古い歴史を持ち、神秘的な場所を多く持つエジプト。
一生に一度は訪れてみたいと感じる国でもありますよね。
ですが、アラビア語を使う国、中東、アフリカ大陸、イスラム教徒、、、
旅行するには少し分からないことや、不安になる要素もいくつかあることも事実です。
今回は、そんなエジプトについての基本的な知識や特徴についてご紹介します!
読み終わる頃にはきっとエジプトに行ってみたくなると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Contents
エジプトの国について基本情報
・国について
エジプトは、アフリカ大陸北東隅に位置する国。
国土面積は100万2450k㎡で、なんと世界で30番目に大きい国です。
日本の2.6倍ほどの面積になります。
しかし、その国土の95%はなんと砂漠で覆われているので、人が住める場所は限られており、中東と北アフリカの地域の中では2番目に人口密度の高い国と言われているのですよ。
中でもカイロは世界で最も人口密度の高い国の一つで、一度カイロに行くとその人の多さに圧倒されます。
・国旗について
エジプトの国旗は、上から赤、白、黒。
そして、真ん中に金色サラディンの鷹(国章)が配されています。
赤は革命で流された血を示し、白は明るい未来、黒は革命前の暗い過去を表しているそうです。
中央の鷹はムハンマドの出身部族である、クライシュ族のシンボルからきています。
・言語について
エジプトの主要言語はアラビア語です。
その中にエジプト方言というものがあって、アラビア語を勉強している人はエジプト方言を勉強しないと分からないほど、現地では訛りがあるそう。
旅行するときは英語が通じるところが多いので、あまり困らないかもしれないのですが、エジプトは数字が違うので、数字は覚えていても良いと思います。
写真はレストランのメニュー表ですが、小さな点のようなものがアラビア語の数字です。
メニューでは、外国人用に英語と普段私たちが使う数字を使ったものもあるのですが、もしもタクシーやUber、ローカルマーケットに行きたい場合、数字を読む必要がある場面が出てくると思うので、エジプトに行く前にアラビア数字の画像を保存しておくといいかもしれません。
エジプトの1年間の気候はどんな感じ?
エジプトは、国土の半分が砂漠気候となっていますので、年間を通して雨がほとんど降らないような国です。
エジプトは主に二つの季節があり、大きく分けると11-4月、5-10月で季節が分かれます。
11-4月は比較的温暖な冬のような感じで、観光に適している時期と言えるでしょう。
気温は10℃くらいから25℃くらいで、日本人にとっても過ごしやすい気温です。
逆に5-10月は日本人が経験することのない、気温50℃を超えることもあるような時期になります。
この時期にエジプトに訪れる際は、服装と水分補給などしっかりと対策を取って行くようにしましょう。
半袖や半ズボンよりも、現地の人たちに習って、通気性の良い薄手の長袖、長めのパンツやスカートを着る方が暑さに対応することができ良いそうです。
エジプト人の9割がイスラム教徒
エジプトはイスラム教の国でして、人口の約90%の方がイスラム教徒です。
多くの女性がヒジャブを被っており、それぞれが好きな色のヒジャブをまとっておしゃれを楽しんでいることがわかります。
ただ、観光地として世界的に有名で外国人旅行客が多いエジプト。
お酒も本来はイスラム教徒である場合飲めないのですが、お酒を販売しているところもあります。
私が出会ったエジプトのイスラム教徒の人たちは、自分の中でルールを決めてお祈りのタイミングを決めたり、お酒の飲み方を決めたり、自分自身で宗教との関わり方を考えている人が多いと感じました。
それぞれが自分なりに宗教と向き合っている人も多い国なのだなと感じました。
お祈りしていないから、なんでお祈りしないの?などと聞いてしまうと、相手はとても嫌な気持ちになりますので、エジプトで出会った人に宗教に関して質問するときは、相手のことを考えた言葉選びをしながら聞けるといいと思います。
また、エジプトとイスラエルは4度戦争をしており、平和条約を締結しておりますが、納得していない国民も多いため、イスラエルの話もあまり好まれないので、気をつけてください。
エジプトの人たちはとってもフレンドリー!
