にある都市で、ガンジス川はインドのヒンドゥー教の人々にとってとても大切な場所です。
ガンジス川は、インドの公用語であるヒンディー語では『ガンガー』と呼ばれていますよ。
ガンジス川では、毎日インドの方が沐浴をしている様子を見ることができます。
その沐浴の目的は、自分の罪を洗い流すことです。
多くの人が毎日お祈りをしながら沐浴しています。
このガンジス川は、沐浴以外にも様々な役割を持っています。
一つ目は、生活用水としての利用。
川では洗濯をしている人や、沐浴だけでなく体を洗っている人などもいます。
そして、インド人にとってガンジス川が最も大切な理由は、ガンジス川があるバラナシは死期が近くなったヒンドゥー教の人が死を待つ場所なのです。
ヒンドゥー教の人にとって、ガンジス川で遺灰を流されることは最上の幸福。
ガンジス川のほとりにはいくつか火葬場があり、亡くなった人はここに運ばれてきます。
そして火葬され、遺灰はガンジス川に流されます。
ですから、ガンジス川の火葬場の近くを歩いていると、毎日亡くなった方が運ばれてくるのを目にするため、死をとても身近に感じ、ガンジス川を眺めながら考え事をしていると、自然と命について考えることが多く、インドだから考えられたことなのだと感じることが多くありました。
そんな日本では味わうことができない体験も、インドの魅力の1つです。
*ガンジス川には病原菌がたくさんおり、世界でも汚染がひどい川とも言われているので、沐浴するときはリスクを十分に調べた上で沐浴してください!
私は沐浴したのですが、ガンジス川に入り終わったあと、すぐにシャワーを浴びました!
文化に触れられる場所・ことが多い
インドには様々な文化に触れられる場所・ことがたくさんあります。
いくつかご紹介しますね。
・伝統儀式に触れる
バラナシでは、毎晩ヒンドゥー教の伝統的な神への礼拝儀式である『プージャ』と言われるものがあり、毎晩多くの人たちが集まってきます。
厳格な儀式であるため、普段はお茶目で、ずっと話しかけてくるインド人もみんな儀式に集中しており、ここが神聖な場所なのだと感じさせられました。
外国人旅行客でも一緒に儀式を見ることが可能です。
・インドの伝統衣装を着る
インドの伝統衣装『サリー』も訪れた際はぜひ着てみてほしいです。
サリーは高級品のように思われるかもしれませんが、インドの女性は日常的に着るものですので、値段は高いものからお手軽なものまで様々です。
私は2000円くらいで購入しました!
サリーの着方は、初めて着る際はよく分からないと思うので、ぜひ現地の人に着方を教わってくださいね。
サリーに決まった着方はなく、人や地域によって少しずつ異なります。
それを体験するのもインドならではの楽しみです。
・メンヘンディ(ヘナタトゥー・ヘナアート)
メンヘンディは、ヘナという植物で肌を染めて模様を描くものです。
メンヘンディ、または、ヘナタトゥーと言いますが、植物から取れる天然染料で、1-2週間で消えるものです。
インドでは伝統文化になっていて「邪悪なものから身を守る」「幸運を呼ぶ」と言われています。
特に結婚式の時花嫁は、必ずメンヘンディをし、足や手にびっしりと描かれるのですが、このメンヘンディの色が濃く出るほど花嫁は幸せになれると言われています。
最近では手軽なファッションとしても取り入れられており、街中でメンヘンディのデザインを並べる人たちがいますので、そこでデザインを選ぶと描いてもらうことができますよ。
繊細なデザインをささっと描いてもらう時間は見ていても飽きませんし、流石本場インド。
日本ではなかなか見つけられないようなデザインを描いてくれます!
インドに行った際はぜひ体験してほしいです。
もちろん女性だけでなく、男性も体験できますよ!
価値観が変わる
『インドに行くと価値観が変わる』と言われています。
その一番の理由は、思いがけないことがたくさん起こり、それらを体験することだと思います。
インドは、本当に日本では考えられないことがたくさん起こり、インドに来たからにはそれらを乗り越えなければなりません。
電車が数時間遅延することも日常茶飯事ですし、適当なこともたくさんです。
多分多くの人が何かしらトラブルに遭うでしょう。
ですが、それらを乗り越えていくと、段々と自分が強くなっていくように感じます。
インドは物乞いの方が多く、貧富の差を毎日目の当たりにしたり、ガンジス川で死を身近に感じたり、人の優しさに触れたり、インドでは考えさせられることがとても多いです。
私は、インドに行って全てが思い通りになるなんてことはないのだと思い、心がとても広くなりましたし、多少適当なことをされても許すことができるようになりました。
どうしても許せないことに関しては、インド人が相手でもはっきりと話すことができ、意見を言えるようにもなりました。
日本での生活に不満があっても、良いことの方に目を向けることができるようになり、インドで過ごした時間は私にとって今でも大切なものとなっています。
まとめ
今回は、訪れる人の価値観を変える『インドの魅力』についてご紹介しました!
インドは本当に語りきれないほどの魅力と、行った人にしか分からない魅力で溢れています。
人生で必ず一度は訪れてほしい国です。
危ない、汚い、お腹を壊すなどマイナスなことをたくさん聞くインドかもしれませんが、素晴らしいところもたくさんあります。
ぜひこれから旅行したい国のウィッシュリストに入れてみてください!

高校生の時にオーストラリアへ留学、洋楽にはまったことをきっかけに大学生になったら世界中を旅すると決め、アジア、中東、アフリカを中心に19カ国を大学5年間かけてバックパッカーで旅をする。日本中もヒッチハイクで旅をしていました。
途中フィリピン留学、台湾留学を経験。多くの人が旅をするきっかけを作りたいですし、今でも私自身旅が大好き。これからも、色々な国を旅したいです。