エジプト人の人たちはとってもフレンドリーな性格の持ち主です。
特に若い人たちはフレンドリーな人が多く、観光地やカフェに行くと「一緒に写真を撮ろう!」 と声をかけてくれることが沢山あります。
少しローカルな街に行くと、英語を話せないような人たちも沢山いるのですが、そんな人とも簡単なアラビア語を覚えているとすぐに仲良くなれるので、ぜひ簡単なアラビア語を覚えてエジプトに行ってみてください。
覚えておくとおすすめなのは
- シュクラン:ありがとう
- アフワン:どういたしまして
の、二つです。
使える機会が沢山あるので、ぜひエジプトを訪れた際は使ってみてくださいね。
エジプトは世界遺産がとても多い国
エジプトは世界遺産がとても多い国としても知られています。
エジプトの世界遺産は全部で7つあり、これだけ多い国はなかなかありません。
文化遺産
・メンフィスとその墓地遺跡
・古代都市テーベとその墓地遺跡
・アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群
・カイロ歴史地区
・アブ・メナ
・聖カトリーナ
自然遺産
・ワディ・アル・ヒタン
アフリカ大陸の中では6番目に世界遺産が多く、アフリカ大陸を訪れた際はぜひエジプトも目的地の候補に入れていただきたいと思います。
その中の「メンフィス」、そしてその墓地遺跡と多くの人がすぐに思い浮かべることができる「ギザ」というエリアの世界遺産は、全て首都である「カイロ」からバス、電車、タクシーなど交通機関を使って1時間ほどで行けるので、ぜひ行っていただきたいです。
私自身、知っている世界遺産の実物を見た瞬間、ピラミッドほどこんなにテンションが上がった場所はありません。
今でもピラミッドがとても好きなので必ずもう一度行くと思います。
皆さんもぜひ行ってみてください!
エジプト料理
エジプトはとても古い歴史を持っていますが、パンやビールは古代エジプトから消費されていたことが知られており、ペルシア、古代ギリシャ、古代ローマ、トルコとの交流もあったそうで、様々な食文化の影響を受けているのがエジプト料理です。
基本的にはハラール料理になりますが、地中海料理や西アジア、西ヨーロッパなどの多くの文化の影響を受けたエジプト料理はとても美味しいですし、日本人の口にもよく合います。
エジプトはシーシャ発祥の地
シーシャの発祥地は諸説があるのですが、トルコかインド、そしてエジプトのどこかという説が有力になっています。
ですから、エジプトではカフェやレストランに行くとシーシャ(水タバコ)が吸える場所が多いです。
昔は味のないタバコを水に通して吸っていたのですが、現在のシーシャにはバニラ、いちご、リンゴなど様々なフレーバーがあります。
このように味や甘い香りのシーシャ。
実は発祥はエジプトなんですよ。
りんごジャムにタバコの葉をつけてみたら美味しかったことがきっかけとなり、フレーバー付きのシーシャが作られるようになったそう。
体には害がやはりあるのですが、文化として試してみたい方は自分でしっかりと調べた上で試してみてください。
まとめ
今回はエジプトの特徴についてご紹介させていただきました!
エジプトにはエジプトにしかないものが沢山あり、しかもどれも日本人がしっかりと楽しめるようなものです。
エジプトは他の国にはない独自の魅力を持っている国だと感じたので、ぜひ一度は訪れていただきたいと思います。
世界遺産や現地の人との交流も楽しめ、食事も美味しく独自の文化があるという旅行者にとっては最高の国です。
エジプトのことが好きな人が増えることを願っています。

高校生の時にオーストラリアへ留学、洋楽にはまったことをきっかけに大学生になったら世界中を旅すると決め、アジア、中東、アフリカを中心に19カ国を大学5年間かけてバックパッカーで旅をする。日本中もヒッチハイクで旅をしていました。
途中フィリピン留学、台湾留学を経験。多くの人が旅をするきっかけを作りたいですし、今でも私自身旅が大好き。これからも、色々な国を旅したいです